2020/02/29

『MARK!』2020年3月号


スカイマークエアラインの機内誌『MARK!』3月号に掲載して頂きました。
第一特集はなんと茨城、「つくばへ、大人の社会科見学。」と題してつくばの宇宙センター〈JAXA〉や〈実験植物園〉などをめぐるショート・トリップ。その道中で当店にも寄ってくれました。こうして誌面に載ってみると散らかった店だな…と反省します。

もし、スカイマークの飛行機に乗ることがあれば、手にとってみてください。

2020/02/28

河合浩個展「Stick,Stone,End of the Road」


河合浩個展「Stick,Stone,End of the Road」
会期 2020年3月14日(土)−28日(土) 13時−19時 ※火水休廊
会場 hitoto(大阪府大阪市北区天神橋5−7−12 天五共栄ビル301)

2020/02/27

2/27 店日誌


2月26日。店は静か。だけれど、ウイルス関連の事象はどうにもやかましい。大都市での大規模なイベントは中止もやむない、ただ、つくばで行う予定のものは極力開催していきたい。そう思い、その旨をツイートした直後に延期の打診。こういった緊急時につい言葉が走る自分の習性を恥じつつも、冷静に対応する。こうなったら仕方がない。まさか、郊外に住む自分も今回の騒動の影響を受けるとは。そう驚いているのが、そもそもの誤りか。

近所の〈Club OctBaSS/Bar Discos〉は人を集めることが日常、業務の中心だから大変だろう。今週土曜のイベント開催予定とのことだけれど、今後のことは見通しづらい。出来るだけ足を運んで、場の温度を下げないよう工夫をしたい。近所のお店、大事な場所にこそ、しっかり意識(と足を)を向ける時なのかなと思う。

そんな中、嬉しいこともある。3月22日に開催する「PEOPLE’S PARK−CINNAMON MEETING−」(通称:シナモン集会)のフライヤー現物が届く。広島県在住のイラストレーター・RUMINZさんが作ってくれたこの作品、データで見るより素晴らしい! 触れるって嬉しい。配るのもきっと楽しい。このイベントは予定どおりに開催したい。これからしっかり話し合い、準備していく。

東日本大震災、福島第1原発事故の体験をどうしたって思い出してしまう、この状況。出来るだけ冷静に、言葉に酔わず、酔わされず、身近な人たちと協力しながら乗り切りたい。

今日も店は通常どおり開けていますので、気軽に遊びに来てください。

2020/02/25

今日、25日(火)は休みます。


今日、2月25日(火)は休みます。
明日以降、2月中は休みなく営業するので、お暇でしたらお運びください。

2020/02/24

2/24 店日誌


2月24日。7年前の今日、店の天井のペンキを塗っていたことを思い出す。ちょうど30歳になった日だ。というわけで誕生日なのだけど、祝日の月曜日なので店を開けている。13時の開店後すぐに盟友(だと勝手に思っている)「ENTERTAINMENT」の数見くん、赤石くんが来店。新作のスウェットを持ってきてくれる。すごく良い出来。通販もできるので、気になったのなら彼らの通販ページをのぞいてみてほしい。

その後はのんびり、ポツリポツリと来るお客さんと話したり。本を読んだり。今日の午前中に買ってきたエレキングの別冊『じゃがたら おまえはおまえの踊りをおどれ』を読む。ちょっと前にApple musicに入った『南蛮渡来』を初体験。今、聴きながらこの日誌を書いている。

今日は20時頃まで開けているはず。明日、25日(火)は代休です。

※買った本、読んだ本
エレキング別冊『じゃがたら おまえはおまえの踊りをおどれ』(Pヴァイン)
安部公房『内なる辺境/都市への回路』(中公文庫)
保阪正康『大本営発表という虚構』(ちくま文庫)

「INSTRUMENTAL READINGS」


Ryohei Kazumi「INSTRUMENTAL READINGS」
会期 2020年2月13(木)−3月2日(月)
会場    KAKUOZAN LARDER(愛知県名古屋市千草区覚王山通9−14ことひらビル1−C)

『90年代の若者たち』が再入荷しました!


