2020/09/30

9/30 店日誌

9月30日、水曜日。秋晴れ。一昨日の日誌にも書いたけれど、この時期の快さはほどよい空気の乾燥具合ゆえ。もう少し季節がすすめばパッキパキに乾いてしまう。そのときに改めてマスク着用の意味が増すだろう。盲目的にならず、対人マナーも含めての使用意図をよく考えていきたいと思っている。

最近また、通信販売のご依頼が増えていて、嬉しいです。お気軽にお問い合わせください。

2020/09/29

『大人になれば』(3rd edition)

伊藤敦志『大人になれば』(3rd edition)が届きました。
2019年6月に発表され、「第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞」を受賞するなど各方面からの称賛が絶えない作品が3刷となりました。これまでの版と大きな違いはありませんが、本体の表紙、付属の特典に変更あり。読むほどに発見のある一冊を是非、ゆっくりひもといてほしいです。

販売価格は2750円(税込)。副読本『大人になりましょう』と合わせてお楽しみください。

9/29 店日誌

9月29日、火曜日。9月の営業はあと二日。大きな変化はなくても、日々、小さな変化を重ねていくのが店の醍醐味。あっという間に過ぎる月日も視点を変えれば、ながい道のり。時間をかけて手ごたえを得ていくのが大事だよなあと思う、今日この頃です。

今日は20時まで開けています。北田正太郎「POP UP EXHIBITION」開催中。

2020/09/28

9/28 家日誌

 9月28日、月曜日。猛暑がすぎ去りやってきた散歩の季節。今日はとにかくよく歩いた。家から60分圏内、距離にすると3kmくらいの場所あちこちに行き、公園を見つけたり、大きな木などを観察した。どの時間帯も光が綺麗だった。ちょうど良く乾いた、いい気候。時間をかけて堪能した。

マテオ・ストーンマンの音楽が空気によく馴染む。そろそろビールをのもうかな。

2020/09/27

9/27 店日誌

9月27日、日曜日。曇り空がつづく日々。そろそろスカッと晴れてくれたらいいなあ。9刷の『夜の木』『大人になりましょう』はじめ新刊、音源に新入荷・補充あり。古本は日々入れ替わっています。通信販売も可能なので、お気軽にお問い合わせください。

今日は17時までの短縮営業。夕方から「Our lock down party」を配信します。

『大人になりましょう』

伊藤敦志『大人になりましょう』が届きました。
2019年に刊行された漫画『大人になれば』の副読本。伊藤さんが本作を描いたきっかけから影響を受けた本、映画、音楽に始まり作品中に貼られたポスターまで丁寧に解説、案内してくれています。小さいですが、中身がつまった暖かな一冊。

販売価格は1100円(税込)。『大人になれば』(3刷が近日入荷予定)と合わせてお楽しみください。

Mitsuko Hanyu Exhibition「shoes」

Mitsuko Hanyu Exhibition「shoes」
会期 2020年10月1日(木)−25日(日) ※月・火・水定休
会場 千年一日珈琲焙煎所(茨城県つくば市天久保3−21−3星谷ビル1−F/G)

9/26 店日誌

9月26日、土曜日。先週末にはじまった四連休から曜日の感覚がズレてしまって、あっという間に一週間。ボーッとしていると今日が何曜日なんだか認識できない。昨日につづいて本を読むにはいい気温、空模様かなと思うので、お暇でしたらお出かけください。北田正太郎「POP UP EXHIBITION」も開催中。

今日、店にいるのは20時まで。明日日曜日は17時までの短縮営業予定です。

2020/09/25

9/25 店日誌

9月25日、金曜日。しとしと雨降るすずしい日。昨日、入荷を伝えたジョン・コンヴァーティノ&ゲイブリエル・ナイーム・アモール『コレスポンデンツ』が良く合います。お隣の〈千年一日珈琲焙煎所〉でゆっくり過ごすのもいいですね。

今日は20時まで店にいます。気が向いたら、お運びください。

2020/09/24

『Correspondents』

ジョン・コンヴァーティノ&ゲイブリエル・ナイーム・アモール『コレスポンデンツ』が届きました。
キャレキシコのドラマーとして知られるコンヴァーティノ、フランスのパリでの活動を経てアメリカはツーソンに渡ってきたギタリスト、ナイーム・アモールの2作目となるデュオアルバム。ときに華やかな音色を奏でるギター、セッションの土台となり空間づくりに寄与するドラム、二人の演奏は約2か月のオーディオ・ファイルの交換によって紡がれたもの。じっくり耳を傾けてほしい。

