2021/01/31

『Sauce chien et la guitare au poireau』(LP)


ANTOINE LOYER『Sauce chien et la guitare au poireau』が届きました。
フランスのレーベル「LE SAULE(ル・ソール)」から届いたアントワーヌ・ロワイエの新作は2016年からの約5年間でさまざまなロケーションで録音、制作されたもの。A面(Mégalodons malades)、B面(Bégayer)それぞれにことなる共演者との楽曲を収録しています。

販売価格は2708円(税込)。アーティスト、アルバムタイトルを混同した上、誤表記しておりました。申し訳ありません(2/1修正)。

1/31 店日誌

1月31日、日曜日。つくば市内の図書館、新刊書店、古書店をまわって知らない本の背、表紙の感じを眺めるだけで勉強になる。情報として整理して脳内に蓄積することよりも、こんな本があったんだと小さく(ときに大きく)驚きながら興味のおもむくままに手にしてページをめくってみる。その感触を身体に残すことが自分の仕事の基になる。そして、気になった本はしっかり買うこと、それを忘れちゃいけないのである。

1月最後の日曜日、おだやかな天気でよかった。19時までのんびりと営業中。

2021/01/30

『JAMAICAN SOULDIES』vol.1

Daddy Kan『JAMAICAN SOULDIES』vol.1が届きました。
2019年作『More today than yesterday』が当店でもヒットしたDJ、Daddy Kanによる最新ミックスはメロウ&ソウルフルなルードボーイ・チューンを24曲、絶妙な温度でつないだもの。外は冷たい風、ときに雪舞う冬であってもこの音源があれば室内はホカホカに暖まります。暖炉の火種のような音源集だと思ってくれて、誤解はないでしょう。

販売価格は1650円(税込)。アートワークは初代彫作によるもの。

1/30 店日誌

1月30日、土曜日。自転車に乗っていると、日々の風向き、強弱に大きく影響される。今朝は追い風。いまいち実感がないまま、スイスイ進む。調子よく走った帰り道は向かい風。これが辛い。冷風をもろに受けて顔が歪む。こげども、こげども、進まない。しかし、風の存在をつよく感じる。追い風、向かい風の特質になんとなく気がつく。

今日、明日は13時開店。通販、買取等のお問い合わせはお気軽に。

2021/01/29

『夜遊びに疲れてしまった』-完売しました!-


DJとしてのミックスCD/テープの類いは発表しない、と公言している小西康陽のある時期のDJプレイに最も接近した、選曲家としての最高傑作が(偶然にも)ここに誕生。

小西康陽『夜遊びに疲れてしまった』が届きました。
祝、創刊! 小西康陽の監修・解説・アートディレクション「レディメイド未来の音楽シリーズ CDブック編」第一弾。先に連続リリースを終えている同シリーズの「7インチ篇」でセレクトされた26曲を収録したCDと60ページの冊子がセットになっています。まあ、とにかく手にしてほしい。音源、メチャクチャ良いですよ。

販売価格は2640円(税込)。入荷分はすべてサイン入り。残数、比較的余裕があります。

1/29 店日誌

彼らはどこかで聞いたような、賢い誰かの言葉で世の中を悲観的に語る。(略)他人の言葉を使って、自分の現状を悲観することはない気がする。

1月29日、金曜日。知人から不定期に送られてくる小冊子(と言うか、ペラ一枚)『respelatrol』が面白い。一昨日、ポストに入っていたのは「rebel with a cause issue」と題された4号。折りたたまれた誌面を広げていくうち、上記の一節を見つけてさすが! とうなった。家族のこと、観た映画や読んだ本、他者との会話などなどを個性的で上品、ときに野蛮な言葉選びで読ませてくれるこの方、本当にすごい才能だと思っている。先ほど手元にある号を確認したら、1号と2号は持っていた。3号はまぼろしか。

本格的な雪が降った昨日、今日は冬晴れ。日々変わる空模様、感染状況、色々ですが店はいつも通りに開けています。

2021/01/28

1/28 店日誌

1月28日、木曜日。自分が大学生の頃だから2001年から2004年頃、高円寺の雑居ビル(?)の二階に、「K」レーベルの音源だったりTシャツやステッカーなんかのグッズを売っているお店があった。当時の自分には、解らないものだらけだったのだけど、場の雰囲気に惹かれて何度か通った。あそこで買ったものではっきり覚えているのは、OBEYことシェパード・フェアリーのステッカーシート、ダブ・ナコルティック・サウンドシステムのCD。他にも何かしら買っているはずだけど、今はまったく思い出せない。

