2021/04/30

4/30 店日誌

4月30日、金曜日。明日から本格的にはじまるゴールデンウィーク。極端に混み合うような場所がなければいい。人がそれぞれに行きたい場所を見つけて、自分なりの方法で足を運ぶようになればいいなあと思う。優先すべきは、情報よりも直感。損得感情との距離の取り方を、少しずつでも学んでいければ、もうちょっと余裕を感じられるんじゃないかなァ。

明日から5月。11日(火)以外は通常営業する予定です。

2021/04/29

Sherman Fleischer「The Phenomenology of Perception」

Sherman Fleischer「The Phenomenology of Perception」
会期 2021年5月27日(木)〜6月20日(日)11:00-19:00 ※火・水曜休
会場 千年一日珈琲焙煎所(茨城県つくば市天久保3-13-3高野テナント105)

Sherman Fleischer「The Phenomenology of Spirit」

Sherman Fleischer「The Phenomenology of Spirit」
会期 2021年5月27日(木)〜6月20日(日)11:00-19:00 ※火・水曜休
会場 千年一日珈琲焙煎所・カフェ(茨城県つくば市天久保3-21-3星谷ビル1-F/G)

『BISHINTAI』(LP)

本作は、"電子頭脳のガイドと共に旅をする都市生活者のための環境音楽"、"心と体の未知の美しさを探求するイマジネイティブ・サウンドスケープ"をテーマに制作されたコンセプチュアルな作品。

UNKOWN ME『BISHINTAI』(LP)が届きました。
やけのはら、P-RUFF、H.TAKAHASHI、大澤悠大による4人組アンビエント・ユニットUNKNOWN ME。 2016年発表のカセットテープ『sunday void』から約5年、7インチシングル『AWA E.P』を経て完成した1st LPには食品まつり、ジム・オルーク、MC.siraf、中川理沙がゲスト参加。時間の流れる速度を極力ゆるめて、身を任せてほしいです。

販売価格は3300円(税込)。アメリカのレーベル「Not Not Fun」からのリリース。

4/29 店日誌

4月29日、木曜日。朝から雨。これくらい降ってくれれば、迷わない。自転車ではなく歩いて出かける。ただ、心配なこともある。つくば市内の道路は水はけがわるく、大きな水溜りが多い。雨の日には車で走る方々は出来るだけゆっくり走ってほしい。水をバシャっと浴びてしまうと歩行者は大惨事だ。路上でまず守られるべきは歩く人。弱い人。そう了解していない人が多い気がする。

祝日のようですが、いつも通りに開けています。

2021/04/28

『観々日 二〇二〇年度下半期』

黒猫店主『観々日 二〇二〇年度下半期』届きました。
長野県伊那市〈黒猫〉店主の鑑賞記録。2020年9月26日から2021年3月31日までのあいだに観て聴いて触ったり、眺めたりした音楽、映画、本、食べ物、ライブ、等々から得た印象を記しています。それぞれの細かな情報を得ているようで、店主の実感、体感を追いかけているような気にもなる不思議な本。

販売価格は880円(税込)。黒猫の製作物、いろいろ在庫しています。

4/28 店日誌

4月28日、水曜日。昨日は開店直後に一人、本の買取依頼の学生さん。歌集など粒ぞろいの本を持ってきてくれる。査定をしている最中に長野県伊那市〈黒猫〉からの荷物が届く。その荷を解く間もなく友人たちが登場。…ビールをガサガサぶら下げて。虚をつかれて狼狽していると、外になんとなく見覚えのある人が立っている。よく見ると、ああ、数年前に一度お邪魔した酒場の店主じゃないか! なんとまあ、不思議な連なり。いろんな場所から人が同時にやって来た。

さて、今日はどんな日になるのだろう。のんびり20時まで開けてます。

2021/04/27

『季刊 黒猫』春号

『季刊 黒猫』春号が届きました。
いまもっとも雑味に溢れる紙メディアの最新号。寄稿者が捉えた世界の表現方法は文章、写真、絵画…その大小、切実さは人それぞれ。それらをそのまま詰め込んだ雑誌です。受け止め方は自由。既存の物差しでの数値化は無用でしょう。

