2020/01/16

タカツキ宇宙実験棟体験記④

実験棟近くの風景。朝の光がきれい。

叡電の宝ヶ池駅。12日はここの真横を女子駅伝が走っていった。

1月12日、仕立て屋のサーカスの京都公演最終日。この日だけ開場15時半、開演17時と早めの設定。13時半頃に会場入り。メンバー、スタッフふくめリラックスムード。ちょこちょこと準備をし、話をしたりするうちに開場時間に。この日は子供連れが多い。本への反応は、悪くはないけど、これまでに比べると、静かな印象。幕間、終演後も同様で三日間では最少の売り上げだった。

終演後、片付けもそこそこに打ち上げへ。八幡前駅近くの居酒屋、いたって普通で好印象。瓶ビールが3種類から選べるのが嬉しい。近くに座ったスタッフさんたち、曽我大穂さんとしゃべる、しゃべる。のむ、のむ、のむ。この晩は本当によく呑んだ。数少ない現役の精華大生、フジタ君が教えてくれた出町柳の居酒屋〈村屋〉に次は行こうと誓う。そうこうするうち、叡電の終電を逃していることが発覚。少し焦るも、徒歩30分以内とわかり、歩くことにする。

メンバーの多くはタクシーに乗る。帰り道の案内を引き受けてくれたフジタ君、スリッパことタナカ君と一緒に歩き出す。途中のコンビニで二人にビール、自分は愛用しているウコンの力(レバープラス)を買う。そんなん効くんですかーっとスリッパに笑われながら、少し歩くと別れ道。「橋を渡って右に行ってください! そうすれば着きます!」というフジタ君の言葉の通り歩いていくと、道中はすごく静か。真っ暗。不安になりながらも歩いていくと、馴染みのコンビニの光が見えて一気に安心する。その日はそのまま、実験棟の寝床へ沈み込む。一度、小用に起きたのち、少し寒さを感じるも寝つづける。

また、実験棟に朝が来る。軽く二日酔い。起きたり、寝たりを繰り返して、歩いてコンビニへ。用を足してコーヒーを買う。実験棟でしばしボンヤリ。タカツキさんに挨拶しようと連絡すると、この日は仕事とのこと。会いたかったが仕方ない。電話でお礼を告げて、出発の準備を整える。駅までの道中、川の写真を撮ったり、コンビニでおにぎりを買ったり。駅前の日の当たるベンチでおにぎりを食べていたら、「植田く〜ん」という声。えっと顔を上げるとタカツキさん! これは嬉しかった。この三日間で得た感慨を伝える。同じ電車に乗り、途中で別れる。タカツキさんとは遠くないうちにきっと、また会えるだろうな。そう思いつつ乗り換えて、京都精華大学に到着。

会場は真っ暗。まだ、誰も着ていなかった。そりゃそうだ、みんな疲れてるだろうと納得する。とは言え自分に時間はない。早々に片付けをはじめる。そのうち、ポツポツと人が来る。昨夜の恩人、フジタ君にも挨拶。スタッフのテッシー、メンバーのスズキタカユキさんと話したりするうち、時間切れ。撤収作業を続けるみんなに別れを告げて、叡山電車に乗る。ぼんやりと眠い。その後、二回乗り換えて新幹線に。二日酔いもあって、珍しくビール抜き。コーヒーとドーナツで昼食も済ます。

本を読み、眠り、車窓をながめる。それらを繰り返すうちにどんどん東京が近づく。気づけば、三島。熱海。小田原。なんてうちに、東京。八重洲口で高速バスに乗り換えて、缶ビール。本を読むうち、つくば駅。腹が減っていたので、行きつけの中華屋へ飛びこむ。待ちに待った餃子、炒飯、瓶ビール。ああ、帰ってきた。

ここで、1月13日の夜。

※読んだ本、買った本
吉村昭『わたしの流儀』(新潮文庫)
古山高麗雄『編集者冥利の生活』(中公文庫)
平民金子『ごろごろ、神戸』(ぴあ)

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