誰か、あのお店について覚えている方はいないだろうか。あの店に自分はつよく影響されている。

2021/01/27

『はみだしルンルン』


なにかとネジをしめてくる、余裕のない社会。人を息苦しくさせるその雰囲気を抜本的に変えることはできないけれど、しめあげられたネジをゆるめてくれる、そんな本があってもいい。

鹿子裕文『はみだしルンルン』が届きました。
チョー面白かった『ブードゥーラウンジ』からちょうど一年ぶり、鹿子裕文さんの新著は『東京新聞』の毎月第二火曜日朝刊の文化面で連載されていた「人生へろへろ」、「はみだしルンルン」、「どうにもニャン太郎」をまとめたもの。表紙画、挿絵はご存知、モンドくん。

販売価格は1430円(税込)。本書はお客さんからの要望があり、当店にも仕入れることになりました。いい機会を頂けて、感謝しています。

1/27 店日誌

1月27日、水曜日。昨日入荷を伝えた新刊『AA 五十年後のアルバート・アイラー』『関西のスパイスカレーのつくりかた 2』『蔓延する東京』等に加えて、古本、中古音源に入荷あり。品切れていたり、在庫が少なくなっていたものの補充もしています。日々、店には何かしらの動きがあるので「今!」と思ったときにご来店ください。

今日は20時まで開けています。通販、買取に関するお問い合わせはお気軽に。

2021/01/26

『AA 五十年後のアルバート・アイラー』

ニューヨークのイースト・リヴァーで変死体が発見されてから半世紀——未だ謎に包まれた天才音楽家アルバート・アイラーの魅力を解き明かす決定的な一冊が登場!

細田成嗣・編『AA 五十年後のアルバート・アイラー』が届きました。
1970年11月に没したアルバート・アイラーを多角的に考察したテキスト群に加えて、初の邦訳となるインタビュー、ディスクガイド等で構成された500ページ超の分厚い一冊。読み手それぞれの関心が高い箇所から読んでみるのがいいと思います。

販売価格は4180円(税込)。カンパニー社の既刊『ハリー・スミスは語る』等も補充しました。

1/26 店日誌

1月26日、火曜日。一月最終週。さあ、今年もはじまった! みたいな気持ちはあっという間に消え失せて、いつも通りに店を開けて、閉めている。本を入れ替え運び、つまみ読み、値段をつける。こんな毎日、これが結構面白い。音楽を聴くのも、年々楽しくなっていく。ジャマイカ音楽でも流しながら、今日ものんびり営業しよう。

通販のお問い合わせが増えていて、助かります。引き続きお気軽にお問い合わせください。

2021/01/25

1/25 家日誌

 高田渡、ドノヴァン、バーズ、今日買ってきたレコードを順番に聴きながらビールをのんでいる。休日の夕方、この時間がいちばん好きだ。ちなみに高田渡は『石』。この作品は、アナログ盤で聴くのがしっくりくる。

2021/01/24

『酎酎DUB』

AIWABEATZ『酎酎DUB』(CD-R)が届きました。
1月3日に開催された「Our lock down “new year” party」でも聴衆を驚かせたSCREW DJ、AIWABEATZのMIX CD。マドンナ、東京スカパラダイス・オーケストラ、石田あゆみ、赤い鳥などの13の楽曲をスクリュー(極端にピッチを落とした)状態で繋げてあります。一聴驚き、戸惑うかもしれませんが、繰り返すうち味わいどころが見つけられるはず。

販売価格は1000円(税込)。新作『Like no other』はBandcampでリリースされています。

1/24 店日誌

1月24日、日曜日。昨日は、 約束していたかのように友人たちがやってきて賑やかだった。とある吉報を口実に自分はビールを飲みはじめ、かるく酔いつつぼんやりと考えた。変わるも、変わらないも、タイミングは人それぞれ。停滞していたっていいのである。今後も気軽に足を運んで、色々な話を聞かせてほしい。

