『コテージのビッグ・ウェンズデー』
“勉強とは人に言われてすることではなく、対象は何であれとことん惚れ込むということだと植草甚一の文章から教わった。仕事と遊びは決して区分けしてはならないことを和田誠の著作『銀座界隈ドキドキの日々』を読んで実感し、作品とは自己表現ではなく、環境や影響をそのまま取り入れて提示する一種の共同作業であることを赤塚不二夫の創作姿勢から学んだ。”-堀部篤史 (『コテージのビッグ・ウェンズデー』まえがき より)
京都の誠光社から届きました、『コテージのビッグ・ウェンズデー』。
ミズモトアキラさんと堀部篤史さん、軽妙な碩学お二人による同名のトーク・イベントを採録した雑誌のような書籍です。
このなかで語られるのは、タモリ、赤塚不二夫、伊丹十三、和田誠、村上春樹といった面々と彼らを構成している様々な文化。それらがからまり、つながる様子をライブのように体感できるのはすこぶる刺激的です。「無関係だったものがリンクし、別の姿が露になる。追い続けることではじめて得ることのできる快感」と、帯にもありますね。
ラジオを聴くように、楽しんでもらえたら。
販売価格は1296円(税込)。是非、多くの人に手に取って頂きたいと思います。
とりあえずボクは『銀座界隈ドキドキの日々』を読み直します!
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