2022/06/19

6/19 店日誌

オーダスタス・パブロやリコ、タン・タンは、ただのもの吹きではなく、インストゥルメンタルであっても言葉を用いない歌として、強い意志を持って自らの歌を聴かせてくれる。(「レゲエの“もの吹き”の話」)

6月19日、日曜日。慌ただしかった一昨日の疲れもあって、昨日は店で静かにしていた。家から店、店の周辺を歩いた以外は動かなかった。ビールもなし。阿佐ヶ谷の〈古書コンコ堂〉で買ってきた、小玉和文『ノート・その日 その日』を読み終えると、リコ・ロドリゲスの音楽が聴きたくなった。

ワレイカ・ダブ。重ねられた楽器の音、ひとつひとつに、耳を傾ける。繰り返し味わう価値のある作品だ。安易に他者と共有するのでなく、小玉(こだま)氏のように自分なりに受け止めて地肉にできればいい。

入荷したてのCOMPUMA『A  View』、発売が控えているLittle Tempo『LOVE MAX』と寺尾紗穂『余白のメロディ』。一聴、二聴で消費できるわけがない、作品たち。自分なりの印象をうまく言葉にして紹介したいと思っている。

書籍、音源に入荷あり! 気が向いたらご来店ください。

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