今日は19時まで開けています。明日、月曜は定休日。

2021/01/23

1/23 店日誌

1月23日、土曜日。店をはじめたころ「〜をつくりたい」という声をよく聞いた。でも、実際にそれらが形になることは多くなかった。ところが最近、漫画だったり自身のラップを収録した音源を持ってきてくれる若者がつづけて現れた。完成度は不十分であってもモノを作って持参して、他者に委ねるその姿勢が見事だなあと感心する。SNSで小っぽけな自己表現を繰り返すよりも、勇敢だし意味があることだと思う。

この雨は雪になるのか、どうか。いずれにせよ店は開けておきます。

2021/01/22

1/22 店日誌

1月22日、金曜日。火曜日から始まった今週の営業。いきなりの強風、寒波でお客さんは来てくれるのかと心配だったのだけれど、店を開けてさえいれば、数は多くはなくても足を運んでくれる人がいる。通りがかって気にしてくれる人もいる。いくぶん静かであっても、確かな手ごたえを感じる日々。

この週末もいつも通りに営業します。お暇があれば、お運びください。

2021/01/21

『perception』


preparationset『perception』が届きました。
つくば市の隣町、荒川沖を拠点に活動するバンド「preparationset」の初単独作。言語化の難しい音像ではありますが、ぶっとく黒い音のうねりは他に例えようのない特異で稀有なものだと言えるでしょう。出来るだけ大きな音で、身体で受け止めてみたい。そんな気にさせてくれる音源です。

販売価格は2200円(税込)。購入特典、特製パケ(ビニールケース)も付きます。

『関西のスパイスカレーのつくりかた 2』

お皿の上からその周辺へ。広がる、関西スパイスカレー・カルチャー。

インセクツ編集部・編『関西のスパイスカレーのつくりかた 2』が届きました。
約2年前に刊行された前作がいまだ好評のシリーズ、最新作。31店舗のカレー店に加えて、関西のスパイス料理を語る上では外せないと編集部が考える異業種、専門家も参加したスパイスカレーにまつわるカルチャー・ブックです。後半のオマケページまでしっかり味わえますよ。

販売価格は1760円(税込)。Tシャツやバッグ、ショップカードが並ぶページも楽しいですよ。

1/21 店日誌


1月21日、木曜日。長野県松本市にある〈MARKING RECORDS〉のオンラインストアで購入した、HOLY MOTORS『HORSE』(こうして書かないと名前を覚えられない…)がとても良い。レオス・カラックスにバンドと同名の作品があると長年の常連O君が教えてくれた。彼は、数少ない、似た傾向のレコード友だちである。

今日も書籍の入荷・補充あり。店には日々、何かしらの動きがあります。

2021/01/20

1/20 店日誌

雑誌づくりの夢は、いつしか、経済の夢にすり替わってしまった。雑誌とは、単なる紙の束でもないし、広告を載せるだけの容器でもないはずなのに。(略)経験上言わせていただくと、「なんだかよくわからないけど、おもしろい」と言って、つくりあげようという精神がないと、雑誌はおもしろくならない。-赤田祐一(「はじめに」・『証言構成 ポパイの時代』より)

1月20日、水曜日。昨日の朝、前触れなく『証言構成 ポパイの時代』の一説が頭に浮かんだ。そう言えば、最近読んでいなかったと思い、家の本棚から取り出してパラパラとめくってみるとすぐ面白い箇所にぶつかった。上記のテキスト中の「雑誌」を「店」に置き換えてみると、なんとなく物足りなさを感じる状況を説明できるような気がする。ほどよくお洒落で経済的なバランスもとれた場づくりは珍しいことではなくなった。ただ、そういう場所には、数値化できないものの気配は宿りづらい。自分としてはその傾向を面白いとは思えない。

本の買取依頼、大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。

『おつかれサマー』-ご予約受付中!-

2月10日(水)発売! SPRA『おつかれサマー』(7インチシングル)を当店でも販売します。
冬なのに夏の曲。でも、それがなんともエスプラらしい。派手じゃないけど、夏の夕方ダラーっと聴くのにちょうど良い曲「おつかれサマー」をA面に。そのインストをB面に刻んだアナログ・7インチシングルです。

