2016/11/30

『仕事文脈』vol.9


仕事と暮らし、生活をテーマにしたミニコミ誌『仕事文脈』最新号が届きました。
当店最初の取り扱いとなる本号の特集は“ごはんと仕事”。「この特集で頭にあったのは「食うために働く」「ライフワークとライスワーク」などのことばだった。あと「稼ぎと勤め」か。すみません、こういうの嫌いなんですよね、私」とは発行人・宮川真紀さん。そう、仕事に対する紋切り型の発想、距離の取り方が人びとの視野を狭めてるんだよなーと日々思うボクは、宮川さんと意見を見ている方角は近いのかもしれません。あたらしい働き方を獲得し、暮していくためのヒントがつまった『仕事文脈』を是非、多くの人に読んでほしいなーと思います。

販売価格は756円(税込)! “おいしい”をテーマにした『IN/SECTS』との併読もおすすめです!

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特集:ごはんと仕事
ごはんを仕事にしてる人、仕事する人のごはん、はたらかないで食べてる人。
ものすごくこだわっても、全然気にしなくても、みんなごはんは食べる。
あるいは「食うために働く」「そんな仕事で食べられるのか」という物言いにちょっと立ち止まってみたり。
食べることから考えてみた仕事のいろいろ。

特集
ごはんと仕事 コッコたちのことについて。  河本順子
小さなベジ屋のワークシェアの話  小田晶房(なぎ食堂)
ごはん、マイウェイ  編集部
発酵と培養のリズム 盆踊りは灯をともしに行く役目  小林野渉
ブラックニッカ日々  スズキナオ(チミドロ)
ルポ・BAR「半年」のママになってみた  丹野未雪
子ども食堂に行ってみた「油揚げ」と「桜本こども食堂」
ブリトー・川崎・クラフトビール・ポートランド and more  
ごはんで見つめる「きれいごと」  新保あずさ
食事と生き恥 餅井アンナ
腹弱 辻本力 シカ人間の精神―危機のときほど、遊んでしまえ 栗原康
#ごはんと仕事

連載
仕事回文 杉野あずさ・里鵜ミリン
【新連載】 虹色眼鏡  チサ
バンクーバーと仕事・ 人生の手札  太田明日香
これも仕事だ!日記・ 南陀楼綾繁  
あちこちふらふら・お仕事放浪記 まきせ記子
文脈本屋さん・ 千駄木往来堂書店
無職の父と田舎の未来・ 文化のための「食っていく」コストと、プラットフォームについて。さのかずや
わけられない仕事と生活 宮川真紀



2016/11/29

『PICTURE』LP


シンガー・ソングライター王舟の2nd『PICTURE』(LP)が入荷しました!
アートワークは韓国のイラストレーター、オム・ユジュン。CDと同じ油彩画ですが、レコードサイズとなり迫力が増しました。さらに今回はダブル・ジャケット仕様なので、ジャケットを開けば作品集のようにも楽しめます。さらにさらに、音が刻まれたレコードは雪のようなホワイト・ヴァイナル! 持っているだけでもうれしい、聴けばもっとうれしい作品です。

販売価格は3456円(税込)! 7インチが好評だった“MOEBIUS”も入ってます!

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上海出身、日本で育った天才ミュージシャン、王舟。
2014年、ファーストアルバム「Wang」でセンセーショナルなデビューを果たし、各方面から大絶賛、2016年1月にはたったひとり、すべて自宅で作り上げた2ndアルバム「PICTURE」をリリース。その2ndアルバム「PICTURE」が待望のアナログリリース決定です!(ジャケットのように美しいホワイトバイナルでのリリースとなります)宅録とは思えないクオリティと音の豊かさ。王舟の計り知れないポテンシャルが見えてくる大傑作です。

