2021/09/06

9/6 雑記

ようやく観られた『アメリカン・ユートピア』。驚くほどにノレなかった。2時間弱の上映中、なぜだ、どうして……と考え続けてしまったから、余計に良くない。最後の場面(エンドクレジットだよ、それも)まで心の扉は閉まったまま。終わってしまった喪失感とやっと終わったという安堵感が入り混ざった状態で、帰路についた。

感情移入できなかった理由はいろいろある。ただ、ここに書き出していくとキリがないし、それをまとめられる自信もない。ひとつ、書けるのは観客の存在。舞台公演の記録映画であるからステージ上の表現だけで収められるとは思わない。だけど、観衆があそこまで映画に介入しちゃっていいのだろうか。彼、彼女たちのノリノリの姿を見るたび、自分は冷めていった。

あの、引いた目線こそが、映画のメッセージなのか。アメリカという国の滑稽さを皮肉るための演出なのか。いくら考えてみても、はっきりとした答えはでない。

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