「仕立て屋のサーカス 大博覧会」四日目

写真:三田村亮

本日、4月30日(火)も「仕立て屋のサーカス 大博覧会」に出店しています。
繰り返しになりますが、会場は新宿〈LUMINE 0〉。旅行客でごったがえすバスターミナル〈バスタ新宿〉の真上です。人混みをくぐり抜けて、サーカス会場までたどり着いてくれさえすれば、ゆっくり過ごして頂けるはず。お時間があれば是非、お運びください。

今日から3日間のゲストは女優・中嶋朋子。中嶋さんの舞台上での振る舞い、遊び心に期待しましょう。当日券もあるそうです。

2019/04/26

「仕立て屋のサーカス 大博覧会」について


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いよいよ明日、27日(土)からはじまる〈仕立て屋のサーカス 大博覧会〉。告知、というわけでなく、自分なりにこの催しの説明をこころみます。メモのような箇条書き、読みづらかったらスミマセン。

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狂気の十連休に合わせて、一日の休演日(5/3)を挟んでの全十二公演。迎えるゲストは、青柳拓次(音楽家)、中嶋朋子(女優)、辻本知彦(振付師・舞踏家)のお三方。この方々と〈仕立て屋のサーカス〉がどんな化学反応を起こすのか、簡単には想像できません。それは、おそらく演者も同じような状態だろうと察します。

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長年、このサーカスと併走して得た感触を言葉にすれば、「この場はなにも約束されていない」と、なります。必ず感動できるわけではないし、楽しめるわけでもない。ひょっとしたら失望するかもしれない。でも、もう一つ加えれば、「それらすべては与えられるものではなく、みずから獲得するもの」。それを忘れなければ、何かしら発見はできるはず。

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(大体)18歳以下は無料。公演中の撮影、録音は一切禁じない。ただし、時間と場所を共有する人々の存在を忘れずに。演者も観客も同じ人間。能力は異なれど、優劣はなく上下もない。そのスタンスが〈仕立て屋のサーカス〉の志向を表していると思います。

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ルールの遵守を徹底するのではなく、思考を止めないこと。どうすればもっと良くなる? と問いつづけること。既存の秩序とはことなるあたたかみを表現すること。

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いちど座った席、立った場所を守る必要はありません。公演の最中でももっと良い場所はないかな、と会場を歩きまわってくれたらいい。音が聴きやすい場所や光、影を見やすい所を選んでみてほしい。きっと、選ぶ場所によって感じるものも変わると思うから。

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この場は、とにかく、ゆるされている。配布しているパンフレットを確認しても文言化された禁止事項は見当たりません。極端に言えば、主体的であってくれればいい。良いも悪いも、自分なりに判断してほしい。もちろん、そのどちらでなくても、いい。言葉にできない感覚を持ち続けるのも大事なことだから。

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脈絡なく感覚的なことばかり書いてしまいました。でも、以上のテキストに嘘はないです。これまでの〈仕立て屋のサーカス〉で感じてきたことを整理し率直に言語化してみたら、こうなりました。これを読んでもし興味持ってくれたなら、公式サイトからチケットを申し込むか、自分宛てにメールをください。頂いたメールには何かしらの返答をしますので。

2019/04/25

『ルルル・ラララ』と『Haru』



飯田健二『ルルル・ラララ』(Tape+CD-R)が届きました。
水戸在住のシンガー&ソングライターである飯田健二さんが、自主レーベル「ぼんやり堂」から今年3月にリリースした本作には6つのカバーと1つの自作曲を収録。安藤明子、climb the mind、工藤祐次郎、うさぎファクトリー、飯田友樹各氏それぞれのカバーもあたたかく懐かしい味わいで、良い仕上がりなのですが、それらに挟まれた唯一の自作「お気に召すものが見つかるといいね」の異物感が印象に残ります。

販売価格は1000円(税込)。3曲入り音源『Haru』(¥380/CD-R)も入荷しています。

『MEDI』


DJ SONICことNAT000の音源『MEDI』が届きました。
納品時のご本人いわく「観葉植物みたいなもの」という本作。なるほど確かにさり気ない。アンビエントという志向でもなく、ただ風に揺れる葉っぱのような音の連なり。とは言え、すべて手動で一発録りの電子音には不思議なグルーヴも宿っています。聴けば聴くほど、言語化からは遠ざかる、されど反復するほどクセになる。とっつきづらいわけではないので、気軽にお試しください。