冒頭を飾る、王舟が通い続けている高城晶平(cero)の店の名前を冠したジャジーなポップソング『Roji』、9月30日にMOCKYによるRemixが収録された7インチシングルもリリースとなる、王舟の新たな一面が溢れ出すダンスナンバー『Moebius』、イギリスのトップミュージシャンKindnessが絶賛、MVの監督を担当した先行シングル『ディスコブラジル』も、宅録によるアレンジでまた違った一面を魅せてくれます。
王舟らしい、情景が浮かび上がるインストナンバーも多数収録。さらにはフォーキーな弾き語り『あいがあって』など、とてもひとつのジャンルに括ることはできない、色とりどりの楽曲が収録されています。寂しげだが力強い油絵の印象的なジャケットは、韓国のイラストレーター、オム・ユジョンが担当。

http://1fct.net/releases/pejf-91015

『AWA EP』


やけのはら、P-RUFF、H.TAKAHASHI、大澤悠大からなるアンビエント・ユニット「UNKOWN ME」の『AWA EP』が入荷しました。
当店でも好評だった(即完売!)ファースト・テープ『SUNDAY VOID』につづく本作は、アンビエント・ハウスを標榜する“AWA”をA面に、前作収録の“Blended Screen”をInner Scienceが再構築したヴァージョンをB面に収録。同内容のDLコード封入の上、なんと一時間超のライブを記録したCDも付いています。盛り沢山の仕様で、7インチ・リリースの地平を広げた意欲作。存分にお楽しみください。

販売価格は1620円(税込)。すでに在庫僅少ですので、お求めはお早めに。

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早くも新作が完成。第2弾リリースは、新機軸のアンビエント・ハウス!!カップリングには Inner Science Remixを収録。
やけのはら、P-RUFF、H.TAKAHASHI、大澤悠大からなるUNKNOWN ME。2016年8月リリースのデビュー・カセット『sunday void』に続き早くもセカンドEPを7インチでリリース。さらに今作のために録音されたライヴ音源CD『UNKNOWN SESSION vol.1』も付属。未発表7曲を含む収録時間60分超えの現時点でのベスト盤、裏ファースト・アルバムとも言える充実の内容です。
Aサイドの"AWA"は、やけのはら、P-RUFF、H. TAKAHASHIの共作として制作された、浮遊感を帯びた上音に疾走感のあるビートが融和したアンビエント・ハウス。光の差し込む海中を連想させる音像に、聴く者の気持ちを遠くの地へ連れ去るようなマジカルなリズムが重なる、UNKNOWN MEの新境地を感じさせる美しいダンス・トラック。Bサイドでは前作『sunday void』に収録された"Blended Screen"をInner Scienceが再構築。原曲が持つ音の煌めきを最大限に引き出しながら、まるで生き物のようにうねるビートとベースで、唯一無二な独自のグルーヴを作り出すことに成功している。印象的なアートワークを提供したのは、鉛筆による描画のみでコラージュ作品を生み出すÉI KANEKO 。作品全体のデザインを大澤悠大が担当。本作のプロダクトとしての魅力を最大限に高めている。7インチと同内容のダウンロード・コード付属

2016/11/27

『2YAMADA3TARO KILLER』


またまた頂きました! 2山田3太郎の選曲“おみや”CD、今回のテーマは「KILLER」とのこと。
太郎、福田、シンヤ、遼太郎、健太郎、タツヤというクレジットを見ればさすがに各人の顔が浮かぶようになりました。それぞれの選曲センス、傾向もなんとなくつかめたような気もします。でも、なんだか、これまでよりキュッとまとまった印象。すーーーっと聴き終わってしまうのはなぜだろう。内容の良し悪しとはちがう話をしているつもりなのですが、この感覚はなんなのかな。

戯れ言はともかく! いい加減にパーティーに遊びにいかなくては!
千住のザイオン、CURRY BAR GAKUに出かけましょう!

2016/11/26

『みちくさ』


みちくさは、小話を中心とした小さな本です。
タカハシ個人によって不定期に発行されています。
いつでもどこでもを目的にテイクフリーとしています。

"michikusa" is the small book. There are some short picture stories in it.
It is published by Takahashi Kaori on individual.
You can take it free.

