2016/06/16

『魔法の夜』


“スティーヴン・ミルハウザーの『魔法の夜』は、夏の夜更けにアメリカ東海岸の海辺の町で眠らずに過ごすさまざまな境遇の男女を、短い章を数多く積み重ねながら緻密に描写していきます。まさにミルハウザーの神髄が凝縮された小宇宙作品で、ミルハウザー初心者にもミルハウザー愛好者にも好適!”http://ignitiongallery.tumblr.com/

スティーブン・ミルハウザー『魔法の夜』が入荷しました。柴田元幸さんが訳した最新作。
本書の刊行を祝う、柴田元幸さんの朗読会にご参加頂く方も、そうでない方にもおすすめしたい一冊です。とても愛らしい風体なので。
当店では7月10日の朗読会までの販売になるかな、と思います。定価は2268円(税込)です。

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[原題]Enchanted Night

[著者略歴]
スティーヴン・ミルハウザー STEVEN MILLHAUSER
1943年、ニューヨーク生まれ。アメリカの作家。1972年『エドウィン・マルハウス』でデビュー。『マーティン・ドレスラーの夢』で1996年ピュリツァー賞を受賞。邦訳に『イン・ザ・ペニー・アーケード』『バーナム博物館』『三つの小さな王国』『ナイフ投げ師』(1998年、表題作でO・ヘンリー賞を受賞)、『ある夢想者の肖像』など。ほかに From the Realm of Morpheus 、Enchanted Night 、The King in the Tree 、Dangerous Laughter: Thirteen Stories 、We Others: New and Selected Stories (2012年、優れた短篇集に与えられる「ストーリー・プライズ」を受賞)、Voices in the Night がある。

[訳者略歴]
柴田元幸(しばた・もとゆき)
1954年生まれ。米文学者・東京大学特任教授・翻訳家。ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、スチュアート・ダイベック、スティーヴ・エリクソン、レベッカ・ブラウン、バリー・ユアグロー、トマス・ピンチョン、マーク・トウェイン、ジャック・ロンドンなど翻訳多数。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞受賞。
*略歴は刊行時のものです

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