2024/12/28

12/28 店日誌

12月28日、土曜日。カウリスマキ生活、13日目。2006年作の『街のあかり』を観る。77分、ちょうどいい長さだし軽い話なのかな〜と思っていたけど、大間違い。笑えるシーンがほとんどない。負け犬、クズと評される主人公は表情の変化が乏しい。悪い人間じゃないはずなのに、自己認識の甘さにつけこまれ、みるみる身を持ち崩していく。刑務所に入っても暮らしぶりに変化は少なく、相変わらずの仏頂面(でも、一度だけ笑っていて驚く。あれは見間違い?)。最後の最後で、ようやく……。

一昨日からうってかわり昨日はそーっと時間がながれていく静かな店内。溜まった本に値付けして棚に並べる。100円均一の文庫コーナーにもどんどん足す。古典を中心に見応えある本が増えていて、手ごたえあり。ポパイ、ブルータスあたりの雑誌も追加。先月あたりに出ていたバンド特集など。

ひとりできて、文庫や単行本を組み合わせて買っていく人がいると、じわっと嬉しい。静かに本を選んでくれて、しみじみとありがたい。サボらず、アソばず、開けなきゃダメだ。一昨日の振る舞いを反省している。

今日明日、明後日は13時開店。オンライン・ストア〈平凡〉に入荷あり。

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