2018/10/19

『陽光』


島の空気、懸命に自分の物語を紡ごうとする人々の力強さ、儚さ、愛おしさ。すべてが溶け合い、ひとつの歌を紡いでいく。

松嶋圭『陽光』が届きました。
松嶋さんは熊本県在住の精神科医。出身地である長崎県壱岐島を舞台にした処女短編を読んだ、熊本の重鎮いわく「島の細部を書きなさい。記憶を、声を集めなさい」。つまりは壱岐島で生きてきた人たちの話を聞き書きしてまわりなさい、ということ。その言葉に導かれ、島に住む人を訪ね歩き、結晶化した16の固有の物語。

販売価格は1944円(税込)。刊行元は、福岡の出版社「梓書院」。

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