2023/08/05

金沢出張記①

8月4日。いつもよりちょっと早く起きて、着替えなどをリュックにつめて店に行く。昨夜のうちに準備しておいたスーツケースをピックアップ、バスに乗ってつくば駅。つくばエクスプレスで秋葉原から東京、北陸新幹線に乗り換えて金沢に向かう。大きな荷物があるから選んだビジネス車両(TRAIN DESK)が大正解! 静かな車内でリクライニングを最大限に倒して、ビールを一本。車窓風景を眺めながら、本を読んだり眠ったり。長野、富山を経て金沢に到着したのは13時半ころ。

旅情にひたる間もなくバスに乗り〈金沢21世紀美術館〉に向かう。絶好のタイミングで乗車して、大荷物が邪魔にならずに移動できた。パンパンに混んだバス。あちこちから来たであろう人が市場、庭園などで降りていく。目的地の美術館でも多くの人が降車する。アジア系の人たちはもちろん欧米系の家族連れなど、観光客の姿が目立つ。

降りたバス停の目に前に郵便局があり、ラッキー! いい流れのまま、仕立て屋のサーカスの会場に入る。関係者に挨拶をしてすぐに出店準備。1時間ちょっとかけて、大体完成。めずらしく写真を撮って、外に出る。やはり暑い! どこになにがあるかも分からない。コンビニを探して歩くうち、生ビールが飲みたくなるも、ちょうどいい店を見つけられず。今日から3泊するホテルを見つけてチェックイン。

17時前に会場にもどって最終調整。まわりの出店者と挨拶を交わし、コーヒーをいただく。本を買ってくれる人もいる。定時の17時半をちょっと過ぎて開場。のんびりとお客さんが集まってくる。本や音源に興味を持つ人もちらほら、少なくない反応があって一安心。古本がけっこう売れていく。照明担当・渡辺敬之くんもお約束のように数冊を買っていった。

定時から20分弱押して、一部が開演。オープニングの飴配りへの反応がよく聴衆の期待を感じる。スズキタカユキさんが動きだし、曽我大穂さんが楽器を鳴らして、パフォーマンスにうつっていく。終わりから始まったような暗さがあり、引き込まれる。……が、すぐに高音が気になる。明らかにつよく響き過ぎていて、まわりでは耳をふさぐ人もいる。観ていて負荷がけっこうかかる。

めずらしく一部で大布を屋根のように造形して、揺らしたところで休憩に。お客さんとやり取りをしながらも、公演のことが気にかかる。直に大穂さんに話しにいこうかと考えたが、やめておく。その後の二部はやはり、と言うべきか、音を操れないまま始まってしまう。演者誰もが会場の大きさを掴めていないようで、多くの演出が響かない。光、布、音がバラバラのままから滑りしているようなパフォーマンス。まったく楽しめず。

片付け後に大穂さんと夕書房・高松さんと行った店は大ハズレ。しっかり話はできた。明日もよろしく! と言い合って解散。自分はひそかな目的地〈819〉に行って飲み直す。バランス感覚のいいお店。お薦めのレコード屋、飲み屋などを教えてもらって、大満足。

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