絵本作家・高橋香緒里さんが発行する、折りたためる小さな絵本『みちくさ』が届きました。
今作は「蔵」というお話で構成されています。折り込まれた紙を開きながら読みすすめて、最後にバーンと広がる一枚絵に「おおー!」と驚きました。そうそう! この展開! 視界が一気に広がるこの感じが高橋さんの持ち味だよなーと再確認。背筋がぞくっとするような、この独自の世界観(日本昔話のような!)を大事にしてほしいです。

ご好評を頂いた、『くまさんどこかな』も来月再入荷予定! お楽しみに!

2016/11/25

『IN/SECTS』vol.7


前号につづきポケット・サイズ! 『IN/SECTS』最新号が入荷しました! 
特集を“「おいしい」を巡る”として、僧侶、青果店主、料理人、生産者など食べものに携わる方々を訪ねた聞き書き集です。「結局、やってきたことが全部やねん」とか「色気あるものはなんでもうまい」、「さんまは目黒に限る」なんて言葉が踊る10のインタビュー(ひとつは対談)は語り手それぞれの生き方を映し出します。そして、その間に挟まれるコラムがやっぱり面白い。ボクは「The 光」店主TOKOさんの“新生活満腹放浪記”を真っ先に読み、「たまご焼いてンのかなあ!」ってラインにひゅうっ! となりました。

販売価格は1188円(税込)! お分かりだと思いますが、表紙画は河合浩さんの作品です!

2016/11/24

『EL CINNAMONS』vol.3 –完売しました!–


“過去と未来と現在をつなぐ“気の遠くなるような心地よさ”。
いろんな場所の、いろんな香りの、“シナモン感覚”が詰まった決定版!”

“シナモン感覚”を味わえる同人誌『EL CINNAMONS』第3号が入荷しました。
正直に話せば、どの記事から読みはじめるべきか・・・と目移りして、なかなか手をつけられず。“シナモン感覚”というかたちのないものをテーマにして、ここまで濃度のある編集をしてみせたトニー李氏の手腕(書き手の選定/配置)に脱帽しました。きっと、これからもっと面白くなりますよ、エル・シナモンズ。この機会に少しでも多くの人に知ってほしいと思います。

販売価格は1000円(税込)! 当店スタッフ中村も寄稿しております!

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DATE
誌名『EL CINNAMONS』VOL.3 -FALL ISSUE'68-
発行日2016年11月21日
発行OFFICE Flaneur
編集・発行人EL CINNAMONS
デザインMARIANNE MAFILLE(装丁)、メンチカツ伊藤(表紙アートワーク)

【CONTENTS】
01-  FEEL THE CINNAMON,AGAIN,AGAIN Ruminz
02-05 東京彷徨 -八広・青山・銀座界隈- チャーリー宮毛
06-17 VIDEOTAPEMUSICインタビュー 八月のVIDEOTAPEMUSIC
18-19 バリオの夢 宮田信
20-21 Piquantの10枚 ワダマコト
22-23 北と南の10冊 河内卓
24-25 ロング・ホット・サマー 梶本聡
26-27 CONNY ISLAND PAINTING tact sato
28-30 弔いオンライン dtybywl
31-41 CINNAMON BLVD. -For Column Lovers Only-
           Sci-Fi/Fung Seoi -我的香港世界- 石川紀市/Walkin!NYC 水谷光孝
           OL GOES TO TAIPEI AS/真昼に見た夢 -京都・岡崎篇- dj colaboy
           神戸のィ夜 井上智彰/「海」がテーマです 北と南とヒロイヨミ
           マグネティックヨコスカ ヒューヒューボーイ/江ノ島サーフ天国 トニー李
           古代中国料理屋の謎に迫る SUSHIRAW/パキスタンカレーを日吉で  田中元樹
           「食」をめぐる冒険 中村友貴/ILLUSTRATION FOR EL CINNAMONS lilnoway
42-45 TRIPLE JOY Only Yun Yun
46-49 ぼくの好きなおばちゃん やけのはら
50-51 マンボ No.8 メンチカツ伊藤
52-  CINNAMON LIFE GOES ON lilnoway

