2013/03/31

あの日の記憶

photo:maki muneyoshi

パレエドの残照。
先々週の日曜日、神郡での穏やかな時間を思い出しています。
記録ではなく記憶。ぼんやりとしていて形はない。けれど、ある日の色合いと空気、雰囲気をふわっと思い出せるようなもの。
語らずとも滲み出す、音と香り。ボクはそういうものが好きなのです。

そして、「無言歌」という詩歌を見つけました。
いまの気持ちにぴったり合います。

撮影は友人の牧君。本当にありがとう。

***

   朝の光のなかを、正午の影のなかを、月の光のなかを
   旋律のように、妖精たちが走ってゆく。

   姿のないものが、心の中を通りぬける。
   不意に、空気がきれいになる。遠くまで何もかもがはっきりと感じられる。

   どこにも、微塵も、あいまいさがない。
   音楽は無垢なもの、素早いもの、明確なものでありうつくしい論理だ。

    長田弘「無言歌」より一部抜粋

2013/03/27

君は石である


「石とは英語でSTONEのことである。これはしかし、いまやぼくたちの生活形態を指し示す言葉でもある。
   転がりゆく石のごとく、絶えず変化しつづけ、しかもその変化そのものには、急激で、変化そのものを押しつぶし、
   ひとつの体制をつくりあげてしまうような断絶はなく、連続している。
   ある人は、この状態を、不連続の連続と呼ぶ—————ぼくたちは、これを、石と呼ぶ。」
  『宝島』(1975年 12月号 「特集・君は石である」)より

この挿絵がトンデモナく、最高だと思うのはボクだけだろうか?

“時代が変る瞬間 / Like a rolling stone.”

2013/03/26

『Spectator』最新号! -引き続き販売しております。



昨年から販売中の『Spectator』最新号。
ゆっくり、じわじわ売れています。未読のかたは是非どうぞ。
次号のお知らせも近いうちにできそうです。

***

お待たせしました。
少し前からなのですが、『Spectator』最新号をPEOPLEでも販売中。
今回の特集は“OUTSIDE JOURNAL”。山登り、街歩き、森暮らし、外遊びのいろいろが詰まっています。
外で遊ぶ、暮らす、考えることの歴史。いま、実践している人たち。
まあ、歩きながら考えようか、なんて気分になる話ばかりです。

歩くこと。ひとりで過ごす時間。
自分の内側をみつめるひととき。外の空気に触れながら、みずからを再点検。
そんな行為の大切さにも触れているような気がします。

「野外遊びだけじゃなく、広い意味でアウトサイドをテーマにした内容にできたらと思ってる。
今までの自分のテリトリーだったインサイドから飛び出してみたら楽しいかもよ? というメッセージもこめて。」(*1)

とにかく、外に出てみましょう。
この一冊を携えて。

(*1) 『Spectator』26号 / "TALK IN THE PARK"より 

***





スペクテイター26号

2012 OUTSIDE SPECIAL ISSUE

特集:OUTSIDE JOURNAL 2012・山とサブカルチャー

「OUTSIDE(=アウトサイド)」は「外側」や「野外」を意味するコトバ。
バックパッキング・ムーヴメントの歴史から最先端のアウトドア・カルチャーのシーンを巡るレポートまで、都心や部屋の「外側」で起きている出来事や文化に注目したアニュアル特集号。読めばアウトドアライフが、もっと楽しくなる。そんな一冊です!

■ A HISTORY OF THE PACKPACKING & COUNTER CULTURE
「対抗文化視点によるバックパッキング・ムーヴメント年表」

『禅ヒッピー』から『BE-PAL』まで。古今東西の印刷物を通じて辿るアウトドア・カルチャーの歴史

■ MOUNTAIN LIFE REPORT「いま、山で生活するということ」

自分に嘘をつかずに自由に生きるには? 長野県の山麓に移住した同世代の暮らしを巡るレポート
取材・文/NUMA

■ MEET THE PUBLISHER「山のメディアのつくりかた」

自身でメディアを立ち上げ、山の文化を発信し続けているインディペンデントな発行人(パブリッシャー)へのインタビュー
若菜晃子『murren』編集・発行人
ニール・ハートマン『Car DANCHI』発行人
取材・構成/青野利光

