2016/08/31

『疾駆 / chic』 第七号


“創刊号から第6号までは、日本各地の都市、街、そしてそこに住まう人々を軸に特集を編んできました。この第7号では、新しい試み「ポートレート」をスタートさせます。「ポートレート」は、「人」を中心に特集を編みます。ある人物の軌跡、想い、考え・・・。「人」が持つ底知れぬ魅力を読者のみなさんへお伝えしたいと思います。”
-「ポートレート01 ヨーガン・レール」より

新しい生活と文化を提示する、『疾駆/chic』第7号が入荷しました。
上記のように、今号から誌面一新。ポートレートをテーマに1人の人物を描き出す編集スタイルになりました。その、はじまりの人はヨーガン・レール。1944年ポーランドに生まれ、ドイツ、パリ、ニューヨークを経て、1970年以降は日本を拠点に活動したテキスタイル・デザイナーです。名前だけは知ってる、という人も多いのではないでしょうか(かくいうボクも、そのひとりです)。そんなヨーガンさんに所縁ある方々の証言をもとに構成された特集はどこか詩的な感触です。

毎号ですが、「こりゃ、どうやって読むんだ?」と戸惑わせる造本、こだわり抜いた紙質にもご注目ください。
販売価格は1728円(税込)。バックナンバーもございます。

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新しい生活文化誌「疾駆/chic (シック)」を創刊します。

「疾駆/chic」は、私たちの時代の豊かさの意味を、
きちんと考える場を作りたいという想いから刊行されます。
現代の私たちの生活は、実に様々なものによって彩られ、
そのひとつひとつがあらゆる方法で関係を結んでいます。
生きていくために無くてならないものから、どこか遠くの世界のことまで、
欲しいと思う情報はすべて得ることができ、
また、それらに関わることも可能です。
「疾駆/chic」は、そうした現代の生活に含まれる様々なものの関係性を紐解き、
物事が持つ無数の魅力を明らかにしていきながら、豊かさの意味を検証し、拡大していきます。

毎号の特集や連載、コラムでは、現代の衣食住の姿を全般的に取り上げ、
それらをより豊かな方向へ導こうとしたり、新しい可能性を探ろうとしている人々や地域に着目し、
取材や誌面作りを協力して行うことを通じて、
日々の暮らしに対する新たな視線の在り様を提案していきます。
また、これまでにない雑誌の在り方を探るべく、ハードカバーの装丁に、本文には、毎号様々な洋紙を用います。
書物作りの可能性にも挑戦しながら、より永く読み継ぐことができる雑誌を制作していきます。

http://chic-magazine.jp/

2016/08/30

高木克幸 木家具展


以前紹介した踏み台をつくってくれた家具職人、高木克幸くんの個展がはじまります。
会期は今週の9月2日、金曜日から15日まで。会場はShingoster LIVINGです。食事棟coxとあわせてお楽しみください。

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「古道具が自分のお手本で先生」
「古いものの中に眠るグッドデザインを作りたい」
10数年前まだ10代だった彼とShingoster LIVINGで
出会い、彼の口から何度この言葉をきいてきたか
わかりませんし、お互いに「もの」に向き合う感覚を
大切にし理解を深めてきました。

「復刻」とか「リプロ」とかそういう言葉よりも
この「うつす」という透明な響きと語感が
彼の作り出すものにとてもしっくりくるように
思います。
普遍的なこの世界観