2016/11/22

クリスマス・リース


花の人、小春丸特製クリスマス・リースの注文を受け付けているそうです。
窓口は当店となりの千年一日珈琲焙煎所。これまでに見たどれよりも迫力のあるリースです。とにかく、まずは実物をご覧頂きたいです。
しかしまあ、なんだなあ。もうそんな季節なんですね。

詳細を以下に転載します。

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華道家 小春丸 クリスマスリース ご注文承ります。

 ¥12,000(税込み)

*花材は見本と少し異なる場合がございます。
*リースを自分で作ることもできます。 7,000円(花材費・レッスン料込み、小さめのサイズになります。)
*正月花や松飾りのレッスンも承っています。

詳細は直接小春丸さんにお問い合わせください。
 mail:koharu.ooo@ezweb.ne.jp


2016/11/21

『Landmark Magazine vol.1』日々のしるし



イラストレーター、横山雄による小さな雑誌『Landmark Magazine』が入荷しました。
「何を書くか散々悩んだ挙句、普通にエッセイを書くことにした」という書き出しからはじまる通り、本誌はイラストに関わる自分自身や同業の友人、先輩、後輩とのやり取りで生まれた雑感や考察をまとめたエッセイ集のような体裁。上の画像にもありますが、文章に線を引きフリーハンドでつづられたメモのような追記に心惹かれました。それら書き込みが直接書かれたものなのか、確かめてみるのも一興でしょう。「そのために筆をキーボードに持ち替えて、描き手が書き手にもなろう」と#0“わたしの中の小さな雑誌”で語られる「そのため」に、ボクはグッときましたね。

販売価格は1404円(税込)。無理を言って、横山さんにサインも入れて頂きました。

2016/11/19

Live at cox!-終了しました!-

デザイン/イラストレーション:横山雄

" Live at cox! "

「アン・サリーさんを迎えます。

会場:
cox / Shingoster LIVING
茨城県つくば市小野崎 448-1 tel:029-893-6075
http://shingoster.com/

出演:
アン・サリー
http://www.annsally.org/
小池龍平(Gt)
飯田玄彦(Tp)

日時:
11月19日 (土曜)
18時開場/19時開演 

料金:
4800円  Thank you,sold out!
E-mailでのご予約 : info@shingoster.com
件名を「 11/19アン・サリー」として、必要事項を明記の上、お申し込みください。
1.お名前(代表者のフルネームをカタカナ表記にて)
2.ご予約人数
3.お電話番号
• ご予約申し込みメール受信後、数日以内に受付確認のメールをお送り致します。
• メール受信設定などでドメイン指定をされている方は、ご確認をお願い致します。
• お席に限りがございますので、お早めのご予約をおすすめいたします。

企画:
Shingoster LIVING × PEOPLE BOOKSTORE 

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アン・サリー
幼少時からピアノを習い音楽に親しむ。大学時代よりバンドで本格的に歌い始め、卒業後も医師として働きながらライヴを重ねる。 2001年「Voyage」 でアルバムデビュー。2003年「Day Dream」「Moon Dance」では、洋の東西を問わぬ新旧の名曲をオリジナルに昇華した歌唱が好評を博しロングセラーに。2002年から3年間ニューオリンズに医学研究のため暮らし、地元の音楽家と現地でプライベートに収録した音源を、帰国後アルバム「Brand-New Orleans」として発表し話題を呼んだ。帰国後は医師としての勤務の傍ら日本全国でライヴ活動を行い、2児の母となった2007年には「こころうた」を、2008年11月には、書き下ろしオリジナル曲「時間旅行」(マキシCD)を発表。時代やジャンルの枠を超えた、柔らかくも情感あふれる歌唱と、そのナチュラルなライフスタイルは幅広く支持されている。
http://www.annsally.org/profile/profile.html

2016/11/18

『Supreme』



“Supremeはスタイルを広めると同時に、思想や情報も広める。カルチャーこそが、そのビジネス。生きる、そして遊ぶというアートを実践するブランドがSupremeだ。”
-グレン・オブライエン