■ LET’S MYOG「自作アウトドア・ウェア&ギアの世界」

アウトドアの道具は自らの手で作る!
最先端バックパッキング・ムーヴメント、MYOG(=MAKE YOUR OWN GEAR)の全貌
取材・文/三田正明

■ NATURE & ECOLOGY Part One「ノグソのすすめ 地球に「愛」のお返しを」

肩書き=糞土師(ふんどし)。ノグソが生態系に与える効能についての研究を重ねている
伊沢正名さん(『くう・ねる・のぐそ』著者)インタビュー
取材・構成/赤田祐一

■ NATURE & ECOLOGY Part Two「山を食べる 採集生活という生き方」

京都・大文字山の近くに暮らしながら食べられる山菜・キノコの採集をテーマに表現活動を続ける
安田陽介(『大文字山を食べる』著者)さんとの対話
取材・構成/赤田祐一

■BACK IN THE DAYS「ヤスヒコさんに会いにいく 小林泰彦インタビュー」

アウトドアについて語るならヤスヒコさん抜きには始まらない。数々のアウトドア文化誕生の
場面に立ち会ってきた元祖アウトドアズ・マンとの貴重な対話
取材・構成/青野利光

■ OUTDOOR WRITING「Fear of Falling」

アウトドア&アドベンチャー文学界の巨匠が綴ったアウトサイドなエッセイ傑作選。ヨセミテの
クライミング体験とアドレナリンをめぐる話
文/ティム・ケイヒル
写真/渋谷ゆり

■ OUR FAVOURITE SHOP「スカイハイ・マウンテン・ワークス店主・北野拓也インタビュー」

神戸・六甲山の麓にオープンした店を拠点に、独自のカルチャーを発信している
アウトドア・ギア&ウェア・ショップ訪問記
取材・構成/三田正明

2013/03/24

そこに線があった。


ただいま「PEOPLE」の本屋開店に向けての準備中。
お譲り頂いたり、仕入れてきたり、ものすごく沢山の本と出会っている。驚くような本もある。哀しくなったり笑えるものもある。
そのなかでも「ああ!」と思わされるのが線引き本。前に読んだ方が引いた線、勉強の跡がくっきりと残っているもの。
それを見つけた瞬間、ガクッときてその本をどこかに隠したくなる。むむむ、と唸ってみるしかない。
どうして買う前に確認しなかったのか。と自分を責め立てる。後悔の嵐。

だったのだけれど。
最近は一息いれて、その痕跡を楽しむような余裕が出てきた。
一体この人はなにを面白がったのだろう。どんな目的でこの本を読んだのだろう。はたまた年かさは? 性別は? なんて想像するのもけっこう楽しい。
それで酒場でのネタを一本でも仕込めれば、まあ悪くないな。そんな風にも思えてきた。

そんな調子でパラパラとしていたら、また見つけた。
新藤兼人氏による『シナリオの構成』。抑制の効いた、装幀と内容。力のみなぎる一冊だ。
そこにバシッと線があった。ありがたいことにエンピツだ。そして熱がある! 格好良いなあと思うところに引いてある。
そのいくつかを抜いてみる。以下の太字がその部分。

*「とに角、シナリオは足で書くものである。素晴らしい天才もきびしい現実を想像で描きだすわけにはいかない。」

*「いろいろな生活が、いろいろな地方から、いろいろな角度でとりあげられねばならない。」

*「映画の勝負はラスト・シーンできまる。映画は本を読むようにくり返しひろげては進むものではない。
   画面からうったえかけるその時々の感情で終りに近づいて行く
   ラスト・シート(本文ママ)で勝負をつけそこなったら、感銘はひどく薄いものになってくる
   はっきりしたいラスト・シーンができていれば、そこから前へ人物の性格も感情も構成も逆算して行けて映画は明快なものになってくる。」

*「しかし、珍しさばかりではドラマは起らない。それは磨かれた古さに支えられねばならない。

いやはや、どうだろうか。とことん情熱的なのである。
引かれた線を追っていくうちにぐいぐいこの本に引き込まれる。とてつもない力を持った言葉が散らばっている。
ものすごい。この本はすごい本だぞと一人、手に汗を滲ませる。すっかりボクは興奮してしまった。
これ以外にもたくさんの線引き、具体的なメモ書きがある。前の持ち主はきっと映画の勉強をしていたのだろう。
もしかしたら学校の教科書だったのかもしれない。