販売価格は1000円(税込)。ボーナストラックを含め、全7曲収録のCD-Rです。

2019/04/24

『ナンプラーマン(魚醤男)』


地元の人が醸造所に直接買いに来て、地元でも消費されているとのこと。以前、日本人が「1万本買いたい」と言ってきたことがあったそうだが「そんなにたくさんは作れません」と断ったとか。

ワダヨシ『ナンプラーマン(魚醤男)』が届きました。
2018年8月某日、ワダヨシ、和田侑子(ともにferment books)、タカハシさん、ドンちゃん、もう一名のバイト女子からなる見学隊が訪れたのは、タイのカンチャナブリー県ラオクワン郡のナンプラー醸造所。この冊子は、当地でのナンプラーの醸造過程を写真付きで記した見聞記です。魚の塩漬け、甕で発酵、火入れと濾過、瓶詰めという流れののちに「手前味噌」ならぬ「手前ナンプラー」のブームの到来をさらっと予告して、幕をとじます。

販売価格は540円(税込)。発酵系出版社〈ferment books〉の既刊も在庫しています。

『ルッチャ』第三號


社会ではマイナスに語られがちな「不安定」を、「全体」の中にアジャストさせる。このプロセスが土着です。そのためにはまず、「なんとなく」を復権させ、「全体を視る環境」を整えること。これは職場でも畑でも、東吉野村でもアムステルダムでも、宇宙でも家庭でも変わりません。

みんなの土着人類学がテーマの『ルッチャ』第三號が届きました。
奈良県東吉野村、通称(自称?)「ひがよ」で人文系私設図書館〈ルチャ・リブロ〉を運営する青木真兵・海青子夫妻を中心に編まれる冊子、手にするだけでかの地の温度、速度が伝わってくる気がします。建築家・光嶋裕介氏との対談「生命力を高める場」、当店隣の〈千年一日珈琲焙煎所〉で収録された鼎談「やりたくないことはやらない」に加えていくつかのエッセイを収録。

販売価格は810円(税込)。失敗や諦め、みずからのデコボコを受け入れてからはじまること。それも『ルッチャ』のテーマだよね。

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ローカルから普遍性を目指した、人文系私設図書館Lucha Libro(ルチャ・リブロ)の機関誌です。

第三號は、「これから」を生きていく上でのキーワード「生命力を高める」について、対談、鼎談、エッセイを通じて考えます。建築家の光嶋裕介さんとは「場」について、PEOPLE BOOKSTOREの植田さん、千年一日珈琲焙煎所の大坪さんとは「生き方・働き方」について話し合っています。

昔を昔と切捨てず、未来を未来と諦めず、ハッピーに暮らすためのヒントが満載!

目次:
地に足をつける
生命力を高める場(×光嶋裕介)
諦めた先の諦めなさ
図解 ルチャ・リブロ
落ち葉の裏のメッセージ
やりたくないことはやらない(×植田浩平×大坪茂人)
読書会「栗の木会」のこと
デコボコと富士正晴
「ひがよ」から社会を考える

https://luchalibro.base.shop/items/19116087

My loads are lightの靴下、いくつか。


夏に向かって足元も爽やかに。いい気持ちで歩けます。
当店の定番と言える靴下メイカー、My loads are lightの新作「Mirror」、旧モデル2型「G.I.D」、「Save ferris」が届きました。新作入荷、即購入となる方も増えてきていますし、それぞれ入荷数も多くはないので、この機会をお見逃しなく。お気軽にお試しください。

販売価格はそれぞれ2160円、2376円、2052円(すべて税込)。

TACOMA FUJI RECORDS 13th collection




タコマフジの新作、それは初夏の風物詩。
TACOMA FUJI RECORDS 13th collectionがリリースされました。現状、当店に在庫しているのは写真の3型。上から「GOOD BEER」(M)、「BEER DYNASTY」(S)、「Tropisches Quartett/900 849」(S)というモデルです。タコマフジボディ独特のサイズ感のご確認、追加のご注文なども承っておりますので、お気軽にお声がけください。

販売価格は6264円、5616円(ともに税込)。夏に向けて、お気に入り一枚見つけてほしいです。

2019/04/21

いちご畑の音楽会−終了しました!−

Artwork:河合浩

“Music live and Strawberry picking!” 