“Supremeはとにかくサイコーだったし偉大だった。人種も関係ないし、金も問題じゃなかった。みんながひとつの色になって、その色こそが個性だった。店で働いているやつもいたし、店にたむろするやつもいた。なかには店に住んでるやつまでいた。いろんなエピソードやスケートの技やスタイルが人から人へと伝えられ、言葉も街もいろんな地区の訛りが飛び交ってた。”
-エーロン・ボンダロフ

2010年に刊行された「Supreme」のブランド・ブックが入荷しました。日本語訳の冊子付き(写真下)。
上に引いたエーロン・ボンダロフによる前書きはこう続きます。「とはいえこのSupremeという「ソーシャルクラブ」はそんなに開放的じゃなかったし、態度はえらく高圧的だった」。この言葉を頭のどこかに置いておきながら、この本を丹念に眺めれば、このブランドの特異さをひも解くヒントが見つかるのかもしれません。ジェームス・ジャビアはプロダクト(道具)ではなく、コンセプト(概念)となるキャンバスをつくったのでは・・・と、ボクは読みました。

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About This Book

The first monograph on the iconic independent New York street fashion label Supreme.

In April 1994, Supreme opened its doors on Lafayette Street in downtown Manhattan and became the home of New York City skate culture. Challenging the dominance of the established Wes Coast skater scene and the new conservatism of 1990s New York, Supreme defined the aesthetic of an era of rebellious cool that reached from skaters to fashionistas and hip hop heads.

Over the last sixteen years, the brand has stayed true to its roots while collaborating with some of the most groundbreaking artists and designers of its generation, and with stores in Los Angeles and Japan has become an international icon of independent counter-cultural style.

This definitive monograph - with written contributions from contrasting arbiters of style, Aaron Bondaroff and Glenn O'Brien, and including an interview between founder James Jebbia and the artist KAWS - brings together the disparate elements of the brand's output, from legendary advertising campaigns to especially commissioned skateboard designs, photographs, and artworks, and a comprehensive index of their products to date.

Including collaborations with Jeff Koons, Richard Prince, Damien Hirst, Public Enemy, Lou Reed, and Futura 2000 among many others, this richly illustrated book is a survey of sixteen years of contemporary street fashion and culture reflected in the pioneering work of one of New York's most influential independent labels.

2016/11/17

「いしやおんがくや」


カトウシンペイ個展中のスペシャル・イベント「いしやおんがくや」。
こんなにも雑多で多様な面々を集めちゃうのがすごいです。カトウシンペイの金脈と人脈が気になります。

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Shimpei Kato presents 
「いしやおんがくや」

会 場:千年一日珈琲焙煎所
日 時:2016年12月11日(日) 開場18時 / 開演18時半
出 演:タカツキ弾き語り(SMRYTRPS / SUIKA)、橋本悠ソロ(ケバブジョンソン)、トーマス(from 伊勢)
料 金:2000円


2016/11/16

カトウシンペイ個展『いしや』


カトウシンペイ君の個展『いしや』。来月いちばんの楽しみです。
細かいことは企画者である千年一日珈琲焙煎所の大坪さんに任せます。以下に貼る素晴らしいテキストをご参照あれ。

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Shimpei Kato SOLO EXHIBITION 「いしや」

 2016年12月1日(木)~12月12日(月)

名古屋を中心に音楽からグラフィックにわたる横断的な領域で表現活動をつづけてきたカトウシンペイの初の個展をここつくばで開催させていただくことになりました。タイトルは『いしや』。海岸や河原で拾い集めた石と石関連のものの販売をおこないます。つまり「石やなにかを販売する石屋」です。有用性や希少性をもたないただの石を売るということは、商品世界とはまた別の次元での新たな「交換/交歓」の世界を開く試みといえます。もし気に入った石に出会ったら、それとお金を交換してみてください。そのとき「いしや」という展示は完成します。カトウシンペイが芸術家なのか単なる詐欺師なのか僕にはわかりません。ただ彼が特異な表現者であることは確かなのです。

(千年一日珈琲焙煎所 大坪茂人)

