2022/11/30

『BLUE』(7inch)

mmm『BLUE/Tanko Bushi,Row Your Boat』が届きました。
名作『safe mode』の冒頭曲であり代表曲をシングルカット! ビニールに直接シルクスクリーン・プリントを施した「浮き輪使用(これは、自分が勝手に言ってるだけです。浮き輪と同じ匂いだなあ、と)」はそのまま、A面は45回転、B面は33回転で合計3曲収録。7インチ・シングルの型を活かすための工夫がいきていて、針を落とす喜びを感じられます。正直に言って、素晴らしい。

販売価格は1980円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。

11/30 店日誌

11月30日、水曜日。昨夜19時に開演した「レコード寄席」のテーマは「アナログ最後の日、1989年のレコード」。冒頭の作品紹介から本編に入って約2時間半、あっという間に時間が過ぎた。田口史人さんの話は強い。上手い、面白いでは済まされない強度がある。今回、はじめてそう感じた。いい時間だった。

書籍、音源に入荷あり! オンライン・ストア〈平凡〉にも動きあり。

2022/11/29

『Face Time』vol.4

『Face Time』vol.4が届きました。
大阪市東淀川区にある自転車店〈タラウマラ〉が企画・発行するZINEであり文集、文芸誌と言っても大袈裟でない気もする『Face Time』の4号目にして休刊号。ストリート・カルチュアへの共感、理解と名もなき人の生と死への敬意が共存する稀有な冊子。ここでしか読めないテキストばかりで、震えたり笑ったり、感心したりと毎号楽しませてもらっています。

販売価格は1000円(税込)。タラウマラ発行のキングジョー『EVERYDAY LOVE』も在庫あり。

11/29 店日誌

11月29日、火曜日。今週末、12月3日(土)に開催する「みせたいおんがく」の下見のため、埼玉県東川口〈senkiya〉まで連れていってもらう。運転は主催者のナツナさん(絵描きのnatunatunaさん)。途中、高速道路を使って1時間半。殺風景な道沿いに突然、店があらわれて驚く。カフェ、ギャラリー、アウトドアショップ、菓子工房やベーグル店、革細工のお店などが同居する〈Kawaguchi Shinmachi〉という一街区になっている。

すぐそばには見慣れた牛丼やカツ丼のチェーン店もあるけれど、このエリア内だけ、どこか長閑。ほのぼのした空気が流れている。お洒落というより素朴。あの場所に、安心感を覚える人も多いのだろう(週八で来るひともいると聞いた……!)。

来週土曜日の催事には、東郷清丸さんを迎えてのライブ、ナツナさんのペインティング。当店の出店。〈senkiya〉が提供するコーヒーやスコーン、お菓子や軽食などもあり。なんとなく歩き回りながら、楽しめるよう工夫をするので、気軽に遊びにきてほしい。

今日は「レコード寄席」開催のため、19時までの短縮営業!

2022/11/28

11/28 雑記

店にいて困ること。先に来たAさんと自分が話している。その会話に、たまたまいたBさんが切り込んでくる。呼吸を合わせて、やんわりと入ってくるなら大歓迎なのだが、ズバッと強い言葉で闖入するのは、やめてほしい。店の空気が固まってしまう。自分はただ、疲れる。

最近、隣のカフェでコーヒーを頼んで、さあ飲むかという時に人が来る。友人がビールを持って来てくれる。なにか、話したい人も来る。ゆっくりしようと思うと、落ち着かない。その前の数時間はがらーんとしていたのに。

まあ、いつものボヤキである。

2022/11/27

11/27 店日誌

11月27日、日曜日。開店してからしばらく(2,3時間)来客がなかった昨日、数日前に買い取った藤子不二雄『愛…しりそめし頃に…』を読み耽った。1巻から6巻までをまとめて持ってきてくれたので、完結しているものだと思い込んで読んでいったら、なんと中途半端に終わってしまった(それも、けっこういい場面で……)。続きが気になって仕方ないのだが、値段を付けて店に出した。

読み終わる頃から、ぽつぽつとご来店。隣のカフェから巡回してきた若い男女に警戒して余計な一言をかけて、反省。バイクで来てくれた男性、閉店間際に現れた留学生が嬉しい声をかけてくれた。悪いことばかりじゃない。

日々、店内には動きあり。お暇があればお出かけください。

2022/11/26

11/26 店日誌

11月26日、土曜日。昨日、開店すぐに来てくれたのはカナちゃん&アキくん。共につくばのシーンに欠かせないDJであり、新年早々に古着屋を始めるナイス・カップル。Timmy&KayのDJデュオ・KRAIT(クレイト)が雑誌『Ollie』に掲載されたとのことで、わざわざそれを持ってきてくれた。日本各地で自主的な活動を展開したり、店の運営をしている人たちが数多く掲載されていて、ぱらっとめくるだけで快い。