「今年もやります。いちご畑の音楽会。

会場:
つくばねファーム
茨城県つくば市和台原1494−24
http://tsukubanefarm.com/

出演:
ユカリサ/山崎ゆかり(空気公団)+中川理沙(ザ・なつやすみバンド)
http://www.kukikodan.com/

飲食出店:
つくば食堂 花
千年一日珈琲焙煎所

日時:
4月21日 (日曜)
13時開場/14時半開演 

料金:
前売り3500円/当日3800円(共に音楽+いちご狩り)/小学生以下無料(要予約)
E-mailでのご予約 :tsukubaneinfo@gmail.com
件名を「 4/21音楽会」として、必要事項を明記の上、お申し込みください。
1.お名前(代表者のフルネームをカタカナ表記にて)
2.ご予約人数
3.お電話番号
• ご予約申し込みメール受信後、数日以内に受付確認のメールをお送り致します。
• メール受信設定などでドメイン指定をされている方は、ご確認をお願い致します。
• お席に限りがございますので、お早めのご予約をおすすめいたします。

企画:
つくばねファーム

制作協力:
PEOPLE BOOKSTORE 、Club OctBaSS

農場長が語る「いちご畑の音楽会」①

つくばねファーム農場長・小辻孝輔氏

−まず、簡単に自己紹介をお願いします!

つくばねファームの小辻孝輔です。いちご作りに関わらせていただいて、12年目になります。大学では考古学を専攻して学んでいました。サークルは陶芸。土が好きです^^

−「いちご畑の音楽会」をつくばねファームで開催するには二度目。
    この企画にはどんな思いを持っていますか?

普段は、イチゴや作物の成長や暦をみながら、時間のめぐりを感じる日々です。でも、収穫シーズンは、たくさんのお客さんが農園にいらしてくださいます。みんながビニールハウスで楽しんでいる時間を感じて、この楽しんでいるみなさんと、今、この時そのものが「生産的」なんじゃないかな? それをもっと伝えたいな。という思いで、それなら音楽や、食べもの、区別なく表現しようと。
そういう気持ちではじめました。

−今回、ライブをしてくれる「ユカリサ」。
  どういう経緯でこのお二人が出演してくれることになったんでしょう?

まずは、「ユカリサ」のお一方、「空気公団」というバンドをやっている、山崎ゆかりさんに、空気公団としてのライブをオファーしました。自分が、高校生のときに、故郷の長崎に初めてできたタワーレコードで出会った音楽が、空気公団でした。
音と歌詞の抽象的で、かつ本質的な世界観に惹かれて。以来、半生をかけて、人生の色々な場面に寄り添っている音楽でしたので、この企画をやるからには、いつか!と。大切な友人が仲介してくれて、おかげでこんなに早く実現することができました。感謝しかありません。

そして、「ユカリサ」のもうひと方、「ザ・なつやすみバンド」の中川りささん。自分は初めてライブは体験するのですが、教育テレビが好きで、歌声は番組の曲として毎日のように聞いておりました。空気公団が今年からソロプロジェクトになっていて、今後、ソロ、ユニットとして続けていく中の、素晴らしいパートナーのひとりなのだと思います。
先日京都でやった、二人のユニットでのライブもとてもよかったようです!自分もまっさらな気持ちで、演奏を楽しみにしています。

農場長が語る「いちご畑の音楽会」②


−ライブと合わせて予定されている、言葉と絵の企画。
  これはどういったことが行われるんでしょう? 人の紹介と合わせてお願いします。

<絵について>
これは完全にワガママと言いますか、今、うちの農園に、河合浩(かわいゆたか)さんという、むちゃくちゃいい抽象 画を書く絵描きさんがいまして。
普段は農作業をしてもらっているのですが、河合さんの絵が農園と融合したら、どうなるんだろう?そう思ったら、とてもイメージがふくらんで。当日は普段かいている絵の展示に加えて、会場装飾でも楽しめると思います。乞うご期待です。

