イカとオジさん。
ぼーっとしてたら、写真が届いた。
イカとオジさん。かたわらにオバさんとオジさんがもうひとり、写ってる。
不思議な写真。なんなんだろう、この瞬間は。いまいち意味がわからない。
知らないひとの遺影をもってるような気分でもある。失礼かな。
そして、冷静になって、眺めるとくすりと笑える。
とにかく変だ。
阪本勇くんの『昼光ジャズ・特装版』。
この作品の購入者はこの中の写真を一枚、オリジナル・プリントで焼いてもらえる。
写真家自身につくってもらうオリジナル・プリント。これは相当に貴重なこと。
とにかく、すごいこと。という事実よりも、ボクは、この写真が手元にあることが嬉しい。
みんな首をかしげる。だけど、無視出来ない。見過ごせない。
なんなんだろう。この感じ。
日常。ただ、つづいていく毎日。
その中にある奇跡。嘘のような瞬間。笑える出来事。
何色とは決めがたい色彩。その一瞬の魔法、それを見逃さないように。
日々、ウロウロとキョロキョロと、彼は歩きつづける。
カメラをひとつ。携えて。
阪本くんの写真。その温度。
彼自身の面白さ。好奇心と鋭さ。愛のあるまなざし。
そこにボクは惹かれているのかな。
なんて思った、雨の日の午後。
*阪本勇 ホームページ
http://d.hatena.ne.jp/sakamoto-isamu/
0 件のコメント:
コメントを投稿