この本は、ヒッピーがはじめた数々の試みが、たんに60年代のわがままな若者たちの新奇な風俗現象などで説明されるものではなく、「人類の彼岸をさがしもとめる試行錯誤であり、サンフランシスコ・ヘイト=アシュベリー街区は若者世代の実験場であった」という大きな視点に立ってみることで、ヒッピーとはなにかをマンガ形式でさぐってみたものです。
スペクテイター編集部(編)『ヒッピーの教科書』が届きました。
2019年に刊行された『Spectator』の同名特集に収録されたマンガ記事「ヒッピーの歴史」(原作:赤田祐一/作画:関根美有)に加えて、用語解説と人物名鑑、ブックガイド、ヒッピーカルチャーを通して描いたサンフランシスコのマップなどで構成された約110ページ。5年前の雑誌本体よりもぐっとガイド本としての強度が増した、上製本。ピースマークってそもそも、何なの? って問いかけは今こそけっこう重要じゃないでしょうか。
販売価格は1980円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。
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