<言葉について>
そして、言葉の展示。こちらは、totoさんという、歌手であり、詩人であり、お母さんである(!)そんな産み出す力の塊のような人と一緒に、やりとりしたことを書き言葉でのこしてみる試みです。声にならないことを、言葉というはっきりとした器にどれだけ込められるのかは未知数ですが、よくよく考えたらいつも、にじみ出るような伝え方、伝わり方しか自分にはできないな。
そう思ったら、そういう、にじんだやり方でもやったほうがいいよな。そう思って、ドキドキですが声をかけさせてもらいました。

−最後に、この音楽会、農園をつかっての催しでの見どころは?
  全部! と応えてくれても嬉しいですが、あえて、何点かに絞ってみてください。

出店も欠かせない存在です。
色んなことに真剣に正直に向き合ってきた、店主の植田さんにしか出せない感性から食事を提供してくださる、「つくば食堂花」さん。安心して、いていいんだよ、と呼びかけるような場所と珈琲をそっと出す、「千年一日珈琲焙煎所」さん。それぞれ自分的には、つくばの父性と母性を担っていると思います。
加えて「楽しむこと、安らぐこと」。上にあげたように、イチゴも含めて、全部!といいたいところですが、その全部すらもゆりかごにして、なーんにも考えずにただいるだけでもいいと思うんです。「やらなくていいことをやる いなくてもよかったのに、いつのまにかここにいる」。そういう、うっかりと長い寄り道や、音が聞こえ始めるときの、瞬間のきらめきのような時間。それを、みんなと共有したいです。

そういう意味では、見どころは当日かかわってくれる、みんなの表情なのかなーと思います。自分はテンパった顔しかできないかもしれませんが^^
至らない点も多いかと思いますが、ぜひ大らかな気持ちでいらしてください。
よろしくおねがいします!

−ありがとうございました!

2019/04/20

『二〇一二』


アンダーグラウンドに僕はこだわっています。インディペンデントにはこだわっていない。だってアンダーグラウンドってのは「個人」ってことなんだから。インディペンデントに決まってるんだ。それぞれが個人として独立できているからこそ共棲できる。勝手な個人の集まったこの村に僕も棲んでいる。
−「犬風さんのこと」より

田口史人『二〇一二』が再入荷しました。
田口さんが営む高円寺〈円盤〉の実況中継的紙袋雑誌『三ツ沢通信』(現在はミツザワ通信)の制作がはじまる前年(2012)の一年分の日記に加えて、山本貴宏氏による田口さんへのインタビュー(2008)、犬風のライナーノーツ「犬風さんのこと」(2012)、あとがき(2015)をまとめた一冊(見汐麻衣さんの「逡巡」も巻末に)。上に引いた一節にも言えるのですが、この書物の中でしか出会えない個人の発想、姿勢が間違いなくあります。そっけない風体、圧倒的な活字量にひるまず向き合えば、きっと受け取れるものがあるはずです。

販売価格は2484(税込)。個人的な店や場所を営む人に、読んでほしい。

2019/04/19

『ソノシート百貨店』


ソノシートが60年代を通じて宣伝物としての効果があったのは、プレイヤーは買ったものの聞くものが家にあまりなく「ターンテーブルの上が空いていたから」です。新しい「聞くもの」がもらえるならば喜んで聞いたからです。

円盤のレコブック『ソノシート百貨店』が届きました。
田口史人さんの独自芸「レコード寄席」を読み物、書籍化したのが「円盤のレコブック」。これまでに制作されたパンダ、佐渡島、ムードコーラス、タンゴ、大相撲、沖縄に続くテーマはソノシート。60年代に隆盛をきわめ、宣伝用に大量配布されたレコードに迫ります。地下一階から屋上、別館まで! 百貨店を模してソノシートの歴史をひもとく「CMソングという世界の万華鏡」をお楽しみください。

販売価格は1080円(税込)。上にあげたレコブック過去作も在庫しています。

『わたくしのビートルズ 小西康陽のコラム 1992−2019』


小西康陽『わたくしのビートルズ 小西康陽のコラム 1992−2019』が届きました。
『これは恋ではない』、『ぼくは散歩と雑学が好きだった』に続く3冊目のヴァラエティ・ブック。「平成時代に発表された、コラム、レコード評、インタヴュー、対談、映画メモ、映画レヴューに加え、未発表の日記を精選」。公式情報に足すべきものはありません。10年ぶりに、小西さんのテキストに耽溺できる喜びを感じるのみ。

