坪内祐三『本の雑誌の坪内祐三』が届きました。
2020年1月に逝去した評論家/文筆家の坪内祐三を追悼した、本の雑誌の特別号。1990年1月号の初登場(青山南「翻訳うらばなし」の中)から91年1月号の初寄稿(本書にも収録されている「角川文庫のアメリカ文学が僕の大学だった」)、96年10月号での目黒考二による「坪内祐三ロング・インタビュー」等々にはじまり、ジャンルや硬軟を問わずに書かれた原稿を収録したヴァラエティ・ブック形式の一冊。
「雑誌の目次を見るのが大好きだ」「文学についてもいろいろ言いたい」「ずっと編集者でいたかった」「街と書店、酒と本こそが学校だ」「アメリカ文化と映画が青春だった」「活字があるから人生は楽しい」「いつも「本の雑誌」とともにあった」の章立てだけで、ワクワクさせられる。
販売価格は2970円(税込)。ピカピカの新刊ではなくても、古びず、いつだって面白い本がある。
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