2019/11/27

鹿児島のラッパー、泰尊さんのことを中村くんに聞いてみた。

−まず、簡単に自己紹介をお願いしようかな!

鹿児島市の〈aview Cafe&Flowers〉というカフェ兼花屋の店長をやってる中村友貴といいます! 大学進学で地元鹿児島からつくばに引っ越してきて、大学を卒業した後も二年ほどつくばで暮らしていました。いま働いているカフェのオーナーから声が掛かって、そのカフェがオープンするタイミングで地元に戻ってきた感じです。今、店はオープンして3年半くらいですね。

−鹿児島のラッパー、泰尊さんとは何者だろう?

彼は、ラッパーであり2児の父であり、個人事業主(なんでも屋/便利屋)でもあり『旅の途中』というパーティーの首謀者でもあります。一言でいうと、ナイスガイ! 彼の主催するパーティーはロケーション含めていつもすごくいい風景だし、みんないい顔をしてる。フライヤーも抜群にカッコ良かったり、読ませるヤツだったりして面白い。いろんな音楽と、アートと、うまい食い物や酒が絶妙に混じり合って、子供もワイワイ駆け回っていて。

いちラッパーでこんな景色を作れる人ってなかなかいないと思う。そういった意味では、ホントに鹿児島の希望だと思ってます。そんな彼のライブは、表も裏も全てリリックにさらけ出して、生き様をそのままぶつけてくるようなライブ。旅のことだったり生活のことだったり、嘘のないリリックを嘘のないスタイルで表現できる男だと思う。

いつも色んなことを思い出すし、色んな感情を持って帰る。そんな熱量のある男です。

−来週、12月4日のパーティーはどういう経緯で開催することになったのかな?

こないだの(2019年)8月に〈aview〉でnatunatunaさんとカトウシンペイさんの展示をしたのですが、そのオープニングイベントに「コトノネ」という絵描きとコントラバスと詩人による3人組を呼んで、鹿児島からは泰尊さんに出演してもらいました。泰尊さんのライブを初めて見た時に、コトノネのメンバーで友人でもある詩人のtotoさんとぶつけてみたいな〜とぼんやり思い浮べていたことを形にしました。その後、9月に泰尊さんの2ndアルバム『ショート・ホープ』が発売されて、そのリリースツアーの一つとして、夏のライブのアンサー的な感じでtotoさんがつくばでのライブを企画してくれました!

−出演、出店する人たちを紹介してよ!

ナツナさんとシンペイさんもライブペイントとDJをやってくれたり、
totoさんはもちろん泰尊さんとも鹿児島で一度共演したらしい なのるのもないさんや、こちらもアルバムを出したばっかりのつくばが地元のラッパー、SPRA(エスプラ)たちもライブしてくれます。〈千年一日珈琲焙煎所〉のオーツボさんといちご農園〈つくばねファーム〉の小辻さんも出店してくれるのは嬉しいなあ。

僕も、最初「DJさせてください!」とだけ言っていたのに、なぜかエスプラと一緒にラップをしたり久しぶりの〈めしと惣菜 なかむら〉としてフード出店することになってっちゃいました、笑。

−久々のつくばでのライブ、DJ! 今、どんな心境なのかな?

準備が全然間に合ってねーー!!!
とはいえ、久しぶりにつくばで、しかもオクトベースで遊べるなんて楽しみしかない!泰尊さんと共に南国からの風を吹かします♨︎。

−最後に告知があれば、ご自由に!

ヒップホップが好きな人はもちろん、ただただ音楽が好きな人、ラップなんて聴いたことない人にも泰尊という男に出会ってほしい。もちろん、脇を固める大好きな人たちにも。いつもホームである鹿児島で聴く泰尊さんの歌が、つくばという街に旅に出た時にどのように響くのかが僕自身もとても楽しみ。

音楽をきっかけに、またつくばに遊びに行けるなんて最高だな〜。乾杯しましょう!

−ありがとう! 来週、水曜日に会えるのを楽しみにしてるよ!

(聞き手:PEOPLE BOOKSTORE 植田)

中村友貴(dj champon)
筑波大学卒、PEOPLE BOOKSTORE経由、cafe&flower aview店長。たまにラッパー、料理人。

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