2017/12/14

『As the call,So the Echo』


“自分がこうして立っている地点以外の〈いつか〉〈どこか〉を生きたり撮ったりすることは、絶対に不可能なのだ。だからこそ彼が探し求めたのは、〈イメージとしての今〉とは異なる、もうひとつの今だった。過去や未来から切り離された幻想としての今ではなく、むしろ過去や未来と手をつないだ〈生きられる今〉だ。”
-生きられる今へ より/ 竹内万里子

奥山由之写真集『As the call,So the Echo』(赤々舎)が入荷しました。
長野のとある村に住む友人と家族、その生活、光。本書は4つの章で構成されています。時間軸が独特なので、繰り返し味わうことで徐々に輪郭が見えてくる、かもしれません(勿論、そうでないかもしれません)。作家自身によるテキスト、批評家・竹内万里子による解説“生きられる今へ”にこの写真群を読み解くヒントが隠されている気もします。

販売価格は4860円(税込)。ゆっくりとご堪能頂きたい一冊です。

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