販売価格は3564円(税込)。特製栞付きのサイン本は限定数の入荷です。お早めにお求めください。

2019/04/17

「依存」と「独立」


“「自立」というのはほんとうに他の人に頼らずにすむこと、つまり「依存」(ディペンデント)ではなく「独立」(インディペンデント)であることをいうのだろうか。ちょっと考えればわかることだが、他人にまったく依存しないで生きてゆける人は存在しない。一からすべてじぶんですることはだれにもできない。とすれば、「自立」とは、いざとなったらいつでも支えあうことのできる(インターディペント)人的ネットワークをきちんともちえていることをいうのではないのか”
鷲田清一『パラレルな知性』(晶文社) / p170「私的なもの」をめぐって より

「自立」と「独立」


“多くの人が「自立」と「独立」を混同しているとおもう。
英語の「インディペンデンス(独立)」の「イン」は否定の意味で、「ディペンデンス(依存)」を否定することだ。しかし、人間は年をとれば誰でもインディペンデンスでは生きられなくなる。本当に必要なのは、「インターディペンデンス(支えあい=相互依存)」なのだ。ふだんはお金でそれらのサービスを賄えたとしても、いざというときに、たとえ身内が近くに存在していなくても周囲の誰かと支えあえる、そういうネットワークや仕組みをいつでも使えるようにしてゆくこと。その用意ができていることが「自立」なのである。”
−鷲田清一『パラレルな知性』(晶文社)/p279 右肩下がりの時代に より

『パレルガ・ウント・パラリポーメナ』


ジョンとポール『パレルガ・ウント・パラリポーメナ』が届きました。
自主制作盤『シャッフルでどうぞ』につづく新作は思想家ショーペンハウアーの主著『意志と表象としての世界』の補足作で「余禄と補遺」の意を持つ『パレルガ・ウント・パラリポーメナ』から着想を得たもの。制作のエピソードやコンセプト、楽曲解説をおさめた冊子も配布していますので、合わせてお楽しみ頂ければ読み解きの楽しみも得られるでしょう。

販売価格は1944円(税込)。ジャケットのイラストは当店とも縁のある、星葡萄氏によるもの。

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世界は私の表象である」 ショーペンハウアー哲学におこがましくも余録と補遺(Parerga und Paralipomena)!歌う哲学エッセー集! 広島、呉を拠点に活動を続けるユニット、「ジョンとポール」の新作は、ウクレレ、ベース、ギターのトリオ編成にリズムマシーン「リンゴ」を加えた、ミニマルな編成ながら巧みなアレンジに哲学的歌詞をのせ、お届けするコンセプトアルバム。「意識がこれだけなら世界は僕さ」、「今は今だけ 指を擦り抜け 今が今消える」、「輪郭を強く描くのはヒロシゲの影響なのさ」などなど、深遠なフレーズを軽快な演奏に乗せて。アートワークは星葡萄がマグリットのパイプを「カバー」、アートディレクションはおなじみ仲村健太郎。ジュエルケースに直接プリントした特別仕様。 1 * オーディオチェック 2 夢について 3 誕生について 4 普遍について 5 神について 6 * リンゴのデモンストレーション 7 現在について 8 永遠について 9 絵画について 10 音楽について 11 結婚について 12 地球について 13 聖者について 試聴リンク:「誕生について」 https://soundcloud.com/user-201948340/0bxbl1tlredb

2019/04/16

『NUOASIS』


DJ KAMATAN『NUOASIS』が届きました。
仙台〈pangaea〉を中心に活動しているDJ KAMATANの最新ミックス。軽やかにジャンルを超えてゆく繋ぎ、メリハリのあるユルさが本当に気持ちいい。安心して身を委ねられるので、生活のいろんな場面で試してみては。これからの季節、車中には特に合うんじゃないかと思います。