販売価格は1100円(税込)。バックナンバー・秋号を一冊在庫しています。

4/27 店日誌

4月27日、火曜日。もうすぐ始まるゴールデンウィーク。当店は5月3日(月)を臨時営業(13時開店/20時閉店)する以外は通常営業予定です。最終日9日(日)は〈つくば食堂 花〉で催事開催ですが、営業します。10日(月)・11日(火)は休みます。

今日も書籍・音源に入荷あり。お暇があればお運びください。

2021/04/25

4/25 店日誌

4月25日、日曜日。ま隣で再開店した〈千年一日珈琲焙煎所・カフェ〉。昨日は午後から夕方までお客さんが多かった。そんな中、自分は焙煎所まで歩いてコーヒーをのみにいった。たんなる習慣か。あの場所の居心地か。お隣の〈古着屋may〉を覗きたいからなのか。今日も開店前に寄ってしまった。なかなか、すぐ横のカフェに足を運ぶきっかけがつかめない。

いつも通り、13時から19時まで開けています。明日月曜は定休日。

2021/04/24

4/24 店日誌

4月24日、土曜日。お隣〈千年一日珈琲焙煎所・カフェ〉が本日開店。営業形態の本格リニューアルはもう少し先のようですが、コーヒーはのめます。週明けからは「坂巻弓華 個展」がスタート(4/29-5/24)。少しずつ、周辺の景色が変わっていくのは面白い。近隣の店々、大体のんびりやっていますので、力を抜いて遊びに来てほしいです。

半袖が気持ちのいい真っ昼間。夕方からはキュッと冷えますので、お気をつけて。

2021/04/23

『ソ連メロディヤ・ジャズ盤の宇宙』

1964年メロディヤ設立から1991年ソ連解体までの四半世紀あまり、15の共和国を有する巨大な多民族共産主義国家ではどのようなジャズのレコードが作られていたのか。鉄のカーテンの隙間から覗き見る米国のスタイルを規範としながら、いまや世界音楽となったジャズは冷戦体制下の微妙な蠢きとして多様な発展を遂げていた。

岡島豊樹・編『ソ連メロディヤ・ジャズ盤の宇宙』が届きました。
カンパニー社がまた、やった! 今回はなんと、ソヴィエト連邦の国営レコード会社「メロディヤ」の主要タイトルをほぼ網羅したという、本邦どころか世界初(!)のソ連ジャズ・ディスクガイド。ページを繰ってみても自分に知ってる名前は見当たらない。されど、なぜだか心をグッとつかまれる。巻頭のジャケット図版だけでも見ごたえがあります。

販売価格は2200円(税込)。同社の前作『AA 五十年後のアルバート・アイラー』の初版(赤版)も在庫しています。

『Hello Stranger』

咽び泣く抒情、目眩く旅情、どこでもないどこかへ思いを巡らす妄想の夜。愛いとなみ。紳士と淑女、ラウンジ、シャンデリア、グランドピアノ、楽団、カクテル、ウイスキー、ロック水割りストレート、VIDEOTAPEMUSICが放つ、まやかしエキゾチック・イージーリスニング・ムードミュージックBGM決定盤ミックスCD。-COMPUMA

VIDEOTAPEMUSIC『Hello Stranger』が届きました。
BLACK SMOKER RECORDSのミックスCDシリーズ、最新作。VIDEOTAPEMUSICによるエキゾチック・ラウンジへの招待状。
すぐそばにある異界へ誘いこむような雰囲気で、再生中に脳内に浮かぶ景色、色彩はドニョリとしていて面白い。何気なく流してみても、よーく耳を傾けても楽しめるはず。

販売価格は1650円(税込)。通販希望の方はメールでお問い合わせください。

4/23 店日誌

4月23日、金曜日。幾人かの知人が話題にしていて気になっていた、アサヒ・スーパードライの生ジョッキ缶。従来のプルタブではなく缶詰のようにパカっと大きく開く。そして、泡がもこもこになる。らしい。この数日で二缶試してみたが、温度設定をあやまっていたのか、自分はさほど驚くこともなくのんでしまった。口にあたる質感、味わいともに鉄っぽい。これがドライらしさだよなァと思っただけ。たぶん、正しく味わえていないのだろう。

