2020/04/15

『大津絵 両国』


紫朝の現在聞ける音源は2000年の「粋曲」だけでしたが、本作は1963年のバキバキに尖った若かりし日の録音と、1978年のデビュー30周年記念公演の実況を収めた盤の二枚組。この方の至芸の変遷を大きく俯瞰できるものになりました。

柳家紫朝『大津絵 両国』が届きました。
円盤からのリリースでおなじみ、端唄の柳家小春さんの師匠・柳家紫朝の生涯をCDと本とで追った作品。175ページの書籍に2枚のCDが付いていると言った方が個人的にはしっくりきますが、これはもう手にした方それぞれに判断して頂くのが一番でしょう。聞いてから読むか、読んでから聞くか、両方同時に味わうか。ゆっくりと時間をかけてお楽しみください。

販売価格は3520円(税込)。既発の『直島ミュージックスタジオ作品集』、『北風(ニシブチ)』と並べてみると「リクロ舎」からのリリースにうなずける気がします。

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