島田潤一郎『90年代の若者たち』が再入荷しました。
出版社「夏葉社」を営む島田潤一郎さんが昨年4月に立ち上げた新レーベル「岬書店」の第一作。これが本当に面白い。どこにでもあったであろう90年代の若者たちの青春と挫折を題材にしながら、これまでなかった手応えの本になっています。読み手を引き込む力はかなりのもの。

販売価格は1430円(税込)。通信販売、お取り置きはできません。ご了承ください。
完売しました。

2020/02/22

今後の催事一覧

3月22日(日)のシナモン集会のフライヤーはRuminzさんのデザイン! サイコー!

2月23日(日) 「就職しないで生きるための細く険しく楽しい道」 会場:千年一日珈琲焙煎所
3月4日(水)  「出張円盤 レコード寄席 ソノシート編」 会場:千年一日珈琲焙煎所
3月8日(日)  「PEOPLE’S PARK -開催延期-」 会場:OctBaSS/Bar Discos
3月22日(日)   「PEOPLE’S PARK -Cinnamon meeting-」 会場:club OctBaSS/Bar Discos
3月29日(日)   「友部正人と知久寿焼」 会場:つくば食堂 花

以上、明日以降に予定している催事一覧。すべてつくば市内の会場で、当店から徒歩で行ける場所もあるほど、近所です(車でなくても自転車があれば移動できる距離圏です)。ご予約、お問い合わせは私植田か各会場まで、お気軽に。

何かと不穏な空気の中の3連休ですが みなさまどうお過ごしになりますか? こちらは変わらずお待ちしております。」とCoxのウェブサイトに書かれていました。読んで、自分も同じ思いだと確認しました。気をつけるべきことはしっかりと気をつけつつ、私たちは店を開けて、待っています。それぞれの会場に是非、遊びに来てください。

2020/02/21

「CINEMA dub MONKS 沖縄公演」

写真:三好祐介

「CINEMA dub MONKS 結成20周年記念 沖縄公演」
日時 2020年2月24日(月祝) 17時半開演
料金    3000円
出演    CINEMA dub MONKS
会場 桜坂劇場ホールA(沖縄県那覇市牧志3-6-10)

2020/02/20

『青春を売った男達−小椋佳と井上陽水の七〇年代−』


円盤のレコブック『青春を売った男達−小椋佳と井上陽水の七〇年代−』が届きました。
ほぼ毎回書いているような気がしますが、今回のレコブックもすごいです。日本アナログ・レコード史上売上第一位の井上陽水『氷の世界』(131万枚!)と同じ制作陣が手がけた史上四位の小椋佳『彷徨』(91万枚!)。その二枚のレコードを軸に二人のミュージシャンと一人のディレクターが織りなす群像劇。それと同時に、60年代以降の日本社会における「青春の在り方」の変遷を考察した力作! ずばり傑作です。

販売価格は1100円(税込)。レコブックのバックナンバー各種も在庫しています。

2/20店日誌


2月18日。この日はまず近所で〈ギャラリーY〉を営む細田さんがご来店。高橋香緒里さんの展示の位置替えを手伝ってもらう。すごく助かる。それぞれの今後の企画の話をして、何かやれたらいいっすねーと伝える。たぶん、何かやると思う。

その後は、火曜日のわりに人が来てくれる。見慣れない雰囲気の二人組は浅草あたりで〈RYUSEN112〉というビーガン向けのカフェを最近開いたそう。現状のつくば界隈では接点が少ない文化に特化した場所らしく、話を聞くだけで興味がわく。とてもいい感じのお二人だった。

土浦で「蜂小屋」という屋号で養蜂をしているヤマさん、ユカさんが頼んでいた蜂蜜と頼んでいなかったビールを持って来てくれる。嬉しい。呑みつつ、ジョン・フルシアンテの話題で盛り上がる。その間に来てくれたスケーター風の男の子も音楽好きだったようで、お買い上げ時に少し話す。ふーっと一息ついた所で「Loaded」を流す。アンドリュー・ウェザオールが亡くなったらしい。野田努さんの追悼文に感じ入る。…と、そのタイミングでテンペイさんが来て驚く。そしてまた呑む。いろいろ話を聞いて、閉店。

