マラマッドの描く人たちは、私たちのまわりにいる人たち。彼らの心の揺れを、作家は丁寧に描く。美術学校での二人の教師のすれ違い。旅行中のフリーライターに出版を依頼する無名の小説家。ひきこもりの息子と父親。
バーナード・マラマッド『レンブラントの帽子』が届きました。
1975年に集英社より刊行された同名短篇集から代表的な3篇を抜粋し再構成した、2010年の夏葉社版(入荷したのは、2022年6刷)。翻訳は小島信夫・浜本武雄・井上謙治。装丁の和田誠、巻末エッセイを寄せた荒川洋治が加わっているのが、本版の見せどころ。凛とした佇まいに惹かれて、手に取る人が多いです。
販売価格は1760円(税込)。夏葉社刊行の書籍、色々とそろっています。
0 件のコメント:
コメントを投稿