販売価格は1500円。白昼夢への誘いミックス、DJサモハンキンポー『LOVE ESCAPE』(在庫わずか!)と合わせて楽しんでほしいです。

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DJ KAMATAN(Pangaea)
“妖精”と名を知らしめる東北のミックスマスターDJ。今や国内のパーティーシーンの重要拠点となりつつある杜の都仙台にて、90年代から独自のオールドスクール感覚を走らせ、 Pangaeaを拠点に主要都市CLUBでプレイ。2011年にリリースされたミックスCD『pangaea3 / warming 』は、音楽誌GROOVEのベストオブミックスにも選定された。同年のUK ツアーでは、盟友Mixmaster MorrisとともにBigChillBar/nubientでもギグを行い、彼のファニー・ビートがより着目されることとなる。そして国内では全国10都市17ケ所を巡る 渚音楽祭(大阪) 彩音(姫路) 蔵王龍岩祭(山形) SUN MOON(岩手)などに参加。DJデュオ〈福福ボーイズ〉での活動や、厚く信頼をよせるミュージシャンとの交流も健在だ。妖精の紡ぎ 出すサウンドスケープはいつもドラマチックでいて、聴く者ののこころに触れる!そんなチル・レイドバックサウンドが、今日の激動のニホンを癒しているのである。(Text by ALTZ)


「5月」


絵と創作家のユニット、tentenmountainによる絵と文の展示です。
hookbooksではお馴染みのイラストレーター Tomomi Takashioと創作家 石井真秀子が5月というテーマをそれぞれ表現致します。
絵と文の展示。どんな展示になるか楽しみです。


TENTENMOUNTAIN「5月」
会期 2019年5月2(木)−5月15日(水)※9日(木)、10日(金)は休み
会場    HOOKBOOKS(栃木県那須塩原市高砂町5−6 2F)

2019/04/13

ここ最近の入荷から、1冊。




※※※本を買い取ります!※※※
PEOPLE BOOKSTOREでは本の買取を行っています。ご不要になった本、大切だけれど置き場所がない・・・という蔵書がありましたら、お気軽にお声かけください。お声がけはメールでも直接ご来店頂いても構いません。預かった本は出来るかぎり早く査定します。

2019/04/12

4月と5月の営業予定


4月21日(日) 「いちご畑の音楽会」の為、休業
4月27、28、29、30日  「仕立て屋のサーカス・大博覧会」出店の為、休業
5月1、2、4、5、6、7日「仕立て屋のサーカス・大博覧会」出店の為、休業
5月12日(日)  「DAMO『I.T.O.』リリースパーティー」出店の為、休業

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営業予定というより、休業予定です。

*
今年のゴールデンウィークは10連休。
それに合わせて新宿〈LUMINE 0〉で開催される「仕立て屋のサーカス・大博覧会」に出店するため、当店はほとんどの日が休みです。ただし、5月3日(金)はサーカスの休演日。この日は店を開けるつもりでいます(遅くとも前日までには、その日の営業予定を報告します)。
https://t.livepocket.jp/t/exposicion

*
10連休明けの週末、12日(日)は原宿〈vacant〉が会場の「DAMO『I.T.O.』リリースパーティー」に出店します。森俊二、曽我大穂からなるユニット「DAMO」がこの度ゲストに迎えるのは、角銅真美。DJをつとめるのは下田法晴(SILENT POETS)、濱田大介(Little nap coffee stand)と深みのある面々が集います。是非、ご来場ください。
https://t.livepocket.jp/e/damo_tokyo

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6月は9日(日)、16日(日)に催事を予定しています。どちらも、これまでになかった試みです。両企画の詳細は後日、改めてお知らせします。

2019/04/11

『MOCKUMENT』


世界初のMOCKY Fanbook! 『MOCKUMENT』が届きました。
ようやく、ようやくお知らせできるのが本当に嬉しい一冊。山口洋佑さんによる素晴らしい表紙画をめくって表れるのがモッキーの熱い思いのこもった「A Letter to the people」。その後に続くインタビュー「モッキー自身によるモッキー」(聞き手は松永良平さん)では回答の真摯さに感動します。出生から幼少期、音楽をはじめるきっかけ。これまでに移り住んできた世界中の街の話。そして、なにより音楽とともに生きていくその姿勢。ここでの対話は、モッキーを知らずとも読む価値のある、多くの意味を持ったテキストだと思います。

販売価格は1892円(税込)。後半の「モッキーファンのためのお薦めディスクガイド」は書き手のそれぞれのスタンスで読ませます。すごく面白いです。

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『MOCKUMENT──Mocky Fanbook』
(160p、並製、四六変判)