少し気温も落ち着いてきたのでしょうか。空気がおいしい季節です。

2021/04/22

4/22 店日誌

4月22日、木曜日。当店から歩いて3分、〈千年一日珈琲焙煎所〉でコーヒー豆を購入。その準備をしてもらっている間の数分で、お隣〈古着屋may〉でチノパンを買う。サイズもピッタリ。こうした買い物をサクッと済ませられるのがどうにも楽しい。ご来店の際は、歩いて近隣の店舗を回ってみてほしい。

今日も通常営業。書籍、音源ともに新入荷がございます。

光風 LIVE –つくば食堂 花 十周年記念–

光風 LIVE –つくば食堂 花 十周年記念–
日時:5月9日(日) 17時開場/17時半開演
料金:2500円(特製TENむす付き)
会場:つくば食堂 花(茨城県つくば市上野700–5)

『つくづく別冊①トーク・ショウ スペシャル』

雑誌って本来は写真でも詩でもなんでもページに加えていい、やりたい放題やれるメディアだったわけじゃない。なのに最近は、ZINEだってマジメな内容が多いもんね。–青野利光(『Spectator』編集長)

『つくづく別冊①トーク・ショウ スペシャル』が届きました。
当店ではこれまで『つくづく』vol.1から派生した『自家中毒』タオルブック(vol.6.)
セルフカバー(vol.8)カメラブック(vol.37)を扱ってきましたが、ここに来て、ようやく雑誌めいたものが到着! 「友だちと互助会」というテーマで語られた11本の対談、3つのコラム、巻頭グラビアで構成されたペーパーバック。特異な重力を感じます。

販売価格は1320円(税込)。左右雑談からの編集後記にいたる流れ、お見事です。

***

『つくづく別冊①』特集=友だちと互助会

◆巻頭グラビア エリイ( Chim↑Pom)&ザ ベストフレンズ ◆トークショウ ① 青野利光×植田浩平 ② 戸田真琴×飯田エリカ ③ 能町みね子×サムソン高橋 ④ 岩井秀人×池田亮×田中祐希 ⑤ 神谷圭介×大谷皿屋敷 ⑥ 喰始×コラアゲンはいごうまん ⑦ 荻原魚雷×金井タオル×木原基行 ⑧ コメカ×パンス(TVOD) ⑨ 若林恵×宮田文久 ⑩ エスペランティストの皆さん ⑪ 爪切男×高石智一 ⑫ プロボケ ◆エッセイ ・下井草秀 ・植田将暉 ◆無限階段 ・竹内厚

https://tukzuk.stores.jp/items/5fbdf4c6da019c5b527b0c47

4/21 店日誌

4月21日、水曜日。今日も夏日。今週の日中は暑い日が続くらしい。そうして、来週からはゴールデンウィークが始まるようだ。まあ、こういう時期にしか会えない人もいるから合同連休も悪いもんじゃないとは思う。でも、どうして多くの人が同時に同じ場所を目指すのか、その行動の理由は分からない。煩わしさも休みの醍醐味ってことなのか。

目に入る緑の気持ちいい季節。スカッとさわやかな気分を忘れずにいたいなァ。

2021/04/20

4/20 店日誌

4月20日、火曜日。先週末に届いた『respelatrol』はボーイズ・ライフ・イシューと題された、9号目。書き手の河野友花さんが書店でたまたま見つけて購入した雑誌『Ollie』を自分も手に取ってみた。たしかに面白い。若者たちが元気に生きている。その姿はやけにまぶしい。オヤっと反応してそのまま購入する姿勢、いいなあと思う。河野さんの日記はいつも楽しい。

気持ちのいいTシャツ日和! 今日も20時まで開けています!

2021/04/19

4/19 家日誌

「春だ。人を見たい。家の近くの西武球場へ、西武・ロッテ戦を見に出かけた」と書き出されるエッセイが好きだ。書いたのは荒川洋治さん。2020年に刊行された『文学は実学である』所収の「春の声」。ビールの売り子、監督、選手、観客たちを難しい言葉、表現を用いずに描写する。リズムがいい。

「小さな声と、大きな声。その使いわけに人柄がにじむ。いい人だ」。ヤジを飛ばすお客さんを観察し、こう評する。そのまなざしの温度がいい。こうした言葉に触れていると、身体の奥の方が満たされていく。

