12月10日の入荷
“芸術家の生活は夫婦でわけ合うものではないし、それぞれの仕事に干渉するものではありません。そうでないと、互いにお世辞を言うようになってしまいます。夫婦の間では、本当に自分が思っていることを言うべきです。夫婦は一心同体ですが、各々が個性を持つべきです。今では二つの頭を持った動物ではないかと思っています。”
-アナベル(『ビュフェとアナベル』より)
“わりと仲もいいし、一日のほとんどの時間を共有しているわけだし、私の多くを知っているのは、夫である彼だろう。食べ物の好みも熟知しているはず。でも、彼には見えない私の部分が確かにある。そして、彼にも私の知らない顔があるはずだ。それでも全然構わない。私が、私の位置から見えた形として相手を認識するしかないように、彼も、彼の目で見た私を、私とするしかないのだから。”
-長谷部千彩(『有閑マドモワゼル』より)
12月10日の入荷です。
たまたま、ですが男と女、夫婦の関係性を語った本がいくつか入ってきました。
言葉を引いた『ビュフェとアナベル』、『有閑マドモワゼル』の他にも荒木陽子による『愛情生活』や『愛情旅行』も。
その他では、ロベール・ドアノーの展示図録『パリ ドアノー』がボクは好きです。ドアノーいわく「パリは、時間の浪費がチケット代わりになる劇場だ」と。格好良いですね。
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