2025/11/11

11/11 雑記

三宅唱監督作品『旅と日々』を観賞すべく、流山おおたかの森を目指す。当然ながらつくば駅までは自転車、駐輪したのちホームに降りると知った顔のオジさんが。あ! 前に住んでいたアパートの上階に住んでいた人(通称:OJ)! わあ! 勢いのまま声をかけると覚えていてくれて、元気な様子に安心する。今も近所に住んでいてたまに店の前を通り過ぎることもあるらしい。ではまた! 声をかけて区間快速に乗車。戸川昌士『進め! 猟盤日記』を読んでたら、あっという間に到着。

流山おおたかの森SCの映画館は、つくば界隈には少ないTOHO CINEMAS。一般料金は2000円。ややたじろぐもチケット購入、前より真ん中の席をとったのだが、やはり都市部というべきかお客さんが多い。余裕のガラガラではなく、前後左右に数席空けて座る人がいて、少々緊張。同時に近所の映画館は人が少な過ぎるんだな〜と感じる。車か自転車でしか行けないってのは不利だよなあ。

さあ、本編。「海辺の序景」をベースにした前半、河合優美に見惚れているとパッと画面が切り替わる。こりゃ複雑な構成なのかもとスクリーンを凝視していると列車はトンネルを越えて雪国に……。つげ義春の漫画を映画に描き写すって試みが大成功。つげ作品に漂う旅情、とぼけた寂寥感がうまく再現されていた。役者が漫画っぽい顔に見えてくるのが面白い。よく89分でまとめたなあ。

余韻にひたったまま、電車を乗り換えて、向かうは柏。目的地はディスク・ユニオン。お目当てのレコード等々を買うと財布の中身はみごとに空っぽ。どこにも寄れるわけもなく、まっすぐに帰路につく。

0 件のコメント:

コメントを投稿