まず紹介するのはこのレーベルの最新作、フィリップ・クラブとアントワーヌ・ロワイエの共作『CHANSONS 'FRATERNELLES(シャンソン・フラテルネル)』。公式情報によれば「何曲かの歌詞は友人からもらった手紙や蚤の市で発見したポストカードの数々に記されていた文章に曲をつけたもの」とのこと。グッときますね。ピアノ、メロディカ、カリンバ、パーカッションに加えて歌や口笛もまざる耳がたのしい作品です。
販売価格は2268円(税込)。じっくりと付き合えば、聞き手それぞれの楽しみどころがみつかる、はず。
併せて、アントワーヌ・ロワイエの前作『CHANT DE RECRUTEMENT』(名盤認定!)も入荷しています。
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フィリップ・クラブ&アントワーヌ・ロワイエ
「シャンソン・フラテルネル」
全20曲収録
CD(フランス直輸入盤)
カタログ番号:LSL 34 CD
この新作は2013年から断続的に約四年かけて完成した初めての連名アルバム。
収録曲の大半が二人の共作。
何曲かの歌詞は友人からもらった手紙や
蚤の市で発見したポストカードの数々に記されていた文章に曲をつけたもの。
マリオン・クーザン(歌、ピアノ)、オーレリアン・メルル(メロディカ)、
ローレン・セリエス(パーカッション、カリンバ)といった
ル・ソールの仲間たちの参加に加え、
子供たちが歌い、口笛を吹き、ロンメルポットを奏でる楽曲など
ヴァラエティ豊かな楽曲が収録されたサウンドトラックのような
風合いも感じられる作品。
形式にとらわれず、自由に楽想を展開させた楽曲のの連なりは
ティラノザウルス・レックス、インクレディブル・ストリングス・バンド、ドノヴァン
といったアーティストたちの何枚かのアルバムを思い起こさせ、
ひとつ一つ創意工夫に富むものばかり。
複雑なようで音数は最小限、風通しの良さが感じられます。
程よく耳の残る独創的な二人のギターと声
二人のヴィジオネールによる飽きの来ない小品集。
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