自分よりもずっと若い世代の彼女、彼たちの動きには大きく刺激を受けている。音楽との向き合い方や楽しみ方が大胆で、そばで見ていて勇気づけられる。今後も自分たちなりの発想で道を切り開いていってほしい。

今日、明日は13時開店。店内はもちろん、オンライン・ストア〈平凡〉にも動きあり。

2022/11/25

『お茶とお菓子と音楽と』(CD+BOOK)

この冬、雪の大地から届いた、21世紀最初の名選曲集。–小西康陽

CDブック『ブランケットの下で』が届きました。
小西康陽・監修『レディメイド 未来の音楽シリーズ CDブック篇』の最新作(第10巻)は、北海道在住の選曲家・富永珠梨による「寒い冬を暖めるブランケットのような」暖かみのあるセレクション。収録されているのは、知らない曲ばかり。だけれど、どこか懐かしく、暖かい。一人の時間にそっと寄り添うムードがあって、聴くうち心がほどけてくるはず。

販売価格は2640円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売しています。

「みせたいおんがく」vol.3

「みせたいおんがく」vol.3
日時 12月3日(土) 第一部:14時開演/第二部:16時開演
料金 2000円(+ドリンクオーダー)※第一部は投げ銭制
出演    東郷清丸,natunatuna(ペインティング)
出店 PEOPLE BOOKSTORE
会場 tanabike(埼玉県川口市石神715 senkiya敷地内)

11/25 店日誌

11月25日、金曜日。店に来た人に「近くで、おすすめの店(場所)はありますか?」と問われると、答に窮する。近くの公園でごろ寝か、大学周辺の散策か、リユース店で中古CDを探すか。自分にとって楽しいことが他者にも同じと言えるのか、自信はない。数少ない好きな店は正直に言って、迂闊に人には教えたくない。

やっぱり、人それぞれが時間を使って、気にいる場所を見つけてほしい(何も見つからないだってあるだろうけど)。迷いに迷って、たまたま見つけた場所を大事にしてくれたらいい。

書籍、音源に入荷あり! 在庫確認、通信販売などのお問い合わせはお気軽に!

2022/11/24

『SHUKYU Stories』

『SHUKYU Stories』が届きました。
カタールで開催中の「FIFAワールドカップ」に合わせて刊行された、『SHUKYU Magazine』の別冊。全体の体裁、記事のノリとしては本誌と大きな差はなく、社会的で人種/文化的多様性への理解がありスタイリッシュ。目に入るノイズが少ないので、読みやすいと感じる人も多いはず。その中にあって白黒ページのコラム群、その中のいくつかにはかすかな抵抗の意思も感じます。何への抵抗か? それは直に読んで、考えてほしい。

販売価格は1650円(税込)。本体『SHUKYU Magazine』のバックナンバーも在庫しています。

『TAILLAMP』(CD)

東金B¥PASS『TAILLAMP』が届きました。
ビートメイカーであるsostone、ラッパーのDriFt¥(DF¥)からなる千葉発HIPHOPグループのセカンド・アルバム。全12曲のミックスはPAAP、マスタリングを手掛けたのは得能直也。ブラジルのジャズからサンプリングしたトラックがカッコいい「Empty cans」、客演にMIKRISを迎えた「elevation」、散歩と雑学が好きとラップする「AWA」あたりが今は好き。繰り返し聴いてこそ、真価を問える作品だと感じています。

販売価格は2200円(税込)。特典MIX(CD-R)に加えて、先着でインタビュー冊子付き。

11/24 店日誌

11月24日、木曜日。昨晩の雨はひどかった。帰路、mont-bellのポンチョを羽織って自転車に乗るも、雨風がもろに顔面に当たって前が見づらい。泣いてるわけじゃないのに、目のあたりから水が流れ続ける。好きな曲、TOKIO「フラれて元気」をやけっぱちに歌いながら、どうにか帰ってきた。……まあ、店には誰も来なかったサ。宅配便の方が足を踏み入れただけ。

それでも、オンライン・ストア〈平凡〉で遠方の方が本を買ってくれたので、いくぶんか気分は軽い。今月頭のイベント終了後、注目度がぐんと高まっている山名昇『寝ぼけ眼のアルファルファ』が引っ張ってくれている。

さぁ、今日はどんな日になるのかな。毎日ちがって面白い。

2022/11/23

11/23 店日誌

11月23日、水曜日。勤労感謝の日。お昼時に出かけた飲食店は盛況だった。普段から来ている人、遠方から出かけてきた人、さまざまな理由で人が来て、ご飯を食べていた。みんな、これからどこかに出かけるのか。それとも、さっさと家に帰ってゆっくり過ごすのだろうか。ワールドカップのハイライトでも観るのかな。