2月19日。お客さんは少ないが、本が届く。メールも届く。熊本の文芸誌『アルテリ』や円盤のレコブックなど、見た目は地味だけど気骨のある本。こういうものを触っていると、嬉しくなる。しっかりと力になる。それらに目を通したりメールの返信をしているうちに閉店。ちーん。

2020/02/19

『アルテリ』九号


熊本の文芸誌『アルテリ』九号が届きました。
七号、八号と続いた花の絵から一転、「どこ?」とだけ記された表紙にまずびっくり。そのままするっと谷川俊太郎さんの『どこ?』に引き入れられる、動きのある構成が面白い。今号で気になったのは、平田洋介さんの「土手ノ内」。とある家族の話。こうしたテキストが普通に入っているのが、アルテリの独特さだと思います。生きること、死ぬことが並置されている稀有な雑誌です。

販売価格は1100円(税込)。四号からのバックナンバーも揃っています。

『断片 1926-1932』


萩原恭次郎『断片 1926-1932』が届きました。
アヴァンギャルド/アナキスト詩人として知られる萩原恭次郎の第二詩集全編に加え、ほぼ同時期(1926-1932)に発表された詩と散文を加えた共和国による新装版。「日記以上に自分のヂカなものの断片(カケラ)かもしれない」と恭次郎自身が語った59の断片たち。この言葉の力強さは、本書に触れてみなければ伝わらないでしょう。是非、手に取って頂きたい。

販売価格は2970円(税込)。巻末の附録、批評、解説までしっかりとした手応えがあります。

2020/02/18

「高橋香緒理 絵本原画展 Peek−a−book」が始まりました!


2019年10月にインドTaraBooksより新作絵本「Peek-a-book」が出版されました。このたび東京・茨城の書店やカフェなどの本を中心とした素敵な場所をお借りして、原画展を開催させていただきます。あわせて絵本やグッズの販売もありますので、ぜひ足をお運びください。※作家在店日 2/23(14:00−17:00),3/1(15:00−)

「高橋香緒理 絵本原画展 Peek−a−book
会期 2020年2月18日(火)−3月1日(日)  ※月曜定休(24日(月祝)は営業)
会場 PEOPLE BOOKSTORE (茨城県つくば市天久保3−21−3星谷ビル1−E)

2020/02/17

2/17 休業日誌


2月15日。土曜日だけれど、静かな一日。凪といえば悪くない響き。無風状態といってみると、なんとなくこわい。隣の〈千年一日珈琲焙煎所〉も似たような感じだったようだけど、店主の大坪さんは「まあ明日は違うでしょ」という。根拠はないけどそんなもんかな。そのまま閉店。

2月16日。開店前に筑波大学芸術専攻の卒業制作展をのぞきに〈つくば美術館〉に出かける。自分にも取材してくれた作品があるはずなので、一応確認しておきたかった。感想はノーコメント。閉口。帰りがけに、地味なイメージがあった構成作品でいいものがあって嬉しくなる。

13時開店。まず、知り合いが来て、話をする。そのうちにどんどんお客さんが入ってくる。同時に知り合い、友人も来てくれる。それぞれの用事で話をしてくれたり、こちらから話したり。話題が交差して、少々こんがらがる。鹿児島で個展開催中の河合浩さんとも久々に会えた。展示も好評のようで良かった。その頃にやって来て、そのまま夕方、夜まで店にいる友人たちもいる。彼らと、ビールをのみつつよもやま話。その間も人の出入りが多い。木工作家、職人の高木克之君ご夫婦もご来店。高木君が作ってくれた踏み台は今も店で活躍中。

19時ちょっと過ぎ、筑波大出身の絵本作家・高橋香緒里さんが展示の搬入にやってくる。ちょうど店に残っていた友人も手伝ってくれて、最新作『peek a book』の原画を壁に飾る。その他小さなグッズなども準備して終了。会期は18日(火)から3月1日(日)まで。明日以降しっかり告知をするつもり。

※買った本、読んだ本
岩永正敏『輸入レコード商売往来』(晶文社)
ジェレミー・アーサー『シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々』(河出書房新社)
船本州治『黙って野たれ死ぬな』(共和国)


