2019/02/20

『失われたモノを求めて −不確かさの時代と芸術』


池田剛介『失われたモノを求めて −不確かさの時代と芸術』が届きました。
つくばの出版社〈夕書房〉の4冊目の刊行物は、美術作家・池田剛介さんの評論集。表題の長編書き下ろしに加えて、2011年から2017年に『ユリイカ』や『現代思想』、『早稲田文学』等に寄稿してきたテキストに加筆・修正したものを7編収録しています。どれもがちょうど良い分量、平易な文体。丁寧かつ親切な注釈も付いているので、テンポ良く読んでいけるはず。

販売価格は2592円(税込)。装丁や印刷方法等、デザイン面での細かな工夫を発見するのも面白いと思います。

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池田剛介(いけだ・こうすけ) 美術作家。1980年、福岡県生まれ。京都造形芸術大学卒業。東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修了。平成17年度文化庁新進芸術家在外研修員としてマサチューセッツ工科大学リスト視覚芸術センター滞在。平成27年度ポーラ美術振興財団在外研修員として台北滞在。
主な展示に「Malformed Objects」 (山本現代、2017)、「Regeneration Movement」(国立台湾美術館、2016)、「あいちトリエンナーレ2013」、「メルボルン芸術発電所」(ロイヤルメルボルン工科大学、2012)、「Vivid Material」(東京藝術大学、2008)など。国内外での作品発表を多数行う一方、批評誌などでの執筆を活発に手がけている。京都市在住。www.kosukeikeda.net

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