2016/11/15

11月15日の入荷






“好きな人について書くのは難しい。まして荒木さん(荒木経惟のこと)は、ぼくの電通時代の先輩でもあるし、ぼく自身、荒木経惟ファンのハシリだと思っているからだ。スターを前にして立ちつくす少女が、スターのどこが好きですかと質問され、あのう、全部です、と答えるようなモノで、発する言葉が見つからない。”
-安西水丸(“両眼にうめこまれたカメラ”『荒木経惟の世界』より)

写真関係の面白い本が入荷しています。マジで、面白いです。
ここでは紹介しきれない量が入ってきていますので、すべてはお知らせできないのですが、どれもこれも見応えがあります。荒木経惟、森山大道、中平卓馬、ウィリアム・エグルストン、ライアン・マッギンレー、井上青龍、ラリー・クラーク、ロバート・メイプルソープなどなど、作品集ではないのですが、彼らに関連した書物が入荷しています。

2016/11/12

マメイケダ カレンダー2017



作品集『味がある。』も好評です! イラストレーター、マメイケダのカレンダーが届きました。
ご覧の通り、まずは2017年の1月から6月までの上半期分から。「みかんの安心感。それがみかん」、「パンもいいが、ナンも捨てがたい」と独特の描き文字でつづられる月ごとの食べ物と、それにまつわる作者の雑感。どしっとしてます。下半期分は3月のリリースとのことなので、このカレンダーを使いながら待っていてください。絶妙な大きさで、手触りも良いですよ。

販売価格は540円(税込)。大好評の「ミロコマチコ・カレンダー」とおなじくiTohenによる制作です。

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マメ イケダ

 

1992年7月6日生まれ

 

島根県出雲市出身 大阪在住

 

2013.10 絵を描き始める、年明けて、大阪へ

2014.03 バンタンデザイン研究所

      キャリアカレッジコース コミック&アート 修了

2014.04 アートスクール大阪

2015.03 鈴木成一イラストレーション塾@東京2015 受講

 

ホッケとパンと卵とごはんが好きです。

最近はカレーとかが来てます。

くいしんぼう。



2016/11/10

『Spectator』37号への手引き(1)


“テレビやインターネットの情報をもとに書く記者が増えていることを懸念する。ハイテクはジャーナリズムを殺す毒だ。記者は「歩兵」であり、自ら歩き直接、聞いた話を書くべきだ。”
-ゲイ・タリーズ(坪内祐三『文庫本宝船』より)

“また、70年代に、アメリカで勃興した「ニュー・ジャーナリズム」という新しい「声」による文芸運動をとりあげた「ニュージャーナリズムとは音楽の世界でいえば強烈なロックなのだ!」という刺激的な記事もあった。ライターは、前出・北山耕平氏。トルーマン・カポーティ、ゲイ・タリーズ、トム・ウルフ、ハンター・トンプソン、そして日本では、『新・阿房列車』における内田百閒や、前出・坂本正治氏といった、新しい意識を持った書き手の動向について、6ページで紹介していた。”
-赤田祐一(赤田祐一『証言構成「ポパイ」の時代』より)

“鍵はね、たぶん〈声〉にある。その〈声〉をどうやって伝えるかということが、すべてのいろんなジャンルにおいて、アーティストみたいな人たちの仕事なんだと思う。だからその〈声〉を持ってる人は、類は類を呼ぶじゃないけど、呼び合う〈声〉によって引っぱられるし、その〈声〉はハートからハートへ伝わっていく。”
-北山耕平(北山耕平×曽我部恵一「それでも街で自立して生きるには」『Quick Japan』vol.55より)

“〈声〉—汎人類的な、ある種の人間が共通して持っている一種の意識。その意識に目覚めた者同士が同時多発的に繋がった時、文化的にも社会的にも巨大なムーヴメントが起こる。”
-北沢夏音(同上)

北山耕平を特集した『Spectator』37号への手引き、道先案内となるようなテキストを自分なりに選び、ここで紹介していこうと思う。いま、いきなり“ニュー・ジャーナリズム”と言われても、ピンとこない人のほうが多いんじゃないだろうか。でも、上に引いたゲイ・タリーズの「歩兵」の思想や、「ニュージャーナリズムとは強烈なロックなのだ!」なんて言葉があれば、読みすすめる上でヒントになるかもしれない。