2020/02/15

『いやな感じ』


高見順『いやな感じ』が届きました。
高見順が1963年に発表した作品を出版社「共和国」が復刻、現代に蘇らせた新装版。「惰性で生きることに疑問を持ち、自分と生活、自分と社会との関係を変えようと(※)」する登場人物たちが発する生命の光、ぬらっとした時代の空気をみごとに描写した高見の筆に恐れ入る。とんでもなく面白い。主人公・加柴四郎のヒリヒリした生き様を追ううちに、ページをめくる手が止まらなくなります。

販売価格は2970円(税込)。これから、少しずつ共和国の本を増やしていくつもりです。

(※)「解題『いやな感じ』とその周辺」から

2020/02/14

『HIGAN』


Asahiko Omiya+Hideaki Minami『HIGAN』が届きました。
濃淡のある音色で紡がれた三つの楽曲を、ギターで描いた水彩画と言うと抽象的でしょうか。弾かれたまま、形を持たずに空気となっていく音にじっと耳を澄ませてみると、時間の流れが少し遅くなる気がします。カバーの絵は河合浩、写真は三好祐介によるもの。

販売価格は1000円(税込)。CD-R音源ですが、7インチ・レコードサイズのジャケットで見栄えがします。

2020/02/12

「PEOPLE’S PARK −CINNAMON MEETING−」

イラスト:メンチカツ伊藤

「PEOPLE’S PARK −CINNAMON MEETING−」
日時 2020年3月22日(日) 15時開演
料金    2500円/学生1500円※1ドリンク込み
出演    TinyStep”Southside”Trio,小池龍平 (bonobos,LITTLE TEMPO),ワダマンボ(CaSSETTE CON-LOS),tactsato,宮田信(MUSIC CAMP/BARRIO GOLD RECORDS),ヒデ・モリモト(SOUL BONANZA/オクラ印),EL BARRIO DISCO,Count D.(LOS ROYAL FLAMES),uCjima (NIGHT FOX CLUB),SUSHIRAW,EL CINNAMONS
会場 Club OctBaSS/DISCOS(茨城県つくば市天久保1−5−4)

***


TinyStep "Southside" Trio 
ハモンドオルガン、キーボード奏者の山口ゆきのりによるソロユニット。今回は”Southside” The Trioとして、Matt SoundsやKODAMA&THE DUB STATION BANDのメンバーでもあるギター秋廣シンイチロウ、ドラム森俊也とのトリオで録音し、ニューヨークブルックリンでプレスした7インチを2020年1月にリリースしツアーを行う。

2020/02/11

2/11 店日誌


2月10日。トータスのライブを観に〈Blue note tokyo〉へ。ファーストショウは1999年に発表された『TNT』の再演ということで楽しみにしていた。その幕開け「TNT」のイントロ、ジェフ・パーカーのフレーズを生で耳に出来て、ひとつ満足。その後は流動的に担当楽器が変わる。それを見つつ、聞きつつ、ふむふむと楽しむ。セッションという名のビールをちびちびと舐めながら。

幕間、会場直近のコンビニ前で缶ビールを呑みつつ、同行した大宮くんと話す。バンドの中心人物ジョン・マッケンタイアってどの人なの?  あのTシャツのおじさんだろう、いや、あのキャップの人でしょうと、やり取りをしつつ、調べてみたら一番地味に思えた人で二人で驚く(半可通ですみません)。と、同時に納得。トータスにおいては、「フロントマン」なんて概念はない。「ポスト・ロック」、「シカゴ音響派」という括りもしかり。あらゆる記号を無効化するバンドなんだろう。

さて、もういっちょ! ビールをやっつけセカンドショウ。トータスの過去作から選ばれた「グレイテスト・ヒッツ」。これが良かった。正直に言って、細かいところの記憶はほとんどない。ただただ、興奮。途中から椅子に座っていられなかった。今、目の前で演奏されている音楽に身を委ねられる喜びと言ったら! それは他の何にもかえられない。お客さんの雰囲気もファーストショウより自由だったように思う。