販売価格は2200円(税込)。渡辺享氏によるライナーノーツも味わい深いです。

河合浩個展「DIFFERENT STROKES BY DIFFERENT FOLKS」

河合浩個展「DIFFERENT STROKES BY DIFFERENT FOLKS」
会期 2020年10月13日(火)−25日(日) ※月定休
会場 FOLK old bookstore(大阪府大阪市中央区平野町1-2-1 1F/BF)

9/24 店日誌

9月24日、木曜日。店を開けた途端に河合浩さんがご来店。10月13日から〈FOLK old book store〉で始まる展示「DIFFERENT STROKES BY DIFFERENT FOLKS」のご案内を頂きました。小さいサイズですが、存在感のあるチラシです。店頭で配布していますので、手にとってみてください。

昨日は急な早じまいで失礼しました。今日は通常どおりの営業です。

2020/09/23

〈OctBaSS RECORDS〉



昨晩、久々に足を運んだ〈OctBaSS RECORDS〉は、物量に比例して棚が増えていて、数ヶ月前にくらべて見応えが増していた。自分はビールを飲みつつダラダラしていたのだけど、その間にも若い女性のお客さんがレコードをあれこれ試聴していたりと良い雰囲気。未だジャンクではあるけれど、これからこのお店がどう動き、変わっていくかが楽しみだなあと思った次第。そういったことを週末の「Our lock down party」第一部で話すつもりです。第二部のDJ、ご両人のプレイと合わせて、お楽しみに。

当店と同じ天久保地区にあるお店ですが、歩くと約15分。自転車で10分弱、車なら5分ほど。遠方からつくば駅経由で来てくれるなら駅前で自転車を借りて頂くとスムーズに移動できます。

〈OctBaSS RECORDS
茨城県つくば市天久保1-5-4くいだおれ2号館1F
営業時間:13時−21時(月火休) ※催事開催時は変則営業。ツイッターでご確認を。
https://mobile.twitter.com/octbass_tsukuba

9/23 店日誌

9月23日、水曜日。連休明けの平日。ロニー・レーンのバンドの音源やロイ・エアーズ、ライトニング・ホプキンス、ジェームス・イハ、サニーデイ・サービス等々の中古音源が入荷したので、それらを聴きつつ営業中。明日発売の新譜、ジョン・コンヴァーティ&ゲイブリエル・ナイーム・アモール『コレスポンデンツ』が今の気分にとても合う。何度だって聴けてしまう。

急ですが、今日は17時半で早じまい。明日からまたよろしくお願い致します。

2020/09/22

9/22 店日誌


 9月22日、火曜日。秋分の日。朝起きたら空は青くカラッとしていて湿度が低い。こういう日は運動会日和だよなと思う(中学生の頃の記憶だから体育祭か)。年に数回あるか、ないか。秋の始まりらしい天気。今日も出入り口は開放しておくので気軽に覗きにきてほしい。

明日、水曜日も営業するつもり。15時開店予定です。

2020/09/21

9/21 店日誌


9月21日、月曜日。敬老の日。今日もちょうど良い気候なので、出入り口は開けたままにしておきます。散歩がてら、お出かけついでにご来店ください。北田正太郎「POP UP EXHIBITION」もやってます。壁にある立体作品はすべて購入可能。

新刊、古本、音源に新入荷あり。明日、火曜日も営業します。

2020/09/20

『夜の木』(9刷)

絵画集『夜の木』(9刷)が届きました。
日本語版、9冊目の表紙画に選ばれたのはドゥルガー・バーイーの「まもってくれる木」、どこにいてもまもってくれるキルサリの木を描いた作品です。ビニールの封を解けば、あふれ出すインクの香り。他のどれにも似ていない黒、夜の表情。それぞれの木がもつ物語。ゆっくり味わってほしい一冊です。


販売価格は3520円(税込)。吉祥寺の小さな出版社「タムラ堂」で年に一度、発行される特別な本。

***

『夜の木』
シャーム/バーイー/ウルヴェーティ 青木恵都   
定価:3520円(税込)

2008のボローニャ・ブックフェアで絶賛され、ラガッツィ賞(ニューホライズン部門)に輝いたインドの絵本The Night Life of Treesの日本語版が2012年7月にタムラ堂より出版されました。
(版ごとに表紙の絵柄が変わります。)

