曽我大穂さんのLIVEを自分の店で開催。次の日は、友人のラッパー・泰尊のLIVEが笹貫という小さな街のコーヒー屋〈ROCKPOINT COFFEE〉であるので、それに出店。深夜まで及んだパーティー明け、通常営業をしてから〈Factory〉に大穂さんのLIVEを観に行く。という怒涛の3日間が終わった昨日、店をいつも通り7時30分に開けて14時には早仕舞い。16時には布団に入り、起きたら植田さんから「2023年を振り返る」の原稿の話がきていた。
「2022年を振り返る」にも書いた通り、無事に自分の店〈食堂 湯湯〉を、4月1日にオープンすることが出来た。鹿児島市の繁華街、天文館からも近い名山町というエリア、歯医者やゲストハウスの入るビル1階の通路1番奥に店はある。7時30分開店、17時閉店。朝から開いている食堂であり、本にCD、レコード、器、食材などを販売するヴァラエティ・ストア。展示やLIVEも開催している。
ああでもない、こうでもない、とひとつずつ試行錯誤して日々店を営んでいくのは面白い。でも1番面白いのは「これをしたい!」「あれをやろう!」となった時に、瞬発力をもってすぐに取り掛かれること。会社員の時には出来なかったからね。それが自分の店を持つということの意義なのだろうか。少々いびつでも構わない。とりあえずやってみなきゃ始まらないのだ。ようやく、スタートラインに立てた気がする。
嬉しいことに、近所の人から遠方、遠くは海外の方まで、いろんな人が気にしてくれていて、店に来てくれた。案外、交わす会話は少しだったりするのだけど、確かな手応えを感じたり、縁が続いていく予感がしたり、別にわざわざ繋がらなくとも、店があるだけで出会える人がこれだけいるということには、おおいに力をもらえた。あとは、日々の変化を面白がってくれる友人や常連の皆様にも感謝。
店で開催した展示やLIVE、行ったイベントなどをひとつひとつ振り返っても良かったんだけど、あまりに多いしやめておく。振り返る暇もなく突き進み、気がつけば全然知らない場所に立っているのは爽快だ。32年の人生で、こんなに「生きてる!!!」と実感を持った日々は初めてだった。他人をとやかく言ったり、ビーフしてる暇は無いっつーの!
と、こんな感じで忙しくはあった。ストッパーを掛けないことだけを自分に課し、出来ること、やりたいことは可能な限りやってみた1年だった。もっと整理して出来たことも、もちろん反省もいくつかある。淡々と通常営業を続ける店に憧れてるが、そうはならなかった。その良し悪しはおいといて、来年はもう少し通常営業のこと…料理でひと皮剥けたい気持ちがある。あとは鹿児島以外でも料理が作れたらいいなとも思っている(通常営業と言いつつ)。そこに、店が面白くなる次なるヒントがありそうな気がするけど、どうだろう。
朝から暇を見つけては書いていて、もうすぐ閉店時間。最後に、2023年に観たLIVEでもとりわけ印象に残ったブラジルのバンド・BALA DESEJOの「Baile de Máscaras」を聴いて踊ろう!!(解散するらしく悲しい)
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