興奮したまま電車を乗り継ぎ、つくばに帰る。言葉にしてしまえば、一つのライブ。海外からの来日公演。なのだけれど、個人的にはそれ以上の意味がある体験だった。

ここ最近の入荷から、いくつか。


※※※本を買い取ります!※※※
PEOPLE BOOKSTOREでは本の買取を行っています。ご不要になった本、大切だけれど置き場所がない・・・という蔵書がありましたら、お気軽にお声かけください。お問い合わせはメールでもご来店時でも構いません。お持ち頂いた本は出来るかぎり早く査定します。

2020/02/09

『I HAVEN’T SEEN HIM』に関して。



平野太呂『I HAVEN’T SEEN HIM』は残部僅かのため、通信販売はしておりません。
つくば市の店舗でのみ販売しています。お取り置きも受け付けてはいませんので、ご了承ください。当店、PEOPLE BOOKSTOREは月曜定休、火曜から土曜は15時から。日曜は13時から開けています。

『へんなきゃらくた〜』



ひらのかい『へんなきゃらくた〜』が届きました。
現在6歳のかい君がつくった作品集。13の変なキャラクターと太陽と花のある風景を収録した小冊子です。メモ帳の切れはしをマスキングテープで三点留めした男らしい仕様に、意外にも(?)幅のあるキャラクター造形がマッチしています。

販売価格は500円(税込)。サイン入り、限定一部。買ってくれたら、かい君が喜びます。
完売しました。

ここ最近の入荷から、2冊。



※※※本を買い取ります!※※※
PEOPLE BOOKSTOREでは本の買取を行っています。ご不要になった本、大切だけれど置き場所がない・・・という蔵書がありましたら、お気軽にお声かけください。お問い合わせはメールでもご来店時でも構いません。お持ち頂いた本は出来るかぎり早く査定します。

2020/02/08

2/8 店日誌


2月7日。寒波襲来、お客さん激減。されど友人、知人はやって来る。人の出入りがあるから店は楽しい。来客数がそのまま金銭に繋がらなくていいと自分は思っている。友人たちそれぞれが企画したイベントのフライヤーを持ってきたり、自作した音源や作品集、Tシャツなんかを納品してくれたりするのが嬉しいのだ。だって、それらの多くは他では出会えないものだから。今後もこういうやり取りは大事にしていきたい(店のスペースに限りがあるので、何でもかんでも置いてはいられないのだけど)。

エスプラ君が29日(土)開催の「REVERSE」のフライヤーを持ってくる。近所の〈Club OctBaSS〉は今年、面白そうなイベントが多い。良い音楽に触れられる機会が増えるにはいいことだ。

2月8日。今日は開店後すぐに常連の方が来てくれて、心があたたまる。その後、お世話になっている写真家・平野太呂さんがご家族、ご友人のご家族と一緒にご来店。太呂さんはいつ会っても安心させてくれる。初めてゆっくり話した奥さんのヒナさんやお子さんたちとも相性が良い(と感じた)。とても楽しい。弟のカイ君(6歳)がその場で作ったZINE『へんなきゃらくた〜』を納品してくれる。その後、太呂さんは残部わずかの作品集『I HAVEN’T SEEN HIM(WALLOWS)』にサインを入れてくれた(すみません、通販はできません)。

バタバタとする中で池間由布子さんから新作『My Landscape』の追加注文分が届く。この音源に興味持ってくれる人、反応してくれる人が増えてきた。流していると「これ誰ですか?」とよく聞かれる。

色々と落ち着いて、ビール呑み始めたところで、またご来店。中国から来た留学生と二言、三言の会話を交わして、本とお金を交換する。ありがたい。日本語が上手だなーと思う自分は中国語がさっぱり分からない。これで、いいのか。

ここ最近の入荷から、2冊。



※※※本を買い取ります!※※※
PEOPLE BOOKSTOREでは本の買取を行っています。ご不要になった本、大切だけれど置き場所がない・・・という蔵書がありましたら、お気軽にお声かけください。お問い合わせはメールでもご来店時でも構いません。お持ち頂いた本は出来るかぎり早く査定します。

2020/02/07

映画『バスキア、10代最後のとき』パンフレット




2018年に日本で公開された(制作は2017年)映画『バスキア、10代最後のとき』のパンフレットを買い取りました。30ページ足らずの薄い冊子ですが、工夫のある編集なのでしっかり読めます。掲載された図版やクラリネットを吹く写真、「バスキアがヒップホップではなく、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンやテスト・デプトをよく聞いていた」なんてくだりに触れると、創作欲が刺激される方もいるのでは。