世界中で注目されたこの絵本は、中央インド出身のゴンド民族の最高のアーティスト、シャーム、バーイー、ウルヴェーティの3人によって描かれた木をめぐる神話的な世界です。
 
夜になるとその本性を現すという聖なる木。人々から畏れられ、また崇められている木。神が住むと言われる木。そのような木々が、ページを繰るたびに目を見張る美しさで次々と姿を現します。プリミティブでありながら洗練され、繊細でしかも力強く美しい世界です。

全てがハンドメイドという画期的な絵本。手漉き紙に、シルクスクリーンで一枚ずつ刷られ、製本は手製本。インドのチェンナイ郊外の工房で、一冊ずつ丁寧に仕上げられました、まさに工芸品とも言うべき絵本(シリアル・ナンバー入り)。ずっと手元においていつまでも眺めていたい一冊です。

9/20 店日誌

9月20日、日曜日。ようやく秋らしくなった。身体への負担を考えず、どこにでも歩いていける。出先であたたかいコーヒーをのめる。本をゆっくり読める。店の入り口のドアを開けてままにしておける、みじかい季節。ライ・クーダーの『ジャズ』をしみじみ味わう。

自分の通っていた小学校には「秋を楽しむ会」という行事があった。どこにでもあるのだろうか。

2020/09/19

9/19 店日誌

 9月19日、土曜日。こうして日誌を記しはじめて、何度目の連休だろう。ゴールデンウィーク、お盆の連休という大きなものから仮想五輪に合わせたものまで、大波小波、ざっぷんざっぷんやってくる。店なんて世間が休みでなくても、波の上。上がり下がりは当たり前。そのうちに上手いこと乗りこなせるようになるのかな。

店にいるのは20時まで。ご都合に合わせてご来店ください。

2020/09/18

9/18 店日誌

 9月18日、金曜日。火曜日からはじまった、北田正太郎さんの「POP UP EXHIBITION」。壁にある立体作品はすべて販売しています。金額表を用意していますので、気になるものがあれば確認してみてください。身近にあると、クスッと笑えるものが多いかなと思います。

明日から連休という方も多いのでしょうか。店はのんびりやってます。

2020/09/17

『つくづく』vol.6

『つくづく』vol.6が届きました。
34×88cmのいわゆる普通のタオルにテキストが印刷されたタオル型雑誌。「雑誌と付録はどっちがメインなのか?」という疑問に真っ向から向き合い、考えだされたアイデアとのこと。本体に加えて、別冊付録がいくつか封入されています。気の利いたタオルとして使ってもいいですし、開封後そのまま本棚にしまってもいいと思います。

販売価格は660円(税込)。製本から梱包までを「金井制手工業」で行っているそうです。

『石川三四郎 魂の導師』

吾等の生活は地より出で、地を耕し、地に還へる、是のみである。之を土民生活と言ふ。真の意味のデモクラシイである。地は吾等自身である。

大澤正道『石川三四郎 魂の導師』が届きました。
日本アナキズム運動の先駆者と称されながら、今や忘れられたに等しい思想家・石川三四郎。その石川が晩年に放った「光と薫」を一身に受けた大澤正道が1987年に上梓した評伝が33年ぶりの復刊。新版あとがき、森元斎による解説に加えて石川自身の「半農生活者の群に入るまで」を収めた冊子が封入されています。

販売価格は1650円(税込)。刊行元は「虹霓社」、静岡県富士宮市の出版社です。


9/17 店日誌


9月17日、木曜日。昨日は開店直後に「地下BOOKS」主宰(「SAMIZDAT SKOOL」構成員)の小野寺伝助さんがご来店、あちこちの個人書店でベストセラーになっている『クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書(通称:クソパン)』を直接納品してくれる。そのまま人類学やアナキズム、パンク的生き方の話をしながらビールをのむ。その後も友人の来店があり、閉店までビールがきれない一日だった。

北田正太郎さんの「POP UP EXHIBITION」開催中! 