2021/04/18

4/18 店日誌

4月18日、日曜日。今朝! パチっと目が覚めたときから気持ちがいい。ひさしぶりに天気もいい。コーヒーがおいしく、針を落としたレコードも調子がいい。ああ、二日酔いでないって素晴らしい! これは、自分に断言できる数少ないこと。

てなわけで、今日は元気に営業中! 19時まで開けています。

2021/04/17

4/17 店日誌

4月17日、土曜日。二日酔い。午前中は起き上がれず、ついさっきまで横になっていた。どうにか布団を這い出てシャワーを浴び、着替えて、自転車に乗る。曇天ゆえか景色もあざやかに感じられない。道中、最低限の用を済ませて、店にきた。

今日も通常営業。通販のお問い合わせはお気軽に。わたくし植田宛にメールをください。

2021/04/16

My loads are lightの新作靴下

My loads are lightの新作靴下が届きました。
メリノウール素材で、これまで以上にやわらかなはき心地。的確に一箇所、ロゴを縫いつけただけのシンプルなデザイン、3色展開。ご自分ではくのにも、贈りものにも、ちょうど良い上品さ。ぜひ一度、足を通してほしいです。

『聞かせてください、あなたの仕事』

「あ、できた!」という体験を子どもには何度も味わって欲しいです。

興味があったら二の足は踏まない。考え過ぎてできた試しがないからやればいいよって。

平野公子・編『聞かせてください、あなたの仕事』が届きました。
香川県に拠点をおく8人、それぞれの仕事についてのインタビューを収めた一冊。花屋、健康運動指導士、芸術祭支援サポーター、ベーグル屋、ダンサー、本屋、パフォーマンスユニットと紹介される職種は幅ひろく、自由な雰囲気がただよいます。そして、登場するどの方も身の丈で奮闘中ってところが素敵なところ。特別でない話だからこそ、聞き手・読み手に響くんだろうなあ。

販売価格は1430円(税込)。刊行元は「horo books」。700部限定です。

4/16 店日誌

4月16日、金曜日。普段より早く店に入って昼寝をしていたら、コンコンとシャッターを叩く音。起きて外に出てみると、画家の河合浩さんが本を持ってきてくれていた。片手で持てる冊数だけど読みたかった漫画が二冊。ありがたく買い取らせてもらう。その後なぜかコーヒーを奢ってもらいに、〈千年一日珈琲焙煎所〉まで歩いていった。おだやかな午後、何でもない話を店番土田君も交えて15分。こういう時間がけっこう貴重だ。

今夜からまた雨の予報。明日は一日、降りそうです。

2021/04/15

4/15 店日誌

4月15日、木曜日。降ったりやんだり、ではなく、降りっぱなしの雨が強くなったり弱くなったりしていた昨日。さすがに客足も少なかった。ただ、天気が良ければ、たくさん人が来るかといえば、そうではない。何が、どう作用してお客さんとなる人たちの足が店に向くのか、いつになっても分からない。そのことを徹底的に研究して計算式でも生み出す人はいないのだろうか。おそらく、気候より気分の問題なのだと思うのだけれど。

さあ、店の片付けも落ち着いた木曜日。今週はこのまま通常営業予定です。

2021/04/14

「坂巻弓華個展」

「坂巻弓華 個展」
会期 2021年4月29日(木)〜5月24日(月) 11:00-19:00 ※火・水曜休
会場 千年一日珈琲焙煎所(茨城県つくば市天久保3-21-3星谷ビル1-F/G)

4/14 店日誌

4月14日、水曜日。昨日は開店してすぐ、「仕立て屋のサーカス」に託していた本たちが返送されてきた。その荷を解く間もなく「MAD LOVE records」の新譜各種、「My Loads Are Light」から新作靴下が同時に届く。そのとき店には筑波大を退官されたばかりのU先生。聞かせてくれるお話がどれもこれも興味深い。今、自分が考えていること、読んでいる本の内容とも響き合う点が多く、会話を止められない。

届いたばかりの音源を聴きながら、古本を並べていく。元あった場所に戻すつもりで手を動かし始めても、微妙に場所が入れ替わる。この本はここ、あの本はあそこ、今の気分に任せていく。並び終える頃には、本棚の顔つきが変わっている。その作業が落ち着く頃にO君がビール片手にやってきた。ベリーナイス。

決めておいたことをやれない時ほど、店って面白いなーと実感する。

2021/04/13

『Hearty Party』

江の島の暮れゆく美しい海をバックに、メロウに滑走し、幸せに捻じれながら上昇して、極まっていくフロア!正にその瞬間を切り取ったかのようなミックス!