ああ、ものすごいものと出会ってしまった。
せっかくなのでこの線は消さないでおこうかと思う。

2013/03/23

ゲンイチロウのぬりえ


どっさりと届いた本の山。その中に入っていた、気になる包み。
包まれてたのは『ゲンイチロウのぬりえ』という大判の作品。いや、これはまさしく塗るための本。ペイント・ブックだ。
写真を見て頂ければ分かるように、すこぶるご機嫌な色と絵、大体な図版である。
さらに「ぬりかた」として記された前書きがすこぶる元気だ。気持ちが良い。
そっくりそのまま引用してみる。

「ぬりかた」

カオはハダ色、歯は白、舌はピンクなんてふうに銀行の定期預金みたいなスリルのない色のぬりかたをしてはいけません。
もっともっとバクチ性の強い色のぬりかたをしてほしいのです。
たとえば、カオはブルーで歯は五色豆のように色とりどりのがあって、舌はねずみと赤のだんだらもよう。
右の耳は黄色で左の耳は黒の水玉、親指は金色、薬指は青、小指はシルバーの地に赤のポチポチなんてふうな色をぬってほしいのです。
そして、できあがったらどこか目立つところにドーンとはってよその人を不安にさせてたのしんでください。
みなさんのご健闘をおいのりします。

ゲンイチロウ

ねえ。愉快でしょう。
色が足りてない、という自覚があるボクにはこれがズバリと刺さった。
とても有り難いことに未使用の状態で数冊をお譲り頂けた。せっかくなのでみんなでぬってみようかな。
PEOPLEのお店での最初の企画にしてしまおうか。そんな風にも思っている。

※いったいゲンイチロウ氏とは何者かと調べてみると「柳生弦一郎」さんという絵本作家とのこと。
    画像をみてみたら「あっ!」と思う作品がズラリ。

2013/03/20

備忘録 20130320


“mama! milk 春の三夜 -パレエドの残照-”。
無事に終了できました。ご来場のお客さま、ご協力を頂いたみなさま、本当にありがとうございました。
おかげさまで、ものすごく良い雰囲気をつくれました。素晴らしい時間になりました。「やったぜ!」という気分でもあります。
風も陽光も穏やかで、筑波山もくっきりと見えました。この企画はそれだけで成功と言えるのです。
3月17日、あの一日に心からの感謝を。

みなさま。是非またどこかで会いましょう。

***

出発だ。新しい情と響きとへ。

とは、やけのはらさんの新譜『sunny new life』のキャッチコピー。
楽しみで楽しみで、久しぶりに発売日を待ちました。気持ちのよい買い物。まさしくそれは活力の交換なのです。
音もまた抜けが良く。軽やかな質感。言葉はしつこく拾って行く所存であります。

「普通じゃないものに 今でも夢中さ」。
これがPEOPLEの合い言葉なのです。

イメージ!

***

『マダガスカルへ写真を撮りに行く』をすいすい読んでいます。著者は堀内孝さん。

***

PEOPLEの現場。劇的に景色が変わっております。
昨日、今日、明日は床を貼る作業。日々、いろんな山が出現します。ひとつひとつ、越えていきます。
ボクらの場所の床材は千年一日珈琲焙煎所のもの。これを使えて本当に嬉しいのです。
いろんな音、言葉、汗や唾。やりきれなかった思いとか。詰まっていると思います。
大事に大事に譲り受けました。ありがとうございます。

床の施行はレイバー&ウェイトの岡山さん。
明日からもどうぞよろしく。メチャクチャ頼りにしています。

***

春がきましたね。

2013/03/17

mama! milk 春の三夜 -第三夜 パレエドの残照- 終了しました!


mama! milk 春の三夜
-第三夜  パレエドの残照-

本年2013年も開催することになりました、「mama! milk 春の三夜」。
今回の旅路は3月15、16、17日の三日間。東京−横浜—つくばの順で夜を繋ぎます。
初日は岩本町OnEdrop cafe.、二日目は黄金町Nitehi works、最終日は筑波山麓の石組倉庫RIZ。
旅の締めくくりとなるこの日は“パレエドの残照”と題し、暮れなずむ時間を切り取ります。
特別な場所で、特別な音楽を。ゆっくりとご堪能頂ければ幸いです。


