Today's YouTube #92 -talkin' bout a revolution.
行動しろ!
まず行動だ。分析はあとでいい。衝動が——理論ではなく——偉大な一歩をもたらす。理論というものは、人々があとで自分のやったことを計算しようとするときに、やってくるものだ——つまり、行動のあとで。毛沢東は言っている、「われわれはほとんどの事がらをわれわれの誤りから学ぶ」と。
-ジェリー・ルービン(*)
だが『DO IT』の特徴というのは、何よりも全文がキャッチ・フレイズであり、スローガンであり、マニフェストであって、その間に一切の解説がないことにある。明白にこれは従来の〈本〉の概念では取り押えられない“革命のシナリオ”なのだ。シナリオといっても、すこぶるアングラ的なそれであって、序幕も終幕もない、起承転結もない、筋も伏線も、いや論理の“展開”とやらもない。ルービンは読者を説得しようとはしない。自分の行為を、そして行為そのものが思想であるような思想の断片を、我々の目にいきなり投げだす。最初から、いやならやるなといっているのだから、読んでもし腹の立つヤツがいたら、読まなければいいのだ。判らんというヤツ、怪しからんというヤツ、そいつらは別に問題ではない。世代間のそれにしろ何にしろ、“断絶”はここでは説かれているのではなくて、実践されているのだ。ぼくはこのくらい巧妙な説得法を知らない。
-金坂健二(**)
(*)『DO IT! 革命のシナリオ』より“イデオロギーは一種の精神病である” / P179
(**)『DO IT! 革命のシナリオ』より“ファンキイ・レヴォルーション” / P401
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