2020/09/16

『CONTACT RICO』


スペイン語で”濃厚接触”を意味する『CONTACTO RICO』をタイトルにした本作は、緊急事態宣言中にレコーディング。ハウス、ディスコ、テクノ、ワールドミュージック、ジャズ、ヒップホップ、レゲエ等、ストリートカルチャーをバックグランドに多彩な音を巡らせるYO.ANのDJとしてのアートフォームの結晶とも呼べる作品に。 

YO.AN『CONTACT RICO』が届きました。
スケーター、DJとしてはもちろん、レーベル「Hole and Holland」の運営者としても知られるYO.ANのMIX CD。緊急事態宣言下で録音された本作はフロア直結、グルーヴィー&ダンサブルな選曲です。グイグイ聴き手を引っ張っていく部分もあるので、出来るだけ大きい音でお楽しみください。

販売価格は1650円(税込)。「Black Smoker」からのリリースです。

9/16 店日誌


9月16日、水曜日。次の土曜日から始まる四連休。当店はやすまず営業します。19日(土)と20日(日)は昨日知らせた通りの時間で通常営業。21日(月)は13時開店、19時閉店。22日(火)は15時開店、20時閉店です。はじまったばかりの「POP UP EXHIBITION」はもちろん、日々何かしらの入荷があるので、お時間があえば是非ご来店ください。

2020/09/15

『レコードと暮らし』(第二刷)


“レコードというと音楽を売るためのものだと思いがちですが、実際はそれだけではなく、様々な用途で作られ、暮らしの隅々に存在していました。意識にも上らないほど自然にそこにあったレコードたち。そのレコードを一枚一枚聞いていくことで見えてくる昭和の暮らしを書きました。そこからさらに今を考えるための本です。”

田口史人『レコードと暮らし』(第二刷)が届きました。
2015年に刊行された作品がめでたく増刷。著者である田口さんの独自芸「レコード寄席」の手引書であり、レコードという記録媒体を慈しみ、丁寧に耳を傾けてきた人にしか書けない作品と言えるでしょう。本書からのスピオンオフ的著作『校長先生のはなし』(リクロ舎)、兄妹分とも言える「円盤のレコブック」シリーズ各種も在庫しています。

販売価格は2420円(税込)。関連作品と合わせて、お楽しみ頂ければ嬉しいです。

9/15 店日誌


9月15日、火曜日。今日から北田正太郎さんの「POP UP EXHIBITION」がはじまります。その開催に合わせて、少し前から曖昧にしていた営業時間を正式に変更。火曜日から金曜日までは15時開店/20時閉店。土曜日は13時開店/20時閉店。日曜日は13時開店/19時閉店とします。引き続き、月曜日は定休日。

だいぶ涼しくなってきました。お暇があれば、お運びください。

2020/09/14

9/14 店日誌


9月14日、月曜日。明日から始まる「SHOTARO KITADA POP UP EXHIBITION 」の搬入、ほぼ完了。明日もう一度北田さんが来て、手直しと若干の補充をしたところで展示開始となります。長めに設定した会期中(9/15-10/11)に、作品が増えることもありそうなので何度も覗きに来てくれると嬉しいです。

実際に顔を合わすのは今日で二度目の北田正太郎さん。うちの店の特性(とっ散らかってる!&ポンコツ!)をうまく掴んでくれて、ちょうど良い作品をつくってくれました。見るときは力を抜いて、楽しんでほしい。場所と作家、作品との組み合わせで意味が変わるのがこうした展示の面白さ。気軽に感想を伝えてほしいなあと思っています。

9/13 店日誌


9月13日、日曜日。二日酔い明け、最初に口にするのはサクレがいい。今年の夏にそう気がついた。たぶん、今日のこれで五つめかな。スライスレモンも皮ごと食べる。そんなの当たり前すぎて疑ったことがなかったけれど、ある日友人がレモンを丸ごと残していて驚いた。それじゃあサクレを食べたことにならないよ。

19時半までは確実に店にいます。明日月曜日は定休日。

2020/09/12

9/12 店日誌


9月12日、土曜日。小雨がパラつく曇り空、気温も幾分か下がった。久しぶりに歩くとあちこちの変化に気がつく。工事中だと思っていた物件はすでに完成、繁茂しきっていた雑草は刈り取られ、投棄されたゴミが目に入る。徒歩の速度でなければ見えないものがたくさんある。