【巻頭言】A Letter to the People/モッキー
【インタビュー】モッキー自身によるモッキー/取材・文 松永良平
【インタビュー】マネージャーによるモッキー/ユルゲン・ゼーダー

【鼎談】モッキーを探して/花代、ムードマン、高井康生(Ahh! Folly Jet)

【寄稿(再録)】チリー・ゴンザレスによる『サスカモディー』解説/文・チリー・ゴンザレス
【寄稿】わたしの好きなモッキー/文・ファイスト、ジェイミー・リデル、デザリー・クライン、波多野敦子
【寄稿】Mocky’s Inner Jukebox/選・モッキー

【寄稿】モッキーファンのためのお薦めディスクガイド
中西良之/江森丈晃/山本勇樹/菅原幸裕/nakaban/山口洋佑/AYA/Shhhhh/斉藤吉恭/青野賢一/鶴谷聡平/久保田千史/河野洋志/清水久靖/得能直也/山辺圭司/安田謙一/坂本慎太郎/王舟/正山千夏/三船宏志/植田浩平/岡本方和/やけのはら/kayo Makino/COMPUMA/威力/菅沼雄太/井上由紀子/梶本 聡/工藤冬里/橋本 翼/高城晶平

【スクリプト再録】モキュメンタリー/対訳・中西良之

【ディスコグラフィ】The Selected Works of MOCKY

【写真】荒井俊哉、江森丈晃、三田村 亮、Mary Rozzi

【装画】山口洋佑

2019/04/10

「DJ KAMATAN『NUOASIS』Release party」


嗅覚鋭い音楽好きの間では既にキーパーソンとして知られる仙台PangaeaのKAMATANが、ミックス作品『NU OASIS』をリリース。民族音楽的なプリミティヴな解放感、アンビエンスな響き、ジャズ的な高揚が4次元的に巡るオープニングから痺れモノ。フリーフォームなファンクは、メローなダウンテンポ・グルーヴを軸に、魅惑的なジャズ、淡いソウル・ムードを紡いでいく。

「DJ KAMATAN『NUOASIS』Release party」
日時 2019年4月14日(日) 16時開演
料金    2000円(1ドリンク付)
出演    KAMATAN,sleezy kuri,wakuwaku,SPRA,Kosuke,nat000(LIVE)
会場 Club OctBaSS(茨城県つくば市天久保1−5−4)
https://www.octbass.info/single-post/2019/04/09/DJ-KAMATAN-Mix-CD--NU-OASIS--Release-Party-20190414-SUN

ここ最近の入荷から、いくつか。




※※※本を買い取ります!※※※
PEOPLE BOOKSTOREでは本の買取を行っています。ご不要になった本、大切だけれど置き場所がない・・・という蔵書がありましたら、お気軽にお声かけください。お声がけはメールでも直接ご来店頂いても構いません。預かった本は出来るかぎり早く査定します。

2019/04/09

ここ最近の入荷から、1冊。


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2YAMADA3TARO


世界津々浦々から掘り出された音楽を、北千住CURRY BAR GAKUでひっくり返して皆であーだこーだ楽しむDJイベントです。ご近所お誘いあわせのうえ、お気軽にお越しください。

「2YAMADA3TARO −2019spring−」
日時 2019年4月13日(土) 18時開始 入場無料(要1ドリンクオーダー)
会場 CURRY BAR GAKU(東京都足立区千住3−55)
http://currybargaku.com/

「昭和世俗本展覧会 令和特大号」


tee氏が所有する昭和時代に発行された雑誌書籍の中から、昭和のエロ本やモンド本、その他実話誌、芸能誌やファッション誌、キワ本などを、来場者が手に取って読むことが出来るイベント。全体のセレクトはより万人向けな内容となっている。tee氏在廊時には、希望者には解説トークも。

珍本コレクターtee氏コレクション展「昭和世俗本展覧会」
会期 2019年4月27(土)−5月5日(日)
会場    カストリ書房(東京都台東区千束4−39−3)

2019/04/07

「JUN YABUKI個展 明るい表通りで」


JUN YABUKI個展「明るい表通りで」
会期 2019年4月26(金)−5月26日(日)
会場    古書コンコ堂(東京都杉並区阿佐谷北2−38−22キリンヤビル1F)