こんな雨の日に、本屋に足を向ける人は、ほとんどいないんじゃないかと思うのだけど。まあ、いつも通りに開けて、閉めるだけだ。

今日明日、明後日は15時開店。オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

『GOOSEBUMPS PER MINUTE VOL.1』(LP)

僕の片手にはいまも感覚のない指があるんだ。そのせいでドラミングが変わらざるをえなかった。指でコントロールできないから、叩きかたが特殊で、どうしてもバックビートになってしまう。いまではそのことに感謝してるけどね。僕みたいに叩ける人は、たぶん、ほかにはいないから。(『MOCKUMENT』所収「モッキー自身によるモッキー」より)

MOCKY『GOOSEBUMPS PER MINUTE』(LP)が届きました。
A面2曲目「Refractions」のイントロを聴いて、すぐ思い出したのが上記のインタビュー。続く「Glide」が始まって、「ドラムを叩くからにはみんなを踊らせたい」って言葉と、ドラムを叩いているときの顔が頭に浮かんだ。この感じ、待ってたよ! モッキー! と、つい部屋で踊ってしまった。

B面「Flex」のベースライン、「Flutter」でのヴィッキーのフェンダー・ローズのソロも素晴らしい。ジャズとも違う、ソウルやファンクって括りにも縛れない、しなやかに弾むミュージック! モッキーは音楽そのものなのだ。

販売価格は3300円(税込)。『SASKAMODIE』『KEY CHANGE』のCDも在庫しています。

2022/11/22

11/22 店日誌

11月22日、火曜日。ワールドカップが始まっていて、開幕戦で開催国カタールが負けたらしい。日本の初戦の相手はドイツらしい。すべて、なんとなく知った情報である。しっかりと見始めたら、きっと夢中になるのだろうけど、現時点では、接点をうまくつくれていない。

今週は音源の入荷がいくつかある予定。小西康陽・監修『レディメイド未来の音楽シリーズ・CDブック編』(CD+BOOK)MOCKY『GOOSEBUMPS PER MINUTE』(LP)など。ご予約、お問い合わせはお気軽に。

祝日の明日23日(水)も通常営業。お暇があればお運びあれ。

2022/11/21

11/21 店日誌

遅く起きた月曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ。イベント明けの朝、そんな言葉が頭に浮かんだ。じゃあ、今日は自転車で荒川沖まで行ってみるか。雨がやんだ朝10時、のんびりと走り出す。

普段、自家用車か高速バスで通る道。見知った気でいる大通りなのだけど、ゆっくり走ると発見もある。ガソリンが安くなった。何度か行った牛丼屋が閉店していた。某ショッピングセンターのロゴが変わった。なんて事ないことに「へー」となりつつペダルを漕いで約30分。目当ての古本屋に到着。探していた、坪内祐三『東京』を買う。小林信彦、竹中労と平野威馬雄の本も買う。

そのまま帰る気にもならず、少し離れた巨大リユース店にも行き、お昼頃。帰りは道をかえて走ってみる。大通りから一本入るだけで、生活感がある。小さなパン屋があったり、商店の跡地を見つけたり。味のある看板はつい写真に撮りたくなる。一年だけ通った小学校を見つけて、かつての通学路に入っていくと、胸がじーんとする。よく遊びに行った、友達の家がある。家族で住んでいたアパートも残ってる。時間が逆流するのを振り切って、また走る。

まあまあ長い距離を走ったのかな。今になってじわっと疲れが出てきた。

2022/11/20

11/20 店日誌

東京発独立系路上文化雑誌『DAWN』最新号の刊行記念イベントを開催!ファウンダー/エディターの二宮慶介さんをお招きして、ストリート・カルチャーを軸に野心的な試みを続ける『DAWN』に迫ります。

11月20日、日曜日。今日は「Our lock down party(special edition) -『DAWN』N°2 release party!-」開催のため、当店は16時までの短縮営業。閉店直前はバタバタしていることもあり得るので、ご来店予定の方はお早めに。イベントの会場は天久保一丁目〈GOOD NEAR RECORDS〉で、17時開演。ご予約なしでも入場可能、学生割引あり。

通信販売、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。本の買取、査定は常時受付中。

2022/11/19

「股旅(つくば編)」

「股旅(つくば編)」
日時 11月25日(日) 22時開演(明朝5時終演予定)
料金 2500円(1ドリンク込み)
出演    DUSTY HUSKY,SPRA,KANETSUGU,RUI,BUNTA,にっちょめ,CHIBA-CHIIIBA,KAAMEN,SUERTE,RIO,SHOKI,芋matic,NAGA,BANBI,GIBA,ECHIGO,KENGI
会場 Club OctBaSS/DISCOS(茨城県つくば市天久保1−5−4)

