2024/10/24

10/24 店日誌

10月24日、木曜日。雨が降ったりやんだり、涼しいようで蒸し暑い。そんな日の客足はやっぱり鈍い。友人がいるときにきた若者以外、お客さんなし。売り上げはゼロ。なんとなく手に取った、出久根達郎『思い出そっくり』所収の「売上ゼロ」と思いっきり響き合う店内で、いそいそと読む(嬉しい状態ではないのだが……)。「一体、人々はどこに隠れてしまったのか。本を読む人間がいなくなった、どころか、人間そのものが消滅したのではないか。古本屋だけが、黄色い電燈をともして、客待ちをしている」のとまるっきり同じ。

新入荷の本に値を付け、棚に並べていると、すでにあった本に目が止まる。「これ、あったな」とぱらぱらページをめくるうちに思い立って、写真を撮る。まずはインスタグラムのストーリーズに、つづけてオンライン・ストア〈平凡〉にあげてみると、すぐに売れた! 2時間ほどのタイムラグはあったけど、体感的には電光石火。昨日はジェリー・ルービン『DO iT! やっちまえ ─革命のシナリオ─』に助けられた。

てな感じで古本屋の日々はわりかしのんびりなのだが、週末は催事出店がつづく。まずは「旧石器時間」、そのつぎが「天久保文化祭」。前者は呼ばれて出向くわけなのだけど他人事で済ますつもりはなく、関わる以上はいい時間にしたいと思っている。ケバブジョンソンとポットマン、どちらのライブも楽しみなのだ。

今日明日は15時開店! 日々、店には動きあり。お暇ならばお出かけを。

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