もし、これらの〈声〉に少しでも興味をもってくれたなら『Spectator』を手にとってほしい。立ち読みでも構わないので、気軽かつお気楽に。そこでもし〈声〉を感じ取ってもらえたなら、とても嬉しい。

2016/11/09

『味がある。』


“「美味しいもの」ではなく、「食べること」そのものに喜びと愛着を持ち、コンビニのパンからタイ料理までをわけへだてなく描くマメさん。「味がある。」というタイトルにはそんな彼女の姿勢がよく表れています。食が情報にまみれ、誰もがグルマンと化した時代、もう一度純粋に食べる喜びを思い出させてくれる。そんな一冊です。”

マメイケダ初のイラスト集『味がある。』が入荷しました。
この本、かわいい面してパンチがあります。ページをひらくとずどんと力強い絵が迫ってくる。目から入って直接胃袋を刺激するような、カレー、トンカツ、パスタ、焼売、生ビール・・・コンビニのパンも交じったり。ひらいてもひらいても、食べ物の絵。添えられる文字がまた良い。「これはパンだが、そんな人になりたい」とか「いい意味でファック!」なんて言葉選びも最高。面白い。

京都の書店、誠光社発行。販売価格は1620円(税込)です。

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イラストレーターのマメイケダさんは数年前から食べたもののイラストをノートブックに描き続けています。イラストだけではなく、その時の状況や雑感を添え、パッケージ食品であればそのラベルやお店のカードなども貼り付けます。長い時間をかけて膨れ上がり、くたびれたノートブックはさながら生活の時間を吸い込んだオブジェのようで、その存在自体がずっしりと重く、美しい。 初のイラスト集を編集するにあたって、できるだけマメさんのノートブックの質感をそのまま再現することを目指しました。デザインをお願いしたのは、同じく当店より刊行の『本とその周辺をめぐる、6か月とちょっとの旅』で、イラストにマメさんを起用してくださった仲村健太郎さん。
https://seikosha.stores.jp/items/58145de499c3cd378800da38

2016/11/08

『Rangers Patrol 1977-1982 UK!』


井の頭レンジャーズ『Rangers Patrol 1977-1982 UK!』が入荷しました!
幕開けをかざる“Alison”のイントロ、一音目から胸の奥がじゅわっとなります。「これだ! これを待ってたんだ!」なんて感じでしょうか。本作は1977年から1982年までの5年間に発表された、パンク&パブロックの名曲からKiliKlilVilla・与田太郎氏が選曲、井の頭レンジャーズが演奏したコンセプト・アルバム。おまけにライナー・ノーツは大貫憲章氏が担当! と、隙がないというか往時の空気を再現しようとするその姿勢に感服します。「この井の頭レンジャーズっていう企画の後ろにはいろんな面白い話がいっぱい隠れてるよね。それをリスナーにも気がついて欲しいんだ」(与田氏・談)なんて示唆をふくむ「高木壮太ロング・インタビュー」を読んで頂ければ、この作品をより面白がれるはずです。

販売価格は2160円(税込)! カッコ良いバッヂも付いてきますよ〜!

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50年代、ジャマイカからの移民が多かったウエスト・ロンドンから生まれたUKスカ、レゲエはその後現在にいたるまで一貫してUKユース・カルチャーのダンス・シーンに深い影響を与え続けている。デズモンド・デッカーやケン・ブース、ダンディー・リヴィングストンが活躍した60年代中旬のスカ、ロックステディーがUKのダンス・フロア席巻してから50年、その後のパンク、2トーンそしてUKガラージから現在のUKディープ・ハウスまでこのジャマイカ生まれのビートは影響を与え続けている。1967年から1969年、ロンドンのワーキング・クラスの若者がモッズからスキンヘッドになる時期にミニマルでクールななインスト・ナンバーが数多く生まれた、それが一部でスキンヘッド・レゲエと呼ばれた。井の頭レンジャーズは時代を超えてスキンヘッド・レゲエを現代に蘇らせる。まるで69年にレコーディングされたかのようなタッチのサウンドは驚愕せずにはいられない。今回制作中のアルバム『Rangers Patrol 1977~1982 UK!』ではスカ、レゲエからも影響を受けた70s UK パンク、その時期の名曲をセレクト。 ワーキング・クラスのアンセムがスカ・ナンバーとして再びフロアに響く! 
http://kilikilivilla.com/post/151743962544/news-20161013-%E4%BA%95%E3%81%AE%E9%A0%AD%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%BA-rangers-patrol