販売価格は1650円(税込)。ご予約希望など、お問い合わせはお気軽に。

1/19 店日誌

1月19日、火曜日。快晴。強風。風向きによっては普段の倍以上のエネルギーを燃焼させないと前に進めない。自転車ごと吹き飛ばされかけながら、なんとか店にたどり着いた。身体で風を受け止めるのはけっこう大変。自転車移動は無防備なのだと気がつかされる。

今週は毎日通常どおり営業します。通販のお問い合わせもお気軽に。

2021/01/17

1/17 店日誌

1月17日、日曜日。しずかな冬の朝、本を読むのがいちばんいい。10分ほどでもギュッと集中する。数節読んで本を閉じると頭が切り替わる。その後、散歩に出られればなお良し。かたまりかけた考えがほどけてゆく。飛び交う情報から自由な時間を少しでも多くつくる工夫が必要、ということか。

今日は13時から19時まで開けています。明日、月曜日は定休日。

1/16 店日誌

1月16日、土曜日。今日、明日で予定していた矢吹純の在廊は取りやめになりました。ただ、開催中の個展「何処より来たりて、何処へ行くや」は会期延長、規模は縮小しますが、もうすこし長く続くことに(本来は17日(日)まで)。現状、終了時期は未定。県を越える移動がしやすくなるまで、様子を見ます。

今日は13時から20時までの営業。通販、買取依頼等のお問い合わせはお気軽に。

2021/01/15

1/15 店日誌

マージナル、すなわち、周縁。マージナル・マン、すなわち、いずれの文化にも属さず中間に位置する人間。トムのスタイル観は、そのままニュー・ジャーナリスト、トム・ウルフにつながっている。-青山南(「訳者あとがき」『そしてみんな軽くなった』より)

1月15日、金曜日。今朝なにげなく手に取ったトム・ウルフ(著)/青山南(訳)『そしてみんな軽くなった』(ちくま文庫)で上記の一節を見つけて、オヤと思った。月曜日に書いた自分の店の中途半端さ。これを前向きに捉えれば「どこにも属さず(属せず)にいる個性」とも言えるのではないか、と。そう都合よく受け取ってしまう自分は楽天家なのだろうか。

日々、店には動きがあります。お暇があればお運びください。

2021/01/14

『蔓延する東京 都市底辺作品集』

武田麟太郎『蔓延する東京 都市底辺作品集』が届きました。
日本の二十世紀前半で最も重要な小説家のひとり、武田麟太郎のアンソロジー。武田の膨大な著作の中から「東京」の「社会的底辺」とそこに生きる人びとをテーマにした短編小説、ルポルタージュ、エッセイを選び発表順に収録しています。ヴィジュアル・ページまでを含んだ驚きの一冊。是非手にしてほしいです。

販売価格は3850円(税込)。挟み込まれた「共和国急使」第41号まで、すべてが力強い。

『I shit ill/ Every little things』

イサヤー・ウッダ『I shit ill/ Every little things』が届きました。
昨年末にリリースされた『Inner city pop』がいまだ好評! 謎のミュージシャン、イサヤー・ウッダの7インチ・シングル。I,shit,illというフレーズの繰り返しがクセになる「I shit ill」とアルバム未収録のファンクチューン「Every little things」を収めた音源です。リソグラフ印刷のジャケット含め、手応えがあります。

販売価格は1760円(税込)。イサヤー・ウッダへのインタビューもご一読頂きたいです。

1/14 店日誌

1月14日、木曜日。ちょうど一年前、「仕立て屋のサーカス・京都公演」での出張販売を終え、この日誌の前身となるレポートを書き始めた。読んでみると、今いる世界とは別の場所の話のように感じてしまう。こうした日誌は、あるていどの時間を置いてから振り返ってみて、はじめて意味を持つのだろう。

今日は15時から20時までの営業です。通信販売のお問い合わせもお気軽に。

2021/01/13

1/13 店日誌

1月13日、水曜日。ここで何度も書いているけれど、月曜祝日で定休日をずらすと身体と頭の感覚がズレてしまう。今、身体は火曜日。暦では間違いなく水曜日。身体はリズム優先で判断していくのだなあと気がつく。

