2017/12/10

『Didion』01


ライター・編集者である九龍ジョーの個人雑誌『Didion』創刊号が入荷しました。
今号のテーマは“ストリップ・ナウ”。踊り子自身の独白とインタビュー、ファンによるルポルタージュで現在進行形のストリップを切り取ります。シンガーソング・ライター前野健太の“流れ者の歌”で幕を開け、巻末の編集後記まで徹頭徹尾ストリップ。ここまでワンテーマで読ませる雑誌は珍しい。もうとにかく、お見事です。

販売価格は972円(税込)。筋違いの気配ただよう表紙写真は前野健太の「いつかのパン」。

***


『Didion』01
特集:ストリップ・ナウ
【インタビュー】石原さゆみ、結奈美子
【執筆者】井戸隆明、大島薫、西条昇、佐藤麻亜弥、中西陽子、蛭田亜紗子、前野健太、八幡南、矢沢ようこ、渡辺志保(50音順)
【カバー写真】前野健太
それぞれの風景を編むリトルプレス『Didion』、創刊。
創刊号の特集は、日本における誕生70周年を迎えた「ストリップ」。
時代とともに劇場数は激減する一方で、新たな表現を模索する踊り子や若い女性ファンを中心に、いま再びストリップに注目が集まっています。
内容は、石原さゆみ、結美奈子ら踊り子へのロングインタビューをはじめ、前野健太(ミュージシャン)が新曲誕生のきっかけともなったある踊り子との出会いを綴ったエッセイ、蛭田亜紗子(小説家)による体験的鑑賞入門、大島薫(男の娘タレント)によるゲイ・ストリップへの誘い、西条昇(大衆芸能史研究家)が解説するお笑いとストリップの切っても切れない関係史、渡辺志保(HIPHOPライター)が紹介する全米人気ラッパーを輩出するストリップ・シーン、銀杏BOYZのMV出演(「恋は永遠」)でも話題となったストリッパー・矢沢ようこのフォトエッセイ……ほか。
編集長は、ライター・編集者の九龍ジョー。
ストリップの「いま」が感じられる一冊です。


0 件のコメント:

コメントを投稿