午前中に家を出ると正月みたいなすかっ晴れ。車の通りも多くない。ぽかーんとした空気感に放り出されて、心が弾む。いい気分で自転車を漕ぐうち、子どものときの寂しさに似たなつかしい感覚がじわーっと広がってすぐ消えた。父親にもらったラジカセで、ラジオを聴くのを覚えてから、部屋で過ごすのが好きになったんだよな。
いまは辻征夫の詩集をめくりながら、ビールを飲んでいる。常温のエビスがちょうど良い。
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