2014/06/15

『現代世界のグラフィックデザイン・ポスター』





今日も良い本が入ってきました。
そのうちの一冊、『現代世界のグラフィックデザイン・ポスター編』が面白いので紹介します。
函にデカデカと使われているのはミルトン・グレイザーによるソニーのミュージックテープの広告図版(耳が虹色。七色の音が聴けるってことですね)。写真の通り、見た目のインパクトがすごいです。とにかく大きい。

本書は1988年発行。亀倉雄策、田中一光、佐藤晃一による責任編集。
その他、アラン・フレッチャー、スティーブン・ヘラー、水野誠一らによる論評や収録作家の略歴、索引もあり。
B4サイズで240ページという大ヴォリューム、ジャンルごと-公演や展示のための作品から、スポーツの大会や企業の販促物まで-に選びぬかれた20世紀の名作ポスターを堪能できます。時代は変わったな・・・と感慨を抱きながら作品そのものの質、輝きは色あせないのかも、という希望も感じ得る見事なアーカイブです。

ズシン! と重たい一冊ですが、是非ともその手でめくって頂きたい。
デザインにかかわる方はもちろん、各種イベントにたずさわる方にもおすすめします。

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