2016/11/05

THA BLUE HERB Live at the OctBaSS


THA BLUE HERBが2年半振りにつくばに来ます。
会場は近所の盛り場「OctBaSS」。うちの店から自転車なら5分、歩いたって15分もあれば着いちゃう場所で、こういう機会があるのは嬉しいこと。もちろん電車に乗れば東京にだって観に行ける。それでもさ、身近な場所でこういう企画があるってのも特別じゃないですか。当日券があるならば「あ! 今日行こう!」と思い立てば観に行けるわけです。とは言え、そこはTBH。きっと前売りで売り切れてしまうでしょう(なんせ80人限定です)。だから、いつも以上にお早めのご予約をおすすめします。

詳細はこちらでご確認ください! アフター・パーティーもあるそうです!

2016/11/04

「仕立て屋のサーカス」新春公演

写真:三田村亮

来年も「仕立て屋のサーカス」ではじまります。
2016年は仕立て屋のサーカスの一週間公演からはじまりました。実質は6日間でしたが、つくばから原宿VACANTまで通っていた日々を思い起こしても、不思議と大変だったとは思いません。仕立て屋と音楽家と照明作家、その他にもいろんなかたちで公演に関わる人たちと出会い、話し、知り合っていくのは本当に面白かった。もちろん夜ごとの本編でも、即興の醍醐味を存分に感じさせてくれました。

来年2017年は会場を「ルミネ・ゼロ」にうつしての一週間公演。中日をはさんで7日、毎日異なる演目を披露してくれます。
以下、公演詳細をご確認ください。PEOPLE BOOKSTOREは全日出店します。

***



物語音楽家 × 裁縫師 × 照明作家 による現代サーカスグループ “仕立て屋のサーカス”。2017年最初の公演は、情景の違う4つの物語をご準備してお待ちしております。

初日は、テントから始まる職人のはなし「シャビの恋」、二日目は、2015年2月に横浜で発表した少年と鳥のはなし「旅立ちのラウル」、三日目と四日目は、2015年6月に一度きり行ったある一夜の夢のような話です。そして、最後の三日間は新作でお待ちしてます。

日程|
2017.1.7 (sat) -15 (sun)
at ルミネ ゼロ
http://www.lumine.ne.jp/luminezero/

「シャビの恋」
1.7 (sat) 18:00 open / 19:00 start

「旅立ちのラウル」
1.8 (sun) 16:00 open / 17:00 start

「ある一夜の夢のようなはなし」  
1.9 (mon/hol) 16:00 open / 17:00 start
1.10 (tue) 18:00 open / 19:00 start

「新作」
1.13 (fri) 18:00 open / 19:00 start 
1.14 (sat) 16:00 open / 17:00 start 
1.15 (sun)16:00 open / 17:00 start 

入場料|
一般 前売 ¥3,500 / 当日 ¥3,800 / 二日券 ¥6,000 / 三日通し券 ¥7,500
学生 前売 ¥2,500 / 当日 ¥2,800 / 二日券 ¥4,000 / 三日通し券 ¥6,000
*18歳以下無料(要予約)。全席自由。
受付は開場の30分前からになります。

出演|
曽我大穂(CINEMA dub MONKS)
ガンジー(CINEMA dub MONKS)
スズキタカユキ(suzuki takayuki)
渡辺敬之

先行予約|
circo.sastre@gmail.com
*件名を「仕立て屋のサーカス」とし、希望公演日・お名前・人数・ご連絡先を明記したメールをお送りください。 学生・18歳以下の方は、予約の際に申しつけください。

https://www.facebook.com/events/947221082089698/