11/19 店日誌

11月19日、土曜日。朝、湯船につかりながら、ゴンチチ「世界の快適音楽コレクション」を聞く。ぬるめのお湯にだらっと身体を放り出して、目をつむる。ほんの数分、いや、数十秒。そんな時間を持てると気分がかわる。重たいものが、いつの間にか消えていて、少しだけ軽くなった感覚がある。気のせいだとしても、それはそれで構わない。

書籍、音源に入荷あり(まだ紹介できないのだけど、みんなが好きな、あの人の新作も!)。中古盤の箱にもちょっとだけ手を入れ始めたので、お見逃しなく。

今日、明日は13時開店! 本の買取は常時受付中。お問い合わせはお気軽に。

2022/11/18

「レコード寄席-アナログ最後の日、1989年のレコード編-」


レコードは、流行のためだけに作られたものではなく、実は、生活に密着した様々な目的で作られたものの方が圧倒的に多かったのです。それらはあまりに近すぎたために捨てられたり、しまい込まれたりして、顧みられることがありませんでした。それらのレコードにそのまま耳を傾けてみれば、ゆっくりと当時の暮らしが見えてきます。

「レコード寄席-アナログ最後の日、1989年のレコード編-」

出演:
田口史人

日時:
11月29日 (火曜)
19時開演予定

料金:
1000円 

会場:
千年一日珈琲焙煎所 CAFE

茨城県つくば市天久保3-21-3星谷ビル1-F/G 029-875-5092
http://1001coffee.jugem.jp/

11/18 店日誌

11月18日、金曜日。天久保一丁目で〈Club OctBaSS/Bar DISCOS〉と〈GOOD NEARS RECORDS〉を営む友人、エスプラくんがくれた新作音源(CD-R)がとても良い内容で、嬉しくなる。近年の活動で出会った友人たちをゲストに迎えているのも好印象。有名かどうかは二の次、三の次。しっかりと楽しませてくれるのが一番だ。年末あたりにはE.Pとしてリリース予定とのことなので、期待している。

毎日のように書いているけど、オンライン・ストア〈平凡〉に入荷あり。気軽に覗いてほしいし、気張らずに使ってほしい。些細なことでも、お問い合わせはお気軽に。

今日ものんびり営業中。これから少しずつ、中古盤を追加していくつもり。

2022/11/17

「Hiking foot:Law gauge “Merino wool”」-完売しました!-


My Loads Are Light「Hiking foot」が届きました。
Denise Car Serviceとの共作「V.S.Z.S」も大好評で、すぐに完売! またしても新作入荷! 今回は「Hiking foot」と題された暖かく柔らかな天然素材・メリノウールで、ベージュとグレーの2色あり。きっと長く、履けるはず。

販売価格は2970円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。

11/17 店日誌

11月17日、木曜日。昨日は、開店してすぐ友人が別々に来てくれた。そのうち一人が、水戸の映画祭で観てきたという『偶然と想像』の話で盛り上がる。上映後のトークで俳優・中島歩に魅了されたらしい。整った顔立ち、太い声から着想していたイメージとは異なり、変テコな人で面白かったと言っていた。

その後はしばらく来客なし。日が暮れてから一気に寒くなり、早く閉めちゃおうかと思案していると、数人が続けてご来店。主に音源に興味を持つ人、本をじっくり見ていく人、狙いを付けたものを買いにくる人など。冷えた店内での買い物に感謝、感謝。

オンライン・ストア〈平凡〉に動きあり。店内にも日々、何かしらの入荷あり。

2022/11/16

11/16 店日誌

11月16日、水曜日。いまの時期の朝、筑波大学を通るのが気持ちいい。色づいていく葉の様子を目に入れながら、乾いた空気を吸いこんで、自転車のペダルをぐっと踏み込む。歩くのもいい。ゆっくりと歩を進めながら、学内の植物や通り過ぎる人の様子を観察する。枯葉を集める用務員さん。お洒落をした留学生。散歩をする人。いろんな理由で人がいる。

店を構えるまで、つくば市に住んでいても筑波大との距離は遠かった。迷路のような学内はじめ天久保地区の地図が描けなかった。今は、この界隈が心地よい。息がしやすいと感じている。

今日明日、明後日は15時開店。通信販売、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。

2022/11/15

『TUNES FOR RUDE BOY VINNIE.』1&2(CD)


MIX CDを再発するという事は宝物や大切な経験を共有する事なんじゃないだろうか。(…略)楽曲が生まれた時期、MIXにまとめられた時期、リリースされた時期、それを手にした時、再びそれを手にした時、その存在を知ってから時間を経て手にした時、お店でただそれに出会えた時、それぞれの時間と話を人々と交換したい。 