日時:
3月17日 日曜日
15時開場 

会場:
つくば市神郡 石組倉庫RIZ ※つくば駅周辺〜会場までの往復バスをご用意します。料金は往復で1000円。
〒300-4212 茨城県つくば市神郡111番地 

出演:
高橋ピエール http://www.pierre-record.com/

料金:
3500円(前売) / 4000円(当日) 

出店:
千年一日珈琲焙煎所 http://1001coffee.jugem.jp/
Brasserie&Bar Finlaggan http://blogs.yahoo.co.jp/finlaggan0220

主催:
PEOPLE

企画:
PEOPLE×OnEdrop cafe.×Peacenic


***


-ご予約・お問い合わせ-
E-mailにてお申し込みください。

□E-mailでのご予約
件名を「 3/17 春の三夜予約 」として、下記アドレスまで必要事項を明記の上、お申し込みください。

1001coffee@gmail.com
1.お名前(代表者のフルネームをカタカナ表記にて)
2.ご予約人数
3.お電話番号
※お席に限りがございますので、お早めのご予約をおすすめいたします。

タイム・テーブル


さて、いよいよ今週末に開催します。
“mama! milk 春の三夜 「パレエドの残照」”。当日のタイム・テーブルです。
とっておきの日曜の午後をご用意致しました。

***


15:00 開場 



16:00  
         16:20〜高橋ピエール LIVE 


17:00 break time



18:00           mama! milk LIVE 



19:00



20:00 閉場


筑波山へと向かうバス。


いよいよ迫ってきました。
“mama! milk 春の三夜-パレエドの残照-”。神郡の石組倉庫RIZにて開催します。
少し遠いな、それどこだ、酒と風景をゆっくり味わいたい! という皆様に朗報です。
開催当日に“パレエドの残照”特別バスが走ります。これはいわば魔法のバス。
つくば駅と会場を一往復。料金はズバリ千円。

つくば駅を14時発、会場を20時発というコース。所要時間はそれぞれ約40分。
出発予定の10分前には集まって頂けると嬉しいです。以下にその詳細を記します。


・往路
つくば駅ロータリー前駐車場。13時50分集合、14時出発。
JR土浦駅東口 14時10分集合、14時20分出発。

・復路
石組倉庫RIZ。19時50分集合、20時出発。


ぜひとも皆様! 奮ってご乗車ください!

※お問い合わせ、お申し込みは1001coffee@gmail.com までよろしくお願い致します。
    お名前、ご希望人数、ご連絡先を明記して下さい。こちらの返信を持って、受付完了となります。


2013/03/16

Tobo Bag Fair 2013.3.16→24


Shingoster LIVINGからのお知らせです。
当房優子さんのバッグ展が今年も開催されるとのこと。期間は3月16日から24日まで。
ボクは街で見かけるとすぐに「あっ」と思います。当房さんの作品。なのでまた、「あっ」となることが増えるのでしょう。
16日のワークショップも面白そうです。

みなさま是非。

***

「Tobo Bag Fair」 
当房優子のバッグで春のよそおい


2013年3月16日(土) - 24日(日) 
18日(月)はお休み
OPEN 13時-20時(日曜のみ10時半-18時)
[workshop] Toboさんとポーチをつくろう!(予約制) 

tobo yuko HP

Shingoster LIVING

http://www.shingoster.com/

2013/03/14

世界は一冊の本


“世界は一冊の本” / 長田弘

本を読もう。
もっと本を読もう。
もっともっと本を読もう。

書かれた文字だけが本ではない。
日の光、星の瞬き、鳥の声、川の音だって、本なのだ。

ブナの林の静けさも、
ハナミズキの白い花々も、
おおきな孤独なケヤキな木も、本だ。

本でないものはない。
世界というのは開かれた本で、その本は見えない言葉で書かれている。

ウルムチ、メッシナ、トンブクトゥ、
地図の上で一点しかない 遥かな国々の遥かな街々も、本だ。

そこに住む人びとの本が、街だ。
自由な雑踏が、本だ。
夜の窓の明かりの一つ一つが、本だ。

シカゴの先物市場の数字も、本だ。
ネフド砂漠の砂あらしも、本だ。
マヤの雨の神の閉じた二つの眼も、本だ。

人生という本を、人は胸に抱いている。
一個の人間は一冊の本なのだ。
記憶をなくした老人の表情も、本だ。

草原、雲、そして風。
黙って死んでゆくガゼルもヌーも、本だ。
権威をもたない尊厳が、すべてだ。

200億光年のなかの小さな星。
どんなことでもない。生きるとは、考えることができるということだ。

本を読もう。
もっと本を読もう。
もっともっと本を読もう。

http://www.msz.co.jp/book/detail/07538.html


2013/03/13

Be Colorful!


