-3rd album『オン・ザ・ドーロ』完成おめでとう! リリースにあたって、今作の生まれた経緯、制作や生活の状況に聞いてみたいと思います。そもそも、いつ頃から作ろうと思っていたの?
ありがとうございます!今作は、2021年に決行した「Near Tour 2021(*)」で繋がりある地方をツアーで回って、その中での出会いや経験を詰め込もうと思い形にしました。
ずっと構想が頭にあったので、出来ればツアーが終わってすぐ形にしたかったんですが、〈GOOD NEAR RECORDS〉の開店やスタジオ作りが重なり着手するまでに随分時間がかかりました。
(*) 新潟、日立、栃木、埼玉、東京 3ヶ所、静岡、神戸、鹿児島 2ヶ所、奄美大島をまわったツアー
-前作『Entrance F.R.E.E』から約3年ぶりの新作だけれど、つくり始めるにあたって意識したことはあるのかな?
『Entrance F.R.E.E』は、コロナ禍もあってやや低空飛行なテンションで作りましたが、今回はアッパーな雰囲気を意識しました。ドライブで気持ちよく聞けるアルバムを作りたかった。とか言いつつ、毎回車ネタ多めな気もしますが(笑)。
あとは、今までは行き当たりばったりで作ってそれにタイトルを付けてましたが、今作はコンセプトやタイトルを先に決めて、それに向かって作詞作曲するという作り方をしました。スタジオもできたので集中して制作できました。音質もなかなか良くまとまったと思います。制作期間は4ヶ月くらい?
-「オン・ザ・ドーロ」ってタイトルは、いつごろ、どんな状況で着想を得たのかな? オレの記憶では2年くらい前から言いはじめていた気がするのだけど。
友達の泰尊という鹿児島のラッパーが”On the Road!!”とラップしていて、そこから着想を得ました。自分に置き換えた時に俺は”Road”って言うより”ドーロ(道路)”って言う方が合ってるなぁなんて、ぼんやりダジャレついでに頭で考えてて……丁度次は車をテーマにアルバムにしようと決めていたから、「コレだ!」となりました。(Special thanks 泰尊!)
-そうか。オン・ザ・ドーロは泰尊くんとの交流を通して着想を得たわけだ。でも、そのトンチの効いた言葉遊びもエスプラらしいよね。じゃあ、アルバムの幕開けになる表題曲の話に移ろうか。2019年のファースト『Song of the N.E.A.R』の冒頭を思わせるイントロでオヤっとなる人も多いんじゃないかな。ここは意識的なオマージュなのかな?
そうですね、割と意識というか、できた時にこの感じ1stと少し似てるな、と思いました。でも明らかな別物になったしイイか!って感じです。
-「着くことが目的なのか? 走ることが目的なのか?」とか「俺は俺の道をゆく と言いつつ誰かが走った道を走る」なんてあたり、重要なリリックだと感じる。やっぱり、この「オン・ザ・ドーロ」がこのアルバムを象徴する曲になるのかな? 車社会のつくばだから得られる視点、生まれた言葉なのかなと思うのだけど。
アルバムのタイトル通り、この曲が全体的な説明みたいな感じになってる気がします。実際この曲が一番最初にできました。
突っ込んでもらった歌詞については正しくで、自分は日々つくば市の街で生活していて、この性格なんでなるべく社会的レールから外れたがっちゃうんですけど、外れ過ぎたらそれこそ逮捕されたり、制裁を受けたり、ショートカットしたつもりが遠回りになったり……どこか生活と車を運転することが重なったんですよね。
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