Latin Quarter『Hearty Party』が届きました。
新作と同時に届いた最新ミックス。江ノ島〈オッパーラ〉で毎年12月に開催される名物パーティー「Hearty Party」の空気を再現するような曲調、選曲! 全体から伝わってくるハッピーなヴァイブス! CDからあふれ出す音に触れれば、きっとわかってもらえるはず。試しみてほしい。

販売価格は1100円(税込)。パーティーの主宰者ABESTREEMのレーベル「A・B・E records」からのリリース。

『pattern01』&『Mock』

自身のMIXやDJプレイとも共通するスムースでメロウなバイブスも持ちつつ、独自のユーモアでサンプリング&コラージュされたオルタナティヴなディスコ・ハウス6トラックを収録。夜の街にうごめく最高にクールな泣きの傑作ハウス・ミュージックの誕生です。

Latin Quarter『pattern01』『Mock』が届きました。
横浜ベイエリアを中心にDJ/トラックメイカーとして活動する、Latin Quarterの13年振りの新作。粒のたったビートがファンキーな「Don’t Care」(A1)で幕をあけるディスコ・ハウスを6曲収録したカセットテープ。同時に2015年製作の未発表埋蔵音源を収録した『Mock』も入荷しています。

販売価格は1650円・1100円(共に税込)。どちらもダウンロードコードが付いています。

4/13 店日誌

4月13日、火曜日。四日ぶりの通常営業。出店、催事はすごく面白い。刺激が多いし沢山の人と交流できて、売り上げも増える。それでもやっぱり、自分は店を開けて、人を待つことを大事にしたい。少しでも長くドアを開けて、誰でも入ってこられる状態をつくっておきたい。能率・効率だけでは測れない味わいが、この店にはある。

やや不安定な空模様。お出かけの際はお気をつけて。

2021/04/12

4/11 移動日誌

 4月11日、日曜日。朝起きて、身支度をして武蔵小杉を出発したのが9時半前。そこから東横線(副都心線直通)、千代田線、つくばエクスプレスと乗り継いで、つくばに着いたのが11時頃。早い。あっという間に着いてしまう。ただ、つくばに近づくほど電車内がのどかな雰囲気になっていったのが印象的。東横線の若かった車内が、千代田線の日比谷を過ぎたあたりで落ち着いてくる。つくばエクスプレスに乗るために北千住のホームに上がると、ホッとひと息。一人あたりの空気量が潤沢にあり、安心感が高まる。好天の早春、日曜日の午前中という条件がそうさせたのか、はじめて覚える感覚だった。

駅から昼食を取りに行った店をはさんで一旦帰宅。少し休んで、店に立ち寄り、〈OctBaSS RECORDS〉に向かう。昨年末から延期になっていた「YOSSY LITTLE NOISE WEAVER spring live 2021」開催のため。10名限定。正直に言えば、少人数でのライブってのはどうなのか…と、振り切れない気持ちもあった。だが、やはり。音が鳴ってしまえば、迷いが一気に吹き飛んでしまった。リハーサル中の音を聞きながら、歩道でビールをのんだあの時間。お客さんが入ってからの雰囲気。これはやはり、かけがえのないものだなあと再認識。小さくとも、大きな意味のある催事になった。

ヨッシーさん、イッチーさんを見送った後は会場のオーナー、エスプラ君と久々にしっかりと酒をのみ、じっくり話した。その途中、途中に交ざってくる(乱入してくる?)隣店の先輩のお話、酔い方が素敵だった。自分はやはり、つくば、天久保が肌に合う。人との距離感、町の大きさ、どちらにもしっくりきている。そこでの自分の役割は何だろうか、と考える日々。

