サラーム・サラーム
なんだろう、これは。
とにかく物凄い熱量だ。途轍もない音楽と出会ってしまった。
運転しながら、足をバタバタ、腕をブンブン、振り回すほかなかった。とにかく驚いた。
ボクには冷静かつ的確にこの表現/表出を説明できない。ただ、驚くしかない。浴びることしかできない。
本作のパーソネルは本田竹廣(p)、ジュニ・ブース(b)、エリック・グラヴァット(ds)。
1974年6月16日、東京、ビクタースタジオにて録音されたとのこと。
この強靭なタッチの持主は、ピアノに挑んで、この楽器の限界をはるかにこえ音をそこから要求する。
本田竹彦(本文ママ)にかかると、ピアノはまたたくまにチューニングが狂い、アクションはその力に耐えかね、弦の振動は抑圧されるのである。
-ライナーノーツより
そうだ。恍惚革命は終わらない。
音楽の新大陸。ボクらはそれをどこまでも、どこまでも目指すのだ。
やっぱり世界は未知ばかり。それがなにより素晴らしい。
***
このレビューが素晴らしい。
“Dramichan”さんによる、記憶の記録。
今はもう稀有の存在となったジャズ喫茶。
スピーカーから鳴り出したピアノの激しい旋律に衝撃を覚え圧倒されてしまったことは今でも鮮明に覚えています。
急いで席を立ち「只今演奏中」の札のそばに掛けられているジャケットを手に取り、この音源が日本人の演奏者であることに驚いたのが、出会いでした。
私にとって一期一会のアルバムです。
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