2013/09/06
六輔の本、あります。
「こんにちは!」
毎日誰かに逢っている。
そして、そこに会話が生まれる。
時に楽しく、時に淋しく、
時には怒りに満ちた言葉が、
時にはヘェ! と驚くような知識が、
時には冗談や、洒落が、———
-『おしゃべりまんだら』 “はじめに”より
当店、PEOPLEでは永六輔さんの本をズラリと揃えています。
どれも、単行本。山下勇三氏が装幀を手がけた本が多いです。どれも、素敵なお仕事です。
秋の夜長。いま、さりげなく手に取って、読むなら永さんの本をオススメします。
お話に聞き耳を立てるように、ひとつずつ丁寧に読みたくなるんです。
以下、在庫のリストです。
『わらえて 芸能100年史』(朝日新聞社)
『芸人その世界』 (文藝春秋)
『六輔その世界』 (話の特集)
『僕のいる絵葉書』 (中央公論社)
『あの日のあなた』 (桃源社)
『妻一人娘二人猫五匹』 (中央公論社)
『妻は夫にさからいつ 夫は妻をいたぶりつ』 (学研)※1
『南無阿弥陀仏』 (三月書房)
『懐かしい恋人たち 映画とのめぐり逢い』 (大和書房)
『生き方、六輔の。』 (飛鳥新社)
『遠くへ行きたい 下町からの出発』 (文芸春秋)
『無名人のひとりごと』 (金曜日)
『せきこえのどに浅田飴』(話の特集)※2
『おしゃべりまんだら』 (文藝春秋)
『極道まんだら』 (文藝春秋)
『東奔西走大感動』 (読売新聞社)
『一人ぼっちの二人』 (えくらん社)
最後にもうひとつ書き抜きを。
六輔さんが、奥さんとなる昌子さんと出会ったときのエピソード。
ボクはこの話がとても好きです。
彼は彼女をひと目見て、彼女が女優になる人ではないと感じた。
「女優になるのはよしなさい」
「じゃ、なにになったらいいの」
「僕のオクサンになりませんか?」
-『一人ぼっちの二人』“彼と彼女”より
***
あ、やっぱりもうひとつ。
これもたまりません。
早稲田で友禅染めをやっている竹田老人を訪ねる。
「週休二日制なんていってますけどね、あたしゃね、若い時に一日働いたら、あとの六日は遊んで暮そうと思った。
それでね、一日しか働かないのに六日働いてる奴より、いい仕事をしてやろうと思った。これが職人芸という奴です。
なんだって芸がなきゃ面白くもなんともない、そして世の中は遊んで暮さなきゃ面白くもなんともない」
-『おしゃべりまんだら』“×月×日 竹田耕人さん”より
※1 永昌子との共著
※2 山下勇三との共著
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