カメラマンの三田村亮さんに教えてもらった。
VIVIANE SASSENの『Parasomnia』という写真集。素晴らしかった。色はこんなに綺麗なのかと息を呑んだ。
そして思ったことがある。当然事だと分かっているけど、言ってしまおう。
世界は未知に溢れてる。

青、赤、黒、白、緑、黄。
当たり前にある。色はすごい。

身の回りにある、いろんなもの。こと。
ひとつひとつ、さわっていく。めくっていく。この作業は楽しい。ものすごく新鮮だ。
発見と驚き。そのトキメキ。人の手、人の心に触れる仕事。作品。それを見つける旅に出よう。
ボクはあまりに無知でありすぎた。

もっともっと、色を知ろう。
もっともっと、未知に触れよう。

"favorite things"

2013/03/11

CINEMA dub MONKSと、CAYの料理による大サーカス展


CINEMA dub MONKSと過ごす夜。
今回は青山CAYとの協同企画。あれこれにぎやか、色とりどりのサーカス・ナイト。
情報をご覧の通り、とびきりの演出陣が揃っています。二人は一体どんな衣装を着ているのか。どんな映像を観れるのか。どんな音楽を聴けるのか。
他にもゲストがいるとかいないとか・・・。とにかく当日にパカッと蓋を開けるのが楽しみなのです。
未確定のススメ。モンクスの醍醐味。

みなさま是非。その目で、耳で、舌で味わい尽くしに来てください。
動画や記録ではシェアしきれない、現場の記憶を刻みましょう。

***


『CINEMA dub MONKSと、CAYの料理による大サーカス展』


冬も終わる春暖の頃。
”CAY”の温かく匂い立つビュッフェ形式の料理、”CINEMA dub MONKS”の溢れかえる楽器で奏でる映画のような音楽。
そして、各地で人々を熱くさせる"アフラ"Human Beatboxと映画、ダンス、ミュージシャン等の衣裳を手掛けている"スズキタカユキ”の衣装と布、
さらにSIGNALSの映像演出として、2012年のarabaki rock fes、greenroom fesなどに出演している映像ディレクター"名取哲"の世界の日常を集めた映像が
相まって独特の雰囲気を醸し出します。"パラダイスアレイ(鎌倉)"の天然酵母パンも顔を出します。
両日ともゲストミュージシャを迎え入れCAYのセンターステージで行うサーカスのような二夜連続公演。
各日入れ替え無しの2ステージ!!

◆イベント概要◆
時間:各日 Open 19:00 / Start 20:00
料金:各日 前売 ¥3,300(ビュッフェ料理付き) 当日/¥3,800(ビュッフェ料理付き)
   2日通し券 (前売のみ)/¥6,000(ビュッフェ料理付き)
席種:自由席または立見 
会場:CAY(スパイラルB1F)
〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23 ACCESS MAP
出演:CINEMA dub MONKS
   ゲスト:3月11日 辻村豪文(KICELL キセル)haruka nakamura new!
       3月12日 アフラ
   名取哲 (映像)

ご予約:≪電話予約≫ CAY TEL:03-3498-5790
    ≪メール予約≫下記のフォームからお申し込みください。
お問い合わせ先:CAY TEL: 03-3498-5790


https://www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_497.html

2013/03/10

Today's YouTube #69



Les idées en place
la tête en l'air
J'observe l'espace
le coeur à l'envers

Y a du monde là-haut
Regarde comme c'est beau
Il ne manque plus que toi et ton sourire dans mon vaisseau

Voyageur dans l'âme
j' pars en vadrouille
Au fil des drames
Malgré la trouille
Pas de recette
Si je perds la tête
Quand la raison s'enfuie
Et qu'il fait sombre
je me dis

Pas facile de se faire une place sur ce drôle de caillou perdu dans l'espace

Qui peut prétendre savoir ou comprendre
L'enjeu suprême de la vie, l'enfer, le paradis
Tout simplement au fil du temps
Je vois la vie comme un grand livre qui continue de se poursuivre