さあ、改めて! 本の買取、強化しています。できる限りの誠実査定。お気軽にお問い合わせください。

2021/01/12

1/12 店日誌

自分の店、PEOPLE BOOKSTOREについて考えた。現状は古本屋、新刊書店としても中途半端。チョイチョイ良いとこどりしたセレクト・オシャレ・ブックストアというので精一杯だ(それにしたって半端なのだ)。不意に己を客観視してしまい動揺しているけれど、落胆はしていない。当たり前ながら、店としてはまだまだ。これから変わっていける余地があるとして、どこに向かっていくのか、もう少しはっきり定めていくべき時機なのだろう。

同時に、これまで偉そうなことを話してきたし綴ってきてしまったなあ、と思う。恥ずかしい。それでも店は開けていくし、日々のことを書いていく。どう変わっていくのか、はたまた、何も変わらないのか、遠目にでも観察して頂きたい。ちょこちょことでも店に足を運んでくれたら、なお嬉しい。

※今日、1月12日(火)は休みです。

2021/01/11

1/11 店日誌

1月11日、月曜日。いちおう、成人の日とのこと。近年、この時期になると晴れ着のことがニュースになる。自分は男性ゆえかほぼ関心がない。ただ、その日に向けて準備をしたり期待している人たちにとっては大変な問題なのだろう。お金も大きく動きようだし。

今日は13時から19時までの営業。明日は休みます。

1/11 家日誌

年末に手に入れて以来しょっちゅう針を落としている、Ernest Ranglin『ranglin roots』。大好きなジャマイカ人ギタリスト、アーネスト・ラングリンの未知の作品だったので、ジャケットの迫力にやや気圧されながらも購入した。メロウでスムース、軽やかな指運びで鳴らされるギターの音が聴くたび心を軽くする。レゲエらしからぬ音像の良盤だ。ただ、レコード全体に入ったザザッとしたノイズがどうしても気になる。返品するかどうしようか、数日かなり迷ったのだけれど、少し調べてハッとした。これはジャマイカ盤。そう気が付いた段階で、問題はほぼ解決。そんなことを気にするようならレゲエのレコードに手を出すな、と自分を戒めた。

ジャマイカ盤はノイズもセットでしょう! 盤に埃が溶け込んでいても、ジャケットがミスプリでも、あの感じが大好きです。

その後、とある方とのメールのやり取りでこの盤の話になり、上記の返信を頂いた。そう! そうなんだよなあ、とつよく納得。この感覚を持つとレゲエが、ジャマイカ音楽がより好きになる。今も、ラングリンのレコードを聴きながら、これを書いている。

2021/01/10

1/10 店日誌

1月10日、日曜日。当店から徒歩三分、ご近所〈古着屋may〉の営業姿勢に共感する。このご時世キッチリ、カッチリしたお店はいくらでもあるのに、ほどよくノンビリ、それどころか、ややテキトーな空気を持つ店、人にはなかなか出会えない。自分としてはあの気安さがメイの魅力なのかな、と考えている。正直に言って、頼りにしている。

今日は13時から19時までの営業です。明日もほぼ同じ時間で開ける予定。

2021/01/09

1/9 店日誌

1月9日、土曜日。今日から世間は三連休。その直前、唐突に発出された茨城県内指定地域の飲食店が対象の営業時間短縮要請。昨晩、隣店のシャッターが閉まる音を聞いてそのことを知った。酒類の提供は19時まで、というのはラストオーダーまで考慮に入れてのことなのか。どうにもこうにも、飲み込みがたい。

今日は13時から20時までの営業。明日、明後日も店を開けます。

2021/01/08

1/8 店日誌

1月8日、金曜日。誇ったように使われる「予想通り」という言葉に触れると脱力する。ずいぶん前によく耳にした「想定内」よりマシだけれど、流れてゆく時間に対して謙虚でないなあと感じてしまう。もちろん、大小すべての出来事に狼狽していては身が持たない。だけれど「分かっていた」という姿勢には面白みを感じない。世界に対しては出来るだけ丸腰でいたい。