2021/04/10

4/10 出店日誌

 
4月10日、土曜日。仕立て屋のサーカス、出店2日目は開場直後から来客、購入が相次ぎ慌ただしいまま本編開演。抑制の効いた、詩的な演出で進んだ前半から休憩前のメンバー、出店紹介までコンパクトでまとまっていた。いい空気の休憩を挟んでの二部はなかなか刺激的な内容だったと思う。説明的な演奏、照明はほとんどなし。色数が少ないまま、ギリギリのバランスを保ちつつ進む展開。朗読がながく続いたあと、激しいノイズに包まれる。ああ、仕立て屋のサーカスの面白味ってこういうところなんだよなあ、と考えているところでしゅるーっと閉演。そのまま無音。あれには、え……と戸惑った人も多いんじゃないか。

あらゆる表現には賛否があってしかるべし。そう考えている人は多いだろう。ただ、多数の観衆の前でそれを実践できる人たちは、なかなかいない。いざ、現前されると言葉に詰まる。それでも、時間をかけて考えてみると、あそこは良かった! とか、あの展開は嫌だった、とか色々な感情を見つけられるはず。今日の公演がそんな機会になればいい。数ヶ月経って、よみがえるシーンがあったりすれば、すごくいい。

今回の横浜公演、自分が立ち会えるのは今日まで! お買い上げくださった方々、声をかけてくれたり色々質問してくれた人たち、ありがとうございました。やはり、本や音源を介して人と交流するのは面白い。色々感じて、考えさせられる現場ってのは刺激的。

2021/04/09

4/9 出店日誌

 4月9日、金曜日。仕立て屋のサーカス・横浜公演初日が終わって宿に帰ってきたところ。気合を入れて沢山持ってきた(+送った)本への反応も上々、売り上げも悪くなかった。来てみて毎回感じることだけど、この現場でしか会えない人がけっこういる。その方々みんなと同じだけ話すわけじゃない。でも、慌ただしくともそれぞれやり取りはする。その交流も、こうして毎回本を持ってくる理由になっているのかなあ、と感じた。

2021/04/08

『LIGHT HERE,LIGHT NOW』

PEOPLE BOOKSTOREの出版部門「PEOPLE BOOKSTORE LIBRARY」を立ち上げ、第一弾刊行物として矢吹純作品集『LIGHT HERE,LIGHT NOW』をリリースします。カバー、ページレイアウト等のデザインワークを担当したのは佐藤拓人。膨大な量の原画を吟味し、ページに落とし込んでくれました。ページ数は300ページ超! 電話帳をイメージした判型、厚みになっていますので、是非現物を手にしてほしいです。

今日、お知らせできるのはここまで。と言うか、自分たちもまだ本そのものを手にできておらず、もうひと頑張りが必要な段階。ここから予約受付(特典をつける予定!)、発売日告知と少しずつ進んでいきます。今後のアナウンスにも、どうぞご期待ください。

4/8 店日誌

4月8日、木曜日。今日で当店、PEOPLE BOOKSTOREは開店からまる八年。特別なことは行わず、いつも通りの時間に開けて、閉めます。その単純な繰り返し、積み重ねに意味があるのかなあと考えはじめたこの数年。ようやく店の面白みに気がついたってことでしょうか。

明日からの三日間は出張、催事開催のため店は休み。

2021/04/07

『Get back,SUB! あるリトル・マガジンの魂』

この国の文化は、メイン対サブという区分が意味をなさなくなって以降も、消費されるスピードに創造が追いついていないという点で、ますます疲弊しているように見える。古典だけじゃない。この国では、ありとあらゆるものが絶ち切られたままだ。(「長いお別れPART2」)

北沢夏音『Get back,SUB! あるリトル・マガジンの魂』が届きました。
当店もとい、わたくし植田の魂の一冊(と言いながら、約7年ぶりの再入荷)。この本がなければ出会えていない人がたくさんいる。とても書ききれないので、ここでの紹介は割愛するけれど、とにかく沢山のきっかけを作ってくれた。2014年の展示中に起きた様々なこと、書き手の北沢夏音さんから頂いた言葉、それらの多くが自分の血肉になっている。刊行されたのは2011年10月。たった(!)十年前である。まだまだ、もっともっと読まれなくちゃいけない本だろう。