古書ですが使用感はほとんどありません。非常に良い状態です。

2020/02/06

『キューバの映画ポスター(竹尾ポスターコレクションより)』




2016年に〈東京都国立近代美術館〉で開催された展示「キューバの映画ポスター(竹尾ポスターコレクションより)」の図録を買い取りました。一見薄いのですが、掲載された図版は大きく、色も鮮やか。解説のテキストも充実しているので、手元にあると役に立つでしょう。

若干の使用感があり、表紙にわずかなキズ、ヨゴレ。本文ページは非常に良い状態です。

ここ最近の入荷から、いくつか。


※※※本を買い取ります!※※※
PEOPLE BOOKSTOREでは本の買取を行っています。ご不要になった本、大切だけれど置き場所がない・・・という蔵書がありましたら、お気軽にお声かけください。お問い合わせはメールでもご来店時でも構いません。お持ち頂いた本は出来るかぎり早く査定します。

2020/02/05

2/5 店日誌


昨日、4日(火)は平日なのに客足が途切れなかった。久々に会う人、初めての人、色々だけどどうして皆同じタイミングで来るのだろうか。業種に限らず、店を営む人の多くは同じことを思っているだろう。なかなか困っちまうけど、この謎はずっと解けないままであってほしい。

打ってかわって今日、5日(水)はすごく静か。どんどん寒くなってくる。お客さんが来ない。でも、友人、知人は訪ねてくる。まずは、つくばで出版社「夕書房(せきしょぼう)」を営む高松さん。高松さんは現在、「仕立て屋のサーカス」の本を制作中。自分にも、そのためのインタビューをしてくれる。まとまらないまま話してしまったけれど、その途中で大事なことに気がついたような気がする。なぜ、自分が仕立て屋のサーカスとの併走を続けるのか、その大きな理由に触れたような感覚をおぼえた。そのやり取りの最中、ここ最近馴染みなった高橋太郎くんがご来店。本を売ってくれるという。どれもがいい本。しっかり値付けて、売ってもらう。その後も引き留め、音楽の話を中心によくよく話す。

DJ EARTHはフライヤーを持ってくる。今月29日(土)に近所のバー〈Frog〉でイベントを開催するそう。面白そうなバンドが来るので、気になった方はリンク先で情報をご確認してほしい。

一度、店に来てくれた方。いい雰囲気のおじさんがゆっくり棚を見てくれて、嬉しい言葉をかけてくださる。とは言え、褒めてくれたのは棚に並んだ本ではなく雑然とした店構えのことだったか。いずれにせよ、話が出来て良かった。正直に言って、とても励みになった。

2020/02/04

「PEOPLE’S PARK−Sunday evening dance party!−」

写真:西恵里

「PEOPLE’S PARK −Sunday evening dance party!−」
日時 2020年3月8日(日) 15時開演
料金    2500円/学生1500円※1ドリンク込み
出演    小西康陽,飯泉和実,大好俊治,Rakuen(ICE MTG),KRAIT,ゆるゆるラウンジ
会場 Club OctBaSS/DISCOS(茨城県つくば市天久保1−5−4)

***


小西康陽(こにしやすはる)
音楽家。'85年、ピチカート・ファイヴのメンバーとしてデビュー。解散後も、数多くのアーティストの作詞/作曲/編曲/プロデュースを手掛ける。'11年、PIZZICATO ONE名義で初のソロアルバムを発表。'15年、セカンドアルバム『わたくしの二十世紀』を発表。過去に手がけた楽曲をまとめた5枚組CDボックス『素晴らしいアイデア  小西康陽の仕事1986-2018』(GT MUSIC)、監修を手がけた大映映画スチール写真集『いま見ているのが夢なら止めろ、止めて写真に撮れ。』(DU BOOKS)が発売中。

2020/02/03

2/3 休業日誌


店から自転車で15分ほどで着く、巨大なショッピングモール。まるで戦艦のようなその内部には大きな書店、無印良品、ユニクロ、カルディなどがびっちり揃っている。この装置は時間を吸いこむ掃除機みたいで、それなりの金があればたぶん、それなりに良い気分になれるようになっている。小綺麗な人はよく見かけても、埃をかぶったような大人はここではまず、見かけない(つくばの街中でも、同じことだ)。

