起きたら雨。ちょっと寝て、起きても雨。今日はずっとこんな感じだろう。ちょうど良く『en–taxi』のバックナンバーが手元にある。2010年の夏に出ていた30号。特集「ほんとうの1984年/わたしの「1984」」を読み出して、すぐに引き込まれる(10年以上経って、やっとこの雑誌の感覚に追いついた……ような)。
大嶽。いいねえ、アイツ。あんな良いやつとは思わなかった。涙流して、「オレは博打が好きなんですよ」ってね。(木滑)
特集の枕は坪内祐三の「文学シーン 一九八四」。その後に続く「時代の表層雪崩に反応する、僕は転がる石なんです」と題された、木滑良久へのインタビューが痛快! 言葉が弾んでる。がらっぱちな雰囲気。対話者・坪内との呼吸もばっちりだ。
面白い雑誌がなくなったから、自分でつくるしかない。(坪内) / 絶対、そうです。雑誌の一冊一冊に、人格を作らないとダメだよ。どこかで見たようなものを並べてるんじゃ、雑誌じゃない。(木滑)
雑誌のような店にしよう! かつてそう話したのを思い出させてくれたのは、友人の中村友貴。あいつは〈食堂湯湯〉で自分なりの編集作業を形にしている。俺はどうだろうか。たぶん、遊びは減っている。上手く、渋く見せる技術がないのなら、しっかり振り抜かなきゃダメだろう。
ああ、どうにかせねば! 色々とクセがついてきて、窮屈なのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