今日は20時まで店にいます。通信販売、在庫確認等のお問い合わせはお気軽に。

2020/09/11

9/11 店日誌


9月11日、金曜日。3月に入荷していた、ラニ・シン編(湯田賢司・訳)『ハリー・スミスは語る』をようやく読み出し驚いた。この本、めちゃくちゃ面白い。序章のアレン・ギンズバーグへのインタビュー「ハリー・スミスを語る」から強烈だ。ギンズバーグも大変な目にあってる。だけど、ハリーへの愛がつまってる。興味があれば是非手にとってほしい。

今日は20時まで店にいます。そろそろ涼しくなるのでしょうか。

2020/09/10

「Our lock down party」vol.2


「Our lock down party」vol.2
日時 9月27日(日) 16時配信開始
オープニング:DJ TOMO
第一部:lock down talk「オクトベースの現状、展望」18:00−
第二部:lock down party 19:30−
会場 Club OctBaSS/DISCOS(茨城県つくば市天久保1−5−4)

『あの橋を渡る』


友部正人『あの橋を渡る』が届きました。
4年ぶりの新作のテーマは東北。盛岡、仙台、南三陸を録音技師と駆けまわり、その場の空気を呼吸しながら録音された全10曲。再生すると、友部さんがすぐ近くで歌っているような距離感で一つ一つの言葉がよく聴こえる。楽曲のトーンもちょうど良く整理されているので、一曲ずつ、たしかに味わえる。ゲスト陣も適度な距離感を保っていて、友部さんを引き立てています。

販売価格は2860円(税込)。近年の代表作と言える、素晴らしい仕上がり。

9/10 店日誌


9月10日、木曜日。昨日届いた『DAWN』1.5号をはじめコロナウイルス感染拡大、緊急事態宣言下で製作された雑誌、リトルプレスがうちの店にもいくつかある。ページを繰りながらそれぞれの意図、工夫、事情を推察してみるのが面白い。そればかりはネット上の情報だけでは掴めないから実際に手に取り、読んでみるほかないだろう(立ち読みではなく買ってみるのも大事なこと)。

今日、店にいるのは20時まで。ご都合に合わせてご来店ください。

2020/09/09

『DAWN』N°1.5


世界を一変させた異常事態をカルチャーマガジンとして記録する必要に駆られた我々は、
特別号となる『DAWN N°1.5 Survival Issue』を完成させるべく新たな動きを開始しました。

東京発、独立系路上文化雑誌『DAWN』1.5号が届きました。
昨年11月の創刊号から約10ヶ月、本来ならば2号としてリリースされる予定だった最新号はコロナウイルスの感染拡大を受けて方向転換、2020年の世の中を路上文化の方向から切り取り、記録する1.5号に着地しました。ページ数は創刊号の約3倍。アートディレクターは石黒景太。

販売価格は2200円(税込)。今号のロゴを手がけた、GUCCIMAZEデザインのクリアステッカー付き。

***

2020年、新型コロナウィルスの発生を契機に混沌を極める世の中において、
カルチャーサイドから発信された記録をパックした『DAWN N°1.5 Survival Issue』。
創刊号の3倍のボリュームとなる全196ページ。アートディレクターはあの石黒景太がつとめる。グレート・ザ・歌舞伎町が撮影した写真の上に、GUCCIMAZEのロゴが乗った表紙が目印。

『DAWN N°1.5 Survival Issue』
判型:A5変形
ページ数:196ページ
価格:2,000円(税抜)

editor:二宮慶介
contributing editor:高岡謙太郎
art director & design:石黒景太
design:高森崇史
logo design:GUCCIMAZE
cover photo:グレート・ザ・歌舞伎町

Twitter: https://twitter.com/dawn_tokyo/
Instagram: https://www.instagram.com/dawn_tokyo/

9/9 店日誌


9月9日、水曜日。昨日紹介した『なnD』7.5や『父とゆうちゃん』、『枕元レコード』などの新刊、リトルプレスに加えて古本、音源にも入荷があります。好評のTシャツ「Chaushi」なども含めて通信販売も可能です。お気軽にお問い合わせください。

今日は20時まで店にいます。お暇があればお運びください。

2020/09/08

『父とゆうちゃん』


“これまで”の通用しない“これから”を生きる私たちを、父の死とその周辺から身に染み込ませていく私小説。そしてその“物語にまつわる物語”によって完結する二重包の小さな本。

