2017/09/11

『GARCIA(COMPLIMENTS)』


「なぜパンツが見えるとうれしいのか」。
こんな書き出しのライナーノーツははじめてだ(率直に言えば、ほんの少し不安をおぼえた)。探しに探して、ようやく手にしたジェリー・ガルシアのソロアルバム『GARCIA(COMPLIMENTS)』の国内盤解説、ライナーノーツを執筆したのは湯浅学さん。これがまったく素晴らしい。読んで天晴。脳味噌のしわを伸ばされたような気分になった。

「かねがね私は、グレイトフル・デッドの魅力は、ときに思いがけず出会う女性のパンツに似ている」と説く、湯浅さんのデッド論は一読ならず二読、三読の価値があります。もし、このアルバムをどこかで見つけて、いくつかの盤を選べる状況にあるならば、1989年の日本盤をおすすめします。「それぞれのやり方で気楽にやれば、取りあえずはうまくいく、と。気楽にしていれば思いがけぬ歓びにも多く出会える、と」。湯浅さんがこう言い切るまでの、展開がボクは好きです。

この音源に、このジャケット。絶妙なライナーノーツ。国境を越えた共同作業に、感服します。

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