『TUNES FOR RUDE BOY  VINNIE.』1&2が届きました。
待望の再発! vol.1はILL FANTSTICO、vol.2はDJ HOLIDAY名義で編まれたルードボーイ・ミックス。前者は16曲がトラック分けされた46分16秒。後者は1トラックで59分42秒。選曲はスカ、スキンヘッド・レゲエを中心としたもので、それぞれに醸す雰囲気が異なっています。素朴かつ純粋なvol.1、ざらついた色気を放つvol.2。どちらもカッコいい。

販売価格は1500円(税込)。『SETAGAYA TALES 2』も少量の在庫あり(11/16完売)。

「The beginning of winter」


犬や馬や鳥、鹿、リス、キツネ、熊など
身の周りにいろいろな生き物がいます。

それぞれが同じ環境で、別々の生活をしている、 
その風景を想像すると、
自分のせまい部屋に窓が増えるような気持ちになるのです。
 
-和田 彩 

和田彩 個展「The beginning of winter」
会期 2022年11月19日(土)~12月14日(日) 月火休 13:00–18:00
会場 Shingoster LIVING(茨城県つくば市小野崎448−1)

11/15 店日誌

11月15日、火曜日。ひさしぶりの雨。気温も低い。そろそろ、本格的な冬支度をはじめないといけないだろう。明日からまた暖かな日が続くらしいから、その間にうまく動いて灯油を買っておこう。車を持たない暮らしだと、雨風と折り合いをつけるための工夫が欠かせない。ちょっとばかり大変ではあれ、やっていけないわけでもない。

新譜音源はスカ、レゲエのルードボーイ・ミックス。その他、中古音源にも入荷あり。ブログに加えてツイッターインスタグラムを組み合わせて、少しずつ紹介していくつもり。

いつも通り、のんびりと営業中。お暇なときにご来店あれ。

2022/11/14

11/14 雑記

店の片付け、整理を終えたのち〈千年一日珈琲焙煎所〉にコーヒー豆を買いに行く。ちょっと離れただけなのに、お店に行くのは月に3、4回。まあ、これ位の距離感も良いもんだ。準備をしてもらっている間に〈古着屋may〉で立ち話。やっぱりいい街区なんだよなあ、この界隈。

帰宅して、ゴンチチ「世界の快適音楽セレクション」を聴きながらラーメンを啜っているとぐらっときた。なかなか大きく、ながい横揺れ。ちょうど山内まさひろ「ミケちゃん」が流れていたとき。三重県あたりが震源だったらしい。

今夜はゆっくりレコードを聴く。高田渡、アーネスト・ラングリン、デューク・エリントンを買ってきたのだ。

2022/11/13

11/13 店日誌

11月13日、日曜日。先週の座談会で山名昇さんが紹介していた、ライオネル・ハンプトン「スター・ダスト」を最寄りのリユース店で見つけた。録音されたのは1947年8月4日。カリフォルニア州パサディナでの演奏である。数字にすると約75年前! 驚いてしまうけど、音の色気はまったく薄れていない。ここ数日はこればっかり聴いている。

オンライン・ストア〈平凡〉にあげた、山名昇『寝ぼけ眼のアルファルファ』はいったん品切れ! 店頭在庫は余裕あり。メール受付での通販も対応可能(銀行振込のみ。キャッシュレス決済不可)。

今日もエンターテイメントのポップアップ出店開催中! ぜひ遊びにきてほしい!

2022/11/12

11/12 店日誌

11月12日、土曜日。今日明日で開催するポップアップ的出店企画「Hi! This is ENTERTAINMENT!」に合わせて、普段店内に仕舞い込んでいる本たちを外に出した。あんまり強い日差しには当てられないけど、気持ちよい風に吹かれて、いい空気を吸っているような気がする。せっかくだから値下げもして、複数冊購入での割引もやってみようと思っている。

間借り中のオンライン・ストア〈平凡〉にも少しだけ、動きあり。山名昇『寝ぼけ眼のアルファルファ』が再入荷しているので、お見逃しなく。

今日、明日は13時開店! だいたい20時まで開けていると思います!