田口史人『父とゆうちゃん』(リクロ舎)が届きました。
父に会ったのは五年ぶりだった、という一節からはじまる「父とゆうちゃん」。その後日談「「父とゆうちゃん」のこと」の二篇を収録したちいさな本。父とゆうちゃん、新幹線で偶然乗り合わせた初老の男性、彼らが話す「いい時代」を経た現在、今を生きる自分たちはどこに向かうのか。その答えは出さず、読み手それぞれに余韻を残します。

販売価格は1320円(税込)。上に引いた文章は、帯に書かれた解説から。

『枕元レコード』(上・下)


レコードを聞く、ということの自分なりの基礎作りの過程を披露しているのと同時に、一枚一枚に初めて針を落とした時の、微かなかすかな、しかし心底ワクワクする世界の広がりを噛み締めている時間のドキュメントなのです。

田口史人『枕元レコード』(上・下)が届きました。
高円寺〈円盤〉で刊行していた『ミツザワ通信』での連載「枕元レコード」をレコブック(手製書籍)化したもの。田口さんの独自芸「レコード寄席」の入門書とも言うべき『レコードと暮らし』刊行以降(2016年冬〜2019年秋)に自宅の枕元にあったポータブル・レコードプレーヤーで聴いた、数千枚のレコードとの対面記録集。

販売価格は2200円(税込)。当店ではバラ売り対応はしていません。上下のセット売りのみ。

『なnD』7.5


『なnD(なんど)』7.5号が届きました。
過去最大のページ数だった前号から一転、今号はコロナウイルスの感染拡大を受けての縮小版。「今、そこから何が見えますか?」という編集部からの問いかけに応えた、13組の書き手によるテキストがそれぞれのスケールを持っていて、面白い。新刊『雑貨の終わり』を上梓したばかりの三品輝起さんのエッセイが読めるのも嬉しいところ。

販売価格は550円(税込)。緊急事態を象徴するような薄い文庫サイズです。

***

近代ナリコ
迫川尚子 >
キデンセン >
山下賢二 >  
毛利悠子 >  
三宅唱 >  
小森はるか >  
髙橋政宏 >  
竹田和也
Eunice Luk >  
テンギョウ・クラ >  
グラスパーゆきこ
近藤恵介 >  
三品輝起 >  
小林英治
John Tang
tsehiuyu
編集:森田真規(なんとなく、クリティック)、戸塚泰雄(nu)、小林英治(DU
デザイン:nu
表紙:正一 > 
2020年9月1日発売 32頁 文庫サイズ 500円+税

9/8 店日誌


9月8日、火曜日。まだまだ暑い。夏が終わっていないという感じ。朝晩の風は少しづつ秋っぽくなってきているけど、昼前から夕方、日が暮れるまでは日差しがキツい。できるだけ無理のないよう過ごしてほしい。

今日は20時まで店にいます。通販、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。

2020/09/07

9/7 本日誌


おとなしい「民衆」でも、顔のない「大衆」でもない、荒ぶる動きを伴った「群衆」という言葉をここではあえて使いたい。(p.175「竹内好と谷川雁、そして平岡正明」)

平井玄さんの本『彗星的思考 アンダーグラウンド群衆史』(平凡社)を読んでいてピンときた。〈PEOPLE BOOKSTORE〉のPEOPLEを日本語に置き換えるなら、この「群衆」としたい。自分の店の名前を日本語表記にする機会はなさそうだけど、今そうしろと言われたら、この案を採用する。

9/7 家日誌


気になっていた映画『カセットテープ・ダイアリーズ』を観た。物語の詳細を知らないまま、劇場に足を運んだのだけれど、予想を大きく上回る作品だった! ボス、ブルース! スプリングスティーンの声を思いっきり浴びて、彼の音楽に興味が増した。実話が基になっているってのが最高だな。

それにしても、この邦題、ほかに何かなかっただろうか。確かに主人公はかたときもカセットテープを手放さない。カセットウォークマン依存と言ってもいいくらいなのだけど、この映画はパキスタン系移民である主人公の「家族」、運命的に出会うブルース・スプリングスティーンの「音楽」、友人たちや恋人との成長物語である。もう少しいい邦題がなかったのかと思うのだけれど、これも配給会社の方々が一所懸命にひねり出したタイトルなんだよなあ…。自分ならどう名づけるか、観た人たちと語り合いたい。

とにかく、自分はとても感動した。素晴らしい作品だった。『カセットテープ・ダイアリーズ』に興味を持ってくれたなら是非、劇場で観てほしい(つくばからの最寄りの劇場は柏〈キネ旬シアター〉でした)。