販売価格は3080円(税込)。読み返すたびの発見のある本です。是非お手元に。

『おかしな時代』

出版などというヤクザ稼業に足を踏み入れたからには、じぶんがやりたいことをやるのが先決。いくら売れるからといって、他人がやったことのまねをするようなやつはバカにされてもしかたない。そんな暗黙の原則がごくあたりまえのこととして通用していた。(「汝、まねするなかれ」)

津野海太郎『おかしな時代』が届きました。
晶文社の小野二郎、中村社長はじめ長谷川四郎、藤本和子、佐藤信、岸田森、悠木千帆、斉藤晴彦、唐十郎、植草甚一、長田弘、小林信彦、片岡義男……そして、平野甲賀。多くの人が登場する、サブカルチャーの創世記(あげたお名前はごく一部)。とにかく、津野さんはじめ登場する人びとは元気いっぱい! 伝説になりかけている事象の数々を生き生きと伝えてくれる貴重な回顧録。今でこそ、ではなく、これからも読み継がれるべき一冊です。

販売価格は3080円(税込)。入荷分はすべて署名いり。

4/7 店日誌

4月7日、水曜日。明後日、9日からの「仕立て屋のサーカス」出店の準備が思いのほか大変だ。これまでの数年間一定のペースで開催されていたからか、それなりに手はかかったけれど、負荷は感じていなかった。それが、さあもう一回! と、やろうとしてみても考えるだけで疲れてしまう。放っておくと「もうやだ!」となる脳みその声を小さくし、どうにか手を動かして、少しずつ準備を進めている。ああ、一度止まったことを動かすのって大変なんだな。

今日、明日は通常営業! 店内は出店準備のため、とっ散らかり気味です。

2021/04/06

『HONEY』(CD)

YOSSY『HONEY』が届きました。
YOSSY名義での初ソロ作品。本人による多重録音、ピアノだけのインストゥルメンタル、ゲスト(icchie、栗原務、伊賀航)を迎えた楽曲等で構成された、6曲入りのミニアルバム。YOSSY LITTLE NOISE WEAVERでの演奏・音源に比べると、やや小さく内面的な世界をあらわした作品集です。

販売価格は2200円(税込)。同作のアナログ盤(10インチ)も在庫しています。

『My Landscapes』(LP) -通販分は完売しました!-


池間由布子『My Landscapes』(LP)が届きました。
昨年販売したCD版が好評だった作品が待望のアナログ化。ジャケットは表、裏の写真をそのまま採用。楽曲にはあらたにリマスタリングを施し、曲順を再編。幾度も耳にしてきたはずの曲が新しい。言葉もしっかりと入ってくる。このレコードは、長く手元に置いておきたい。きっと、そう感じてもらえると思います。

販売価格は3850円(税込)。名曲「とんかつ」からはじまる全10曲。45回転レコード、二枚組です。

4/6 店日誌

あれこれ想定し、万全の手配をしても、土壇場で、どうなるかは分からない。人と比較する同じ物差しでは、推しはかれない。死だけは、みんなと一緒に渡れば怖くない橋ではないのだ。そんな事を考えて見る映画は、時に苦く、耐え難いが、素晴らしくもある。−秦早穗子

4月6日、火曜日。2014年の刊行時、当店でも販売した『つるとはな』創刊号は今読んでも面白い。アンチエイジングだのなんだの不自然な感覚ばかりが横行する世にあって、この雑誌の提案はなかなか刺激的。なにせ、巻末近くに置かれた映画評論家・秦早穗子さんによる映画評の冠は「身終いの映画」である。このテキストに似たものは、そう見つからないのでは。

今週は火・水・木曜日が通常営業。金曜からは出店、催事開催のため店は休み。

2021/04/05

4/5 家日誌

久しぶりに劇場に足を運んで、『ノマドランド』を観た。映画館はやはり特別だ。巨大な配送センターの場面では無数の機械の動作音が耳に届く。とにかく音が多い。印象的な川のシーン。水面に浮く主人公。美しかったし、静かだった。

人間にとって大事なのは目の前の時間、実感か。不確定な未来を少しでも安全に、確実に過ごすための金銭か。時間と金のやっかいな関わりを描き出しつつ、根源的な問いを現代社会に投げかける、深みのある作品だった。そりゃあなかなか、状況は甘くない。とか言って、分かったような顔はしちゃいけない。