2022/11/11

『ASABORAKE』(CD)

朝ぼらけに始まり朝ぼらけに戻っていく……茨城某所にてshogoとDoronが企画していた「Parlour」から始動した、2021年録音の2枚組MIX CD。

shogo/ Doron『ASABORAKE』が届きました。
水戸在住のDJ2人が製作した、MIX CD2枚組。収録時間はそれぞれ、約74分と約78分! 特に後者はディスクの容量限界間近まで詰め込まれていて、けっこうな長さです。ハウス・サイドのshogoとニューエイジ・サイドのDoronと個性がはっきりと表れているから、聴取環境によって受け取り方も変わってくるはず。

販売価格は2500円(税込)。特注型抜き紙ジャケ仕様。

11/11 店日誌

11月11日、金曜日。二週間ほど前に、インスタグラムを使い始めた。山名昇さんとのトークイベントの告知を目的に、各種催事のお知らせをしようと思い立ち、触ってみた。ブログともツイッターとも異なる感触、手応えがある。ヴィジュアルとテキストのバランス感覚が試されるようで面白い。

今後もブログは更新するし、ツイッターも活用していく。あらたに加わったインスタグラムも工夫をしながら楽しんでいこうと思っている。コピペ的に同じ内容を貼りつけていくことは避けるつもり。手抜きが増えたら遠慮なくツッコミを入れてほしい。

明日、明後日はエンターテイメントのポップアップあり! 天気が良ければいいのだけど。

2022/11/10

ここ最近の入荷から、いくつか。(音源編)




数は多くありませんが、中古盤(CD、レコード)も取り扱っています。
場合によっては買い取ることもできます。ご希望の方は店頭でお問い合わせください。

※※※本(ときには音盤)を買い取ります!※※※
PEOPLE BOOKSTOREでは本の買取を行っています。
ご不要になった本、大切だけれど置き場所がない・・・という蔵書がありましたら、お気軽にお声かけください。お声がけはメールでも直接ご来店頂いてもOK! 預かった本は出来るかぎり早く査定します。

11/10 店日誌

11月10日、木曜日。たった二日ではあれ、連休直後の開店日はいつも不安だ(まあ、普通通りに開けていても、お客さんがわんさかくるわけではないのだけれど)。昨日も開店から17時頃まではやはりまばらな来店。何も売れない。それが、ひとりの方が本を選び始めたら数珠繋ぎのように人が来る。

なんとなく入ってきて、すぐに帰っていく人がいれば、じっくり時間をかけて棚を見てくれる人もいる。もちろん、本かなにかを買ってくれなきゃ困るのだけど、出入りが多いのは悪くない。

今日、明日は15時開店。週末は13時から20時頃までやってます。

2022/11/09

11/9 店日誌

11月9日、水曜日。二日間の休みでリフレッシュ! あちこちを歩きまわって、いろんな人に会った。一昨日、月曜日は四谷に出向いた。丸ノ内線からの風景に惹かれていたものの、降りたことがなかった街。東京駅から皇居を越えて、いい加減に歩いていたら、〈山下書店〉を発見。ワゴンセールで本1冊とDVDを4本買う。

そのまま、ぐねぐね歩いていたら鯛焼き〈わかば〉を見つけて一服。〈CUXTON HOUSE〉ではMIX TAPEを買いがてら、店員さんと話が盛り上がる。共通の知り合いが沢山いて、驚いた。上気しながら電車に乗って南千住へ。好きな酒場でゆっくり過ごし、帰路に着く。

昨日、火曜日は午前中に秋葉原着。そのままのんびり歩いてお茶の水。いつものお店を中心に散策する。カレーを食べたのち、門前仲町に。久しぶりに〈ほどほど〉に行くためだ。15時ちょうどに入店、16時半頃まで店主Kさんと話しながら、ゆっくり呑む。

目的地〈Billboard Live TOKYO〉に向かう。出演はピノ・パラディーノ&ブレイク・ミルズ feat.サム・ゲンデル&エイブ・ラウンズ。予約を入れてくれた先輩と落ち合い、席に着くと、ステージの真ん前。ブレイク・ミルズが履く靴下のリブを数えられるほど、近い。メンバー間のアイコンタクト、簡単な言葉のやり取りだけで進むステージは約60分。まったく飽きなかった! この場にいてほしかった友人の顔が何人か浮かんだ。

さあ、二日ぶりの開店! 色々と入荷あり。通信販売、在庫確認などのお問い合わせは、お気軽に。

2022/11/08

連休

11月7日(月)、8日(火)は休みます。

11/8 雑記


散歩はまた単独の行為である。自分一人で出来る。そして一人になりきれる。孤独を楽しむことが出来る。社会生活を極端に少なくしていった単独者の荷風としては、散歩は、誰にも邪魔されず、思う存分、一人の時間を享受できる、充実した行為だった。(*)

休みの日は歩きたい。ただ、自分の住むつくばには路地が少なく、歩く醍醐味を感じづらい。だから、東京に出る。人の少ない道をえらべば、急かされず、指図もされない。自由な立場を享受できるのが、何よりも嬉しく、快い。

あらゆる移動手段で、もっとも自由なのが徒歩だろう。もっと、もっと、歩かなくては。

(*)川本三郎「路地を歩く」(永井荷風『日和下駄』講談社文芸文庫版・解説)

