2022/12/17

新宿出張記①

12月16日。朝、店で「仕立て屋のサーカス・東京公演」の出店準備。あれも、これもとスーツケースに入れていく。レコード、トートバッグなんかも持っていく。もう、ここまで! と決めた頃には、恐ろしい重さになっている。ヒイヒイしながらバス停に。高速バスで東京駅に向かうのだが、時刻表を読み違えていて、待ち時間45分。乗車後、首都高が渋滞。東京駅周辺も車が多い。約2時間かかって、到着。

東京駅にも人が多い! 大荷物と共に、人混みをかき分け電車に乗る。14時過ぎに会場入り。荷物を置いてちょっと歩いて〈ベルク〉で一服。カレーとビール。もう一杯、エーデルピルスを立ち飲み。平日の午後、比較的空いている店内でゆっくりする。15分ほどであったけど、この日いちばんゆっくりできた。

会場に戻って、出店準備。お隣〈千年一日珈琲焙煎所〉、〈パラダイス・アレイ〉など他のお店もやってくる。ワイワイ話して手を動かせば、あっという間に開場時間。17時半ちょい過ぎにお客さんが入ってくる。初日ゆえかしずかな雰囲気。最初のお客さんが来て、本を買ってくれるまでは内心ハラハラだ。少しずつ、人が増えてきて、気がつけばけっこうな数の人が入っている。いい反応もあり、安心する。

そんなこんなで、初日開演。様子見のような第一部、ゲスト参加のフルート奏者・MAKISAMAさんの参加の仕方が面白かった。表現にあらたな層ができたような。恒例の出店者、出演者紹介のあと休憩にはいると、出店エリアは人でごった返す。本もよく売れ、てんてこまい。これが楽しい。勢いで乗り切る。

初日、第二部にはゲストの歴史学者・藤原辰史さんを迎える。「分解・発酵」をテーマに話して和気あいあいとした雰囲気。子供にもやさしい。が、自分はあまり楽しめず。サーカスという場づくりにあっては良かったかもしれないけれど、表現面においては鋭さもなく、眠たかった。わずかな新局面があったとは言え、全体の流れには退屈してしまった。

終演後も店に来て、本や音源を買っていく人がいる。やり取りをするうち、ものの15分ほどで閉場。いつも以上に慌ただしく、初日が終わる。

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