明日からの三連休中はどの日も営業します。詳細な時間は追ってお知らせします。

2021/01/07

1/7 店日誌

1月7日、木曜日。「人間は、彼が最も彼自身であるときこそ、最良のことをする」(1852年 1月21日)。年の瀬に図書館で借りてきて、毎朝少しずつ読み進めているH.G.O.ブレーク編/山口晃訳『ソロー日記・冬』で見つけた一節。この本は、起きてすぐ薄暗いうちに手に取る。精読はできずとも、ソローの思考、行動にしばし身をひたしてみる。そうしているうち、以前より、彼のことを近い存在に感じる様になってくる。

今日、明日は15時開店、20時閉店。週末は13時開店です(土曜は20時、日曜は19時閉店)。

1/6 店日誌

1月6日、水曜日。今日からほぼ通常運行。一昨日、昨日と少しずつ身体を暖めて、緩んだものを締め直せたような気がする。ほんの数日のんびりした自分ですらこうなのだから、ながい連休を与えられた人はもっと大変なのだろうな。自分は休みの決定権は他人に与えてしまえない。いつの間にか、そういう体質になってしまった。

今日も13時から19時までの営業です。明日から15時開店、20時閉店にもどります。

2021/01/05

1/5 店日誌

1月5日、火曜日。新年最初の営業日、いきなり届いた新刊が『あんころごはん』『きものはじめて』だったのは個人的に大きなこと。(二日酔いで)寝ぼけた頭、だらけた身体をシャキッと目覚めさせてくれるような力のある読みもの、作品であるこの二作。しっかりおすすめしていきます。

今日は13時から19時までの営業です。明後日7日(木)からは通常営業(15時から20時まで)。

『きものはじめて -普段着の着付け教室』

柳家小春『きものはじめて -普段着の着付け教室-』が届きました。
昨年リリースされた『縁かいな』が話題になった、端唄・新内の柳家小春さんによる着物の着付けのガイド本。間違いなく本であり読みものなのですが、着付けのあれこれを優しくひもとく道具であり、一つの物体としても力のある作品です。

販売価格は2200円(税込)。柳家小春さん関連の作品もいくつか在庫しています(『縁かいな』は完売)。

2021/01/04

『あんころごはん』


「味覚」は記憶の上に築かれる。
私の「美味い」はここにある記憶たちによって作られた。
誰にでもある食べ物の記憶たちが走馬灯のように紡がれる。

田口史人『あんころごはん』が届きました。
長野県伊那市で〈黒猫〉をいとなむ田口史人さんによる「食」にまつわるエッセイ集。「味覚を左右するのはセンスではなく記憶」をテーマにものされた37本の短文に加えて安田謙一、上野茂都、遠藤哲夫の三人のゲストも寄稿しています。

販売価格は1320円(税込)。カバーの質感、手触りも良し。愛らしい風体の一冊です。

1/4 店日誌

1月4日、月曜日。今年の営業がはじまりました。このまま次の週末にかけての三連休(9・10・11日)まで休まず開けます。通信販売も受け付けていますので、メールにてお気軽にお問い合わせください。

今日は13時から18時までの短縮営業。今年もよろしくお願い致します。

2021/01/03

1/3 家日誌

1月3日、日曜日。家にいて本を読んだりレコードをとっかえひっかえしていると時間を忘れ、現在地を見失いそうになる。そんな状態でビールなどを補給しに最寄りのスーパーに行くと人出に驚く。そうして、今は正月なのだと思い知る。

ここ数日、よく聴いたレコードはEarnest Ranglin『ranglin roots』、Gladstone Anderson&The Mudies All Stars『GLADY UNLIMITED』、Augustus Pablo『THIS IS AUGUSTUS PABLO』など。長年の探求盤、David Laibman&Eric Schoenberg『THE NEW RAGTIME GUITAR』ともようやく出会えた。

戸川昌士『猟盤日記』数冊、マイク・モラスキー『ひとり歩き』、扉野良人『ボマルツォのどんぐり』などを読んでいた。

2021/01/01

年始の営業予定

 1月1日(金) 休業

1月2日(土) 休業

1月3日(日) 休業 ※配信催事「Our lock down “NEW YEAR” party」

1月4日(月) 13時開店/18時閉店

1月5日(火) 13時開店/19時閉店 ※矢吹純 在廊予定

1月6日(水) 13時開店/19時閉店

※7日(木)から通常営業。11日(月)は定休日ですが、祝日のため営業します(翌12日(火)は休み)。