2021/04/04

『safe mode』(CD-R)

mmm『safe mode』(CD-R)が届きました。
池間由布子との共作音源『パープルフール/透明な箱』も好評! 2014年発表の宅録音源はときに激しくも、しっとり聴かせる部分もあり、小さくとも幅のある感情を封じこんだ充実作。英語と日本語が交ざるゆえか、聴くたび異なる印象を受けます。力のある音源。

販売価格は880円(税込)。今は小雨、しずかな日曜日の午後にすごく合います。

4/4 店日誌


繰り返しになるけれど、どんな曲をやっても林栄一になるのが林栄一で、その林栄一が近くにいて聴いたりいっしょに演奏できるのは神の配慮といいたくなる。−渋谷毅「俺たちの栄ちゃん」

4月4日、日曜日。先週、店番太郎が貸してくれた林栄一 MAZURU ORCHESTRA『NAADAM 2020』(地底レコード)がとんでもない。ディスクに吹き込まれた音のスケールに驚く。どんどん音量を上げてしまう。こりゃあ、小さな音ではとてもじゃないが満足できない! 音が太い! 圧倒されるほかない。この録音の現場に立ち会った、店番氏が心底羨ましい。

自分も何度か林栄一さんの音を生で浴びる機会があった(それも至近距離で!)。ガトスミーティング、石田幹雄とのデュオ、等々。身体ごと音に呑まれた経験は後にも先にも、そう多くない。今後も機会があれば林さんの吹く場に身を置きたい。

今日も通常営業。お時間のあるときにのぞきに来てください。

4/3 店日誌

4月3日、土曜日。今朝の「ウィークエンド・サンシャイン」はミャンマー音楽の特集だった。かの地は今、大変な状況。自分にはじゅうぶんな知識がないし、情報の整理も出来ていない。でも、知らないままでは片付けられない。どうするべきかと惑っていたなか、ピーター・バラカンさんにそっと背中をたたかれた気分になった。

無理に歩調を合わせるよりも、自主的な一歩を踏み出すこと。ハッシュタグのようなスローガンを叫ぶことも大事だけれど、自分なりの手がかりを見つけて考え、想像する。その小さな行為の重要性を感じさせてもらった。そう、きっかけは音楽でもいい。

書籍、音源に入荷あり。通販等のお問い合わせもお気軽に。

2021/04/02

4/2 店日誌

4月2日、金曜日。お隣〈千年一日珈琲焙煎所〉は現在改装工事中。今月22日(木)にはあらたな形で再始動する予定。ただ、メニューや営業時間などは未定だと思うので、のんびり待っていてほしい。喫茶と軽食ができる。絵や写真の展示も行う(29日(木)から坂巻弓華さんの個展開始!)。今はっきり伝えられるのは、これくらい。

今日は通常営業。お暇があればお運びください。

2021/04/01

『アナキズム文献センター通信』56号

『アナキズム文献センター通信』56号が届きました。
静岡県富士宮市にある〈アナキズム文献センター〉発行の通信。最新号の巻頭は「インドネシアのエマ・ゴールドマン翻訳者に聞く」と題したインドネシアのアナキズム文献事情を伝える記事の前編です。新連載「世界のアナキスト・ライブラリー紹介」で取り上げるのはオランダの〈De Zwarte Uil〉。日本語にすると「黒いフクロウ」となるライブラリーのロゴ・マーク、カッコいいです。

販売価格は100円(税込)。今回の「通信取扱店が選ぶこの一冊」は、わたくし植田が担当しました。ECD『ECDIARY』(レディメイド・インターナショナル)を取り上げています。

4/1 店日誌

4月1日、木曜日。一昨日、久しぶりに書店開業志望の方が店に来た。関西からわざわざ出かけてきて、東京を中心に関東近郊の個人書店を回っているとのこと。来訪をねぎらいつつも、うちの店なんて参考にせず、好きなようにやってほしいと伝えた。既存の方法を踏襲するのでなく、一つ一つ、自分なりに困って悩んで楽しみながら、店をつくってほしい。そのうちに個性のようなものが滲み出てくるはずだから。そう考えると、本屋以外の場を訪ねていく方が面白いことになるような気がするんだなァ。

今日は19時までの短縮営業。ご用の方は、お早めにご来店ください。