そこで観た映画『パラサイト』は効いた。本編が終わって、エンドクレジット。それが流れきって、客電がつく。すみやかに劇場を出て、歩き出す。エスカレーターで下に降りつつ、周囲を見まわす。なかなか映画の世界から出られない。バレンタインデーが近いからだろう、高級チョコ店の出店が並ぶ。その売り子さんたちを横目に足早に、出口へ向かった。ちょうど夕暮れ時。淡い色の空を見て、救われた気持ちになるはずもなく、自転車をこぎこぎ帰ってきた。

今、缶ビールをのみながら、店にいる。まだ、気持ちが落ちつかない。

2020/02/02

『CUT A DEMO』(2nd press)


NEST『CUT A DEMO』(2nd press)が届きました。
身近な友人が紡いだギター・インストゥルメンタル。先ごろバンド復帰が発表されたジョン・フルシアンテの初期ソロ作品を思わせる旋律、内省的な質感がじゅわっと心を濡らします。サイズが絶妙なのか、つい繰り返して聴いてしまう一枚。

販売価格は500円(税込)。12曲収録のCDRです。

「The story about sweaters」


tentenの初めての本、『the story about sweaters』の原画展を行います。

TENTEN「The story about sweaters」
会期 2020年2月8日(土)−16日(日)
会場    HOOKBOOKS(栃木県那須塩原市高砂町5−6 2F)

「こんにちは、河合浩です。」


なにか描きたいものがあるのかと問われれば、
ただ描く時間が好きであるといったところがあるかもしれない。
毎朝散歩をするひとがいるように、わたしは絵を描いています。
−河合浩

河合浩個展「こんにちは、河合浩です。」
会期 2020年2月12日(水)−26日(水)
会場 aview(鹿児島県鹿児島市宇宿5−13−1)

2020/02/01

『雑誌記者』


とにかく、編集者は若くなければならない。肉体的な条件が大きくモノを言うからであるが、考えてみると、編集者で一番怖ろしいのは、精神の動脈硬化である。

池島信平『雑誌記者』が届きました。
ヘミングウェイ『移動祝祭日』をはじめ、名だたる名作をリイシュー、文庫化してきた土曜文庫の最新作。のちに文芸春秋社の社長となる、池島信平が昭和33年にものした作品をキリッとした外見に生まれ変えました。編集に携わる人はもちろん、そうでなくても楽しめます。

販売価格は985円(税込)。小さいですが、熱のある一冊です。

次回の「出張円盤・レコード寄席」は3月4日(水)です!


半年に一度のお楽しみ! 高円寺〈円盤〉店主の田口史人さんを招いて開催する「出張円盤・レコード寄席」の次回日程が3月4日(水)に決まりました。会場はいつも通り〈千年一日珈琲焙煎所〉。入場料は1000円。開演は19時予定です。

演目はまだ決まっておりませんが、面白い話が聞けるのは確かです。ご都合が合えば、是非お運びください。

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レコード寄席とは?
「レコード寄席」は、生活の中で生まれ使われて来た昭和のふつうの暮らしの傍らにあった、あまりにも当たり前にあって忘れられてしまったレコードを聞いてみようというイベントです。
 日本各地の御当地盤、町の人々の自主制作盤はもとより、記念品、記録、PR、報道、実用品各種、引き出物など。レコード文化の裾野に広がる広大な世界を探訪します。はじめのうちは珍しい音源のように聞こえるかもしれませんが、聞いているうちに誰もが「あれ、そういえば家にそんなものがあったような気が....」と、忘れかけていた記憶の扉が次々と開いていきます。
 レコードは、流行のためだけに作られたものではなく、実は、生活に密着した様々な目的で作られたものの方が圧倒的に多かったのです。それらはあまりに近すぎたために捨てられたり、しまい込まれたりして、顧みられることがありませんでした。それらのレコードにそのまま耳を傾けてみれば、ゆっくりと当時の暮らしが見えてきます。
http://shucchou-enban.blogspot.com/