2020/09/06

SHOTARO KITADA「POP UP EXHIBITION」


SHOTARO KITADA「POP UP EXHIBITION」
会期 2020年9月15日(火)−10月11日(日) 月曜定休
会場 PEOPLE BOOKSTORE (茨城県つくば市天久保3−21−3星谷ビル1−E)

『Live-rally ZINE』


吉祥寺キチム編『Live -rally ZINE』が届きました。
今年の4月、5月の緊急事態宣言下、みんなはどう過ごしてた? という〈キチム〉からの投げかけに応えた20人のテキストを収録した小冊子。国籍、年齢、居住地、職業はもちろん文章量も寄稿スタイルすらも(絵、写真もあり)バラバラなのが好印象。キチムという場所を体現しているような気がします。

販売価格は2200円(税込)。売り上げは〈キチム〉への支援にあてられるとのこと。

***

非日常が日常になりつつある初夏、
渦中の記憶が薄れないうちに、
個人個人の身の回りに起きたことを残せたらと思い、
キチムにまつわる方々に寄稿をお願いしました。
[目次]
ハミングバードはあきらめない 高野寛【音楽家】
コロナの日々 高山なおみ【文筆家・料理家】
コロナ禍でメモしたこと 高橋一也【warmerwarmer/古来種野菜の八百屋】
弁当 piwang【カレー屋】
2020年4月、5月 キン・シオタニ【イラストレーター】
Isolation 高橋了【グラフィックデザイナー】
MOMENT 谷口正造【画家】
この半年のはなし 野島健児【声優】
インタビュー 有坂塁【キノ・イグルー/移動映画館】
一炊の夢 齋藤圭吾【写真家】
眠れぬ愛しきこしあんたちの夜 青葉市子【音楽家】
猫、飼いませんか? 加藤哲朗【Ka na ta/デザイナー】
 
Q&A ゴ・ママ【韓国「空中キャンプ」スタッフ】

7歳全力少年と「あぁヒマだ!」と過ごした日々 高橋てるみ【母】
キチムmovieができるまで 原田郁子【クラムボン/音楽家】
ゆりかごから墓場まで 三田村亮【写真家・介護士】
猫のフェイヒィ さや【テニスコーツ/音楽家】
 
立ち尽くしていた 藤田貴大【マームとジプシー/演出家】

Lockdown, Bristol, UK. ウィル・ニューサム音楽家】
それがすべてではない 原田郁子【クラムボン/音楽家】

ここから未来 原田奈々【キチム】

9/6 店日誌


9月6日、日曜日。昨日は出入りの多い土曜日で、色々な人が来てくれた。買うものが決まっている人に対するのはけっこう楽だ。何かしらを探していて、自分なりにピンとくるものを手に取る人がいる。ぐるっと回って帰っていく人がいれば、どれを買えばいいのか、と尋ねてくる人もいる。こちらから、悪態をついて帰らせてしまうこともある。どうするべきか、いつも迷っている。

19時半までは確実に店にいます。明日、月曜日は定休日。

Today’s YouTube #346


オーガスタス・パブロのレコードを聴くと、子供の頃の遠い記憶、感覚がよみがえる。パブロが吹くメロディカの旋律ゆえか、心地良く懐かしい。湿度のひくい秋風に吹かれながら聴くのがいちばんなのだと、今朝気がついた。

〈古着屋 may〉



当店から歩いて3分、ご近所さんの〈古着屋may〉で新作Tシャツ「Chaushi」を販売してくれています。自分(37歳)と同じ世代の方なら「ああ、懐かしい」と感じる人も多いであろう店構え。若い頃に通った古着屋さんと似た雰囲気で、妙に落ち着く。店主の細谷さんはいつも穏やか、のんびりしているので店内はゆるいムード。だからか行くと、つい立ち話が長くなります(ここでビールがのめたら最高だろうなあ)。

まだ暑さが続いているので、Tシャツ中心にした夏物が前面に出ていますが、もう少しすればスウェットやパーカーなどの秋物が増えてくるでしょう。当店やお隣〈千年一日珈琲焙煎所〉からの流れで遊びに行ける、楽しい場所です。

古着屋 may〉
茨城県つくば市天久保3-13-3高野テナント106
営業時間:12時−19時(不定休) ※お休みのお知らせはブログでご確認を。
https://www.instagram.com/used_clothing_goods_may