2015/10/16

『ちゃぶ台』


“君たちは何のために勉強するのかわかるかい?
 いい会社や、いい学校に行くためじゃないんだよ。今、勉強をする一番の理由は馬鹿な大人と戦うためなんだよ” -甲野善紀 「今までにない就活をする」より

ミシマ社発行の雑誌『ちゃぶ台』が入荷しました。
上に引いた、甲野善紀さんの言葉(最高っス!)もそうなのですが、この雑誌はいまある「当たり前」とは違った視点、考え方を示します。
特に若者たち。彼・彼女らに刷り込まれた「こうしなきゃいけない」という思い込み、若者をその呪縛から解き放つ! という意志をひしひしと感じます。そのためにはいま、日本で元気よく暮らしている大人の話を聞いてみたらいい。こんな方法があったのか! と若者たちに知ってもらえたらいい。

誰かが用意してくれる道具ではない何か。同じ道具だとしても、違う使い方を試みる発想や勇気。それらを生み出すヒントがここにはある。
自分には無理だな、と思う前にまず試す。その上で、また考えてみる。読んだ人がそう刺激されたらいいなあと、ボクは思っています。
まあ、とにかく気軽に読んでほしいです。とても楽しめたので。

特集1は「移住のすすめ」、特集2が「今までにない就活」という構成。
その間にはさまれたコラムも面白かったです。特に北野新太さんの「台風下の棋士」というのが。

販売価格は1620円(税込)! 是非読んでみてほしい!

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最初から最後まで読みたくなる雑誌をめざしました。――編集部


ミシマ社初の雑誌 創刊!
お金にも政治家にも操られることなく、自分たちの手で、自分たちの生活、自分たちの時代をつくる。そんな、生まれつつある「未来のちいさな形」を、「移住」「仕事(今までにない就活)」「農業」という切り口から追う。台割を作らないという、前代未聞の作り方にも挑戦! 新しい時代の空気を新しい編集法によってつかみ取った、未来の幕開けを予感させる一冊。
特集1 移住のすすめ
特集2 今までにない就活
豪華著者陣、すべて書き下ろし!
01 益田ミリ 本当の本当の本当の同時
02 特集1 移住のすすめ 周防大島の二日間 1日目
03 内田樹 in 周防大島 街場の農業論〜序
04 内澤旬子 移住してわかったこと
05 特集2 今までにない就活 働き方研究家・西村佳哲に訊いた「地方×仕事」
06 渡邉格 菌本位制という生き方
07 特集1.5 藤原辰史が語る「食、戦争、そして」
08 特集1 周防大島の二日間 2日目
09 中村明珍・内田健太郎 移住してみて
10 特集2 就活生に告ぐ! 君はバッキー井上を知っているか
11 佐藤ジュンコのひとり飯な日々 特別編
北野新太 台風下の棋士
松樟太郎 声に出して読みづらいロシア人
12 ホホホ座 なのにあなたは京都にきたの?
13 井川直子×福本伸也対談 シェフに「なる」そして「つづける」
14 江弘毅 長老は動かない(大阪人の言い方)
15 寄藤文平 番台の星野さんがピッピと電話すると
16 特集2 甲野善紀 今までにない就活をする
少し長めの編集後記

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