7月5日、土曜日。いよいよ、『ワレイカ・ダブ』に針を降ろす。2004年/2007年にリリースされた日本盤CDの帯には「世界中に僅かな枚数しか流通しなかった故に、争奪戦が繰り広げられるオークションの華。レゲエ・ファンの99%が耳にできなかったあの音が、日本のみのCD化」とある。今回入荷したオランダ盤の再発LPは間違いなく、このCDを踏襲している。だってジャケットがまんま同じなんだもん。なのに、大事な「WARRIKA DUB」ってところが「WAREIKA DUB」になっちゃってる! 真面目か!
『ワレイカ・ダブ』は俗に「ゲットー・ロッカーズ盤」とも呼ばれる。(…)ホワイト・ジャケットにマジックで『WARRIKA DUB/GHETTO ROCKERS』と記されている。つまり「ワレイカ」の綴りが「ワッリカ」に替えられ、「ゲットー・ロッカーズ」というグループによるもの、あるいはゲットー・ロッカーズがレーベル名かと思えるような、いかにもレゲー〜ダブらしいインチキ臭さプンプンの細工がしてあるわけだ。(山名昇)
山名昇さんによる日本盤ライナーではリコのワレイカ〜ワッリカ〜ゲットー・ロッカーズ表記に関して抜けなく説明がなされている。いささか地味とも言える内容にも「インスト曲のダブってどーなってんだよ」などツッコミつつ、「フルサイズのアルバムの丸ごとのダブ・アルバムだということも特徴のひとつ」と補足しながら、「どこか「PRE」盤らしい、ラフな仕上げも、むしろ好感を持って迎えられるのではないだろうか」と閉めている。
んで、オメーはどう感じたのかって? 一言でいえばソリッド、鋭い仕上がりになっていると思う。音数が減って、剥き身になった「マン・フロム・ワレイカ」(B面2曲目)は簡素だけど、元曲がはらんでいたユーモラスな空気が消えてない。パーカッションとリディム、ギターが絡み出すところではウウ! と声が出る(タマランって意味でね)。他の曲に関しては、また後ほど。
今日明日は13時開店! 明後日7日(月)と8日(火)は連休です。

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