Loin des écrits
vole mon esprit
J'irais bien faire une balade tout autour de la galaxie
Poser mon regard sur Véga Mizar
À bord de ma comète
Je vais où je veux quand il fait noir

Pas facile de se faire une place sur ce drôle de caillou perdu dans l'espace
Et qu'on soit du côté pile ou face
C'est toujours le même caillou perdu dans
l'espace


2013/03/05

備忘録 20130305


棟方志功。この人も本当に良い顔をしてるなあ、と思う。
正月に買った『わだばゴッホになる』をまだ読めていない。いつ読めるだろう。
赤い箱入りの本。字が大きい。写真が良い。はやく頁を開かなくては。いつまでだって読めやしない。
うーん、どうにかしなければ。

***

媚びず。群れず。
この思いを新たにした。

***

情報紙に載っているいい店を知っている、ということは、情報紙的に情報化されたデータしか知らない、ということであり、
いい店の決して情報化/計量化されない部分を感知するセンサーは全く別の次元にある。
その意識の置き方こそが、街や店と接する際に要求される基本の姿勢である。

江弘毅さんの『「街的」ということ』より。
この本、とても面白い。ウンウンと頷きながら読んでいる。時間のスキマをみつけて少しずつ。少しずつ。

***

PEOPLEの現場も進行中。新鮮な日々。
この感覚は忘れたくないなあ、とつよく思っている。
ひとつずつ片付けて、鍵を手に入れて、扉を開けていく。この感覚。
人と出会って、話を聞いて、次の扉へ向かっていく。このプロセスがたまらないのだ。
まだまだ知らないことばかり。

身体をつかって、ひとつひとつ。

頭をひねって、どうにかこうにか。

2013/03/04

備忘録 20130304


PHISHのトレイ・アナスタシオ。良い顔をしてる。
思えば高校二年の夏休み。はじめての苗場、はじめての洋楽、はじめての音量。
なにもかも新鮮だったフジロック、グリーンステージでボクはPHISHを観たのだった。
ただ観た。それだけ。で、スクリーンに大写しになったトレイの顔を写真に撮った。ああ、この人は良い顔をしてる。そう思ったのだろう。
コダックの黄色い使い捨てカメラでパシャリ。なぜだかその記憶がふと、よみがえった。

そう言えば。今年もフジロック・フェスティバルの出演者が発表されていた。
正直なところ、トキメキはあまりない。それでも片隅にのっていた「ROCKET FROM THE CRYPT」。この名前だけには胸がゾワッとした。
忘れもしない、あの日のグリーンステージ一発目。リーゼントの伊達男達。ボクのロック初体験。
SMASH日高社長の挨拶のあと、すぐにはじまったあの演奏。最高にカッコ良かった。

驚くほどのデカイ音。固い音。ペットボトルの水をバラまく人。
人の上に上る人。そのまま何処かに流れてく。入れ墨。長髪。汗の匂い。夏の風。たくさんのトンボ。
なんだなんだ。一気にあの日の風景が浮かんでくる。はじめての開放感。知ってしまった新世界。あの衝撃だけは薄れない。

あの日以来、ボクは変わった。

***

どこかでだれかが。生きて死んでいる。当たり前に。
自分がいつ息を止めるのか。それもわからないなあ、と思うことが多くなった。
そんな話をいつもしている。昼間の勤め先、「つくば食堂 花」での毎日。店主の植田さんは濃厚だ。極端だ。目も耳も、口も鋭い。
そんな人がはしゃいでる。奇妙礼太郎。ものすごい体験だったらしい。その勢いで自分の店に呼んでしまった。
来月の11日、木曜日。「花に嵐」という企画が動き出す。これはきっと楽しくなる。たぶん顔がくしゃっとなる。
平日だけれど、無理をしても遊びに来てほしいなあと思う、好企画。

詳細はコチラでどうぞ。

***

つくば界隈ドキドキの日々。ワクワクの毎日。
そっと忍び寄る退屈にも負けず。風には負けて、吹かれているけど、楽しむわけだ。
いろんな人が動き出している。みんながみんな、うまくいけばいいなあと思ってる。当たり前のことだ。
というわけで、今後ともどうぞよろしく。