目立つ作品ではないかもしれないが、フニャラフニャラといい味を出しているアルバム。「恋は水色」とかMG’sの「ヒップ・ハグ・ハー」をトボけた風情でプレイしている。(瀬川憲一)
一聴、遊園地の園内BGMのような音楽だが、故ミットゥの残した曲は、下らないポップのアレンジ物だったり、ストリングスが被されていたり、所縁のない土地での吹き込みであっても、常に男らしさがあった。人生の儚さとファンキーの同居。(山名昇)
7月24日、木曜日。ジャッキー・ミットゥーはクセになる。瀬川憲一が書く通り、フニャラフニャラと横移動するようなノリがあって、山名昇が記すところの男らしさ、独特のファンクネスもあり、聴くほどにつかみどころを失うような感覚がある。先月、店にきてくれたエマーソン北村さんに「なんで、ジャッキー・ミットゥーってこんなに不思議なんでしょうか?」と問いかけると「そうですよねえ」と受け止めてくれて嬉しかった。魅力的な不可思議さ(解けない魔法?)を共有する同志を見つけた気になった。
上記した瀬川、山名両氏のレビューは石井“EC”志津男(編)『レゲエ ディスクガイド 603』より。レビューされた作品は順に『イブニング・タイム』、『レゲエ・マジック!』。今朝、聴いていたのは『ザ・キーボード・キング』。ミットゥーの作品はジャケ写が最高なんだよなァ。
※写真は私物の『Rock A Shacka』vol.7。林正也選曲の「JAMAICA UNDERGROUND」。
『吉田豪の空手⭐︎バカ一代』と『吉田豪の“最狂”全女伝説』はじめ、状態の良い古本をオンライン・ストア〈平凡〉に上げている。題材、厚み、判型はバラバラだけど、読み応えのある本ばかり。夏の読書にいかがでしょうか。
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