2019/04/06

ここ最近の入荷から、2冊。



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2019/04/05

『SHUKYU Magazine』7


SHUKYU Magazine』7号が届きました。
7号目にして満を持して特集するのは、Jリーグ。ヴィッセル神戸の試合風景で幕を開け、そのチームの中心ダヴィド・ヴィジャとルーカス・ポドルスキへのインタビュー(短い!)から村井チェアマンが語るリーグの現在までひと息に読ませます。その後も、これまでにない切り口で読み手に新たな視野を与えてくれる記事の数々をお楽しみ頂けます。お気軽にお試しください。

販売価格は1728円(税込)。バックナンバーもしっかり在庫しています。


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J.LEAGUE ISSUE
Jリーグ特集

特集
012ーMATCHDAY|ヴィッセル神戸 × サガン鳥栖
022ーダヴィド・ビジャ × ルーカス・ポドルスキ
028ーJリーグへ質問|村井満 (Jリーグチェアマン)
034ー野々村芳和 (北海道コンサドーレ札幌) × 相澤陽介 (White Mountaineering)
040ー熊本浩志 (amadana) × 清永浩文 (SOPH.)
048ーMovements
050ーJ.League Jersey Archive
056ーZiso.|井筒陸也 (Criacao Shinjuku) × 小林祐三 (サガン鳥栖) × 山田大記 (ジュビロ磐田) × 岩尾憲 (徳島ヴォルティス) × 一森純 (ファジアーノ岡山)
064ー米田恵美 (Jリーグ理事) × ドミニク・チェン
072ーJ2の風景|池間弘章 (FC琉球サポーター)
074ー播戸竜二
080ーEver Blue|川崎フロンターレ
088ーマスコット
092ースタジアムグルメ
100ースタジアムの未来|田根剛 (建築家)
104ーご当地グッズを考える|服部滋樹 (graf)
106ー奈良クラブ|中川政七 × 幅允孝
112ー新しいクラブハウスの形|水戸ホーリーホック
121ー地縛霊を呼び寄せろ|小笠原博毅
134ーサッカーの入口|haru. (HIGH(er) magazine)
138ーPUGMENT
コラム
004ーPARIS SAINT-GERMAIN STORE TOKYO
006ーStadium Spirits vol.5|えがお健康スタジアム
011ーLe Ballon PATRICK
124ーサッカーは家で学べ|トム・バイヤー
128ーサッカーと演劇|河内一馬 × 山田由梨 (劇団「贅沢貧乏」主宰)
136ー子どもたちのサッカーグラウンドをつくるという生き方
142ー日本フットボールアーカイブ vol.6
コントリビュータ
CITY BOYS FC・伊丹豪・Gottingham・小笠原博毅・江口宏志・大森克己・嶌村吉祥丸・Nam Kunn・PUGMENT・三田村亮・菊池良助・加藤遼也・松本昇大・青木柊野・小山泰介・Tom Weatherill・Yunosuke
https://shukyumagazine.com/

「DIGSEUM −Mr.Miyakawa’s collection」


ジーンズ、Tシャツ、レザージャケット、ミリタリーウェア。様々なヴィンテージスタッフが掘り起こされ、収集家により体系的に研究される中、まだその全貌が捉えられていないヴィンテージバンダナの世界。国内でも指折りのバンダナコレクターである宮川氏を招いて、氏のコレクションを実際に手に取って見ていただける機会を設けました。−Diaries https://diaries-shop.com/blog

「DIGSEUM Mr.Miyakawa’s collection」
日時 2019年4月7日(日)12:00−18:00
会場    Diaries(茨城県つくば市吾妻3−8−17)

2019/04/04

ここ最近の入荷から、1箱。


※※※本を買い取ります!※※※
PEOPLE BOOKSTOREでは本の買取を行っています。ご不要になった本、大切だけれど置き場所がない・・・という蔵書がありましたら、お気軽にお声かけください。お声がけはメールでも直接ご来店頂いても構いません。預かった本は出来るかぎり早く査定します。

2019/04/03

ここ最近の入荷から、いくつか。



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2019/04/02

ここ最近の入荷から、2冊。



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