2022/11/07

11/7 雑記

若い人の来店が多かった昨日、100円~300円の均一価格の本を組み合わせて、数冊の本を買っていく人がいて嬉しかった。自分なりに選んで失敗してもいいじゃないか。5冊買っても1000円未満のことだってあるんだし。会計のときに話しかけると、大体みんな、にこやか対応してくれる。

みずからの興味に忠実に、何かを選べる人が、もっともっと増えてほしい。安価だからこその遊び方を覚えてくれたら、いい。損得よりも直感。言葉にならないひらめきを大事にしてほしいなーと思う。

2022/11/06

河合浩個展「TODAY IS NOT YESTERDAY」

河合浩個展「TODAY IS NOT YESTERDAY」
会期 2022年11月19日(土)〜12月4日(日) 
会場 aview cafe&flowers(鹿児島県鹿児島市宇宿5−13−1)

11/6 店日誌

11月6日、日曜日。昨日の片付け、精算を済ましたのち、コーヒーとサンドイッチを持っていつもの公園に。もはや週末の庭である。ごろりと横になってウトウトしたところで「自民党つくば総支部」となのる車がデカい音で声を発する。公園のまわりをゆっくり回って、繰り返し同じ言葉を撒き散らす。穏やかな時間に闖入してきた迷惑野郎! 今後、二度と出会いたくない。

バカ売れ! と言葉にすると下品だが、本当によく売れているキングジョー『EVERYDAY LOVE』が再入荷。オンライン・ストア〈平凡〉でも購入可能。

今日の営業は13時から20時まで。明日、明後日は連休です。

2022/11/05

11/5 店日誌

11月5日、土曜日。いよいよ今日、ここ数ヶ月準備をしてきたトークイベント「伝説の書、山名昇『寝ぼけ眼のアルファルファ』を著者と紐解く午後」を開催する(残席あり!)。短い期間ではあったけど、いろんなことがあった。ハイもローも乗り越えた今、できることはしっかりとお客さんを迎えること。山名昇さん、北沢夏音さんといい時間をつくること。ここまできたら、やるしかない。

今日は変則営業! 13時から15時前までは開けるつもり。タイミングが合えば、ご来店あれ。

2022/11/04

11/4 店日誌

11月4日、金曜日。明日に迫ったトークイベント「伝説の書、山名昇『寝ぼけ眼のアルファルファ』を著者と紐解く午後」への気分を高めようと、近所のリユース店でザ・ローリング・ストーンズのCDを買ってきた。ちょうど良く見つかったのは、2002年リリースのベスト盤『フォーティ・リックス』。DISC1の一曲目「ストリート・ファイテングマン」、イントロだけで身体の奥が熱くなる。

店頭、通販で好評のキングジョー『EVERYDAY LOVE』は明日、再入荷予定! 山名昇『寝ぼけ眼のアルファルファ』に関しては入荷未定。諸々の動きが確定次第、ブログやツイッターなどでお知らせするつもり。

今日は通常営業! お暇があれば、ご来店あれ。

2022/11/03

Denise Car Service × My Loads Are Light -完売しました!-

Denis Car Service × My Loads Are Light「V.S.Z.S」が届きました。
グラフィティライター、道端アーティストであるらしい“Sect Uno”が手がけるブランド「Denis Car Service」と靴下を主に製作する「My Loads Are Light」がコラボレーション。某車会社のロゴをサンプリングしたモデル名は「Von Socken Zu Socken」。履き心地の良さは保証します。

販売価格は2200円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも購入できます。

11/3 店日誌

11月3日、木曜日。文化の日。飲食店やコンビニの会計時、レジを打ってくれる人と心が通うとけっこう嬉しい。簡単な声がけや挨拶だけで、ぐっと距離が近くなる。毎日にように行くローソンではレジ前に立つと、ほぼ自動的にホットコーヒーのSサイズが出てくる。カップを受け取り「ありがとうございます」と声を掛けて、ささっと立ち去る。都度の滞在時間は3分以内。あの店があって助かっている。

急な祝日。今日から連休なんて人もいるのだろうか。当店、明後日5日(土)はトークイベント開催のため変則営業。週明けの7日(月)8日(火)は連休。今月は週末ごとに催事あり。

間借り中のオンライン・ストア〈平凡〉にも動きあり。引き続き、どうぞよろしく。

2022/11/02

正面解説は山名昇で

山名昇さんが選曲した『BLUE BEAT BOP! presents ISLAND Reggae Classics 70’s→80’s』のライナーノーツはとにかく最高。デザインもイケてるし、筆のノリも抜群だ。「1曲目はこれしかない」と幕開けを託したディリンジャーの“Ragnampiza”は「レゲエ・クラブで150回はかけているだろう。それも前のDJからの代わり端、カマしの曲」。リコの“Take Five(12inch version)”は「ここに世界初、12インチのフル・レングス、7分40秒! でお届けしよう。後半のダブが付いていなけりゃ、なんにもならないでしょ!」なんて感じで、滅法楽しい。

10曲目、ジュニア・マーヴィン“Police and Thieves”で「中入り」、19曲目となる最終曲、アスワド“On and On”は「さて、午後6時を過ぎて、打ち出しだ。弓取りのバックにアスワドの、多分ジャマイカ・オンリーのヴァージョンをどうぞ」と言葉を添える。大相撲中継風のレゲエ・コンピのライナーなんて他にないでしょ!

なお、休場していたのは、横綱のバニー・ウェイラーとグレゴリー・アイザックス、大関のヘプトーンズとシュガー・マイノット。改めて来場所に期待。正面解説は山名昇でお送りしました。

〆の言葉にまたニヤリ。このライナーノーツは2000年代山名昇の代表作! と勝手に言ってしまいたくなる(もちろん、音源そのものもメチャクチャにカッコ良く、編集されています)。

11/2 店日誌

11月2日、水曜日。いい天気。絶好の『SETAGAYA TALES 2』日和。この盤の選曲は真っ青な空、乾いた空気にぴったり。軽やかなリズム、甘いヴォーカルとが相まって、心が軽くなってくる。毎日が特別じゃなくていい。でも、可能なかぎり確かに時間を感じて過ごしたい。

さあ、コンビニに行ってホットコーヒーとレターパック・ライトを買ってこよう。いつも通りの時間に店を開けて、のんびりと人を待とう。やさしさを分けあって、気持ちよく過ごせたら、それだけで十分だ。

新刊や雑誌に入荷あり! 〈平凡〉も気にしてくれると、とても嬉しい!

2022/11/01

『バビロン編集ノート 創造する女性たち』

『バビロン編集ノート 創造する女性たち』が届きました。
副題に「または来るべきバビロンノート4号の副読本」ある通り、12月刊行予定(楽しみ!)の『小柳帝のバビロンノート 映画についての覚書』4号のための編集・制作メモであり、本題から枝葉が伸びるように出会った場所や人物、映画などをまとめた資料集のような小冊子。

販売価格は550円(税込)。『バビロンノート』のバックナンバーも在庫しています。

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『バビロン編集ノート 創造する女性たち』(woolen press編)

2022.10.27発行

*フランスの映画の学校 フェミスを知る

*バビロンノート4号にちなんだ 2022年の上映リスト

*「創造する女性たち」について知る本

  エトセトラブックスBOOKSHOPさんに聞く

*個人を助ける組織の力、

 小さな個人が集まって動かすこと

*つくることにともなう迷いや痛み

「初めて東京で会った時の事を覚えていますか?」

  インタビューより抜粋

https://woolenpress.tumblr.com/

『季刊 黒猫』秋号(2022)

『季刊 黒猫』秋号(2022)が届きました。
長野県伊那市の〈黒猫〉が発行する機関誌。黒猫(=旧:円盤)と縁のある方々によるテキストや絵、写真だったりがそれぞれの形のまま雑多に共存した謎袋的紙媒体。参加しているのは40組(数え間違えていなければ……)。最近の数号で気にしてくれる人が増えたような気がしています。

販売価格は1100円(税込)。同時にロングセラー『あんころごはん』も再入荷。

11/1 店日誌

11月1日、火曜日。先週の金曜に祖父が亡くなった。じいちゃんは、40歳頃に渡米してバーテンダーとして働いていた。祖母や伯母、母もアメリカのボストンで暮らしていたから、彼の地には知り合いが多い。その繋がりのおかげで自分も渡米できた。たった一ヶ月間ではあれ、その時の記憶は今も色濃く残っている。

滞在中、時間だけはあったから、あちこちの書店やレコード店を訪ね歩いた。ボストンと言えばレッド・ソックス。〈フェンウェイ・パーク〉には何度も足を運んだ。数日滞在したニューヨーク、いくら歩いても飽きない! 通り変われば空気が変わる。優しい人がいれば、怖い人もいた。セントラル・パークで観た、ブラインド・ボーイズ・アラバマに感動して、音楽の側で生きていこうと誓った。

こうして店を開いているのは祖父や祖母、母と父、親戚たちがいたからだ。幸いにも店を求める人がいて、やるべきことを与えてくれる人もいる。自分自身、いつまで生きるか分からないから、やるべきことに注力する以外ない。やれるだけやってやろう。

書籍、音源に入荷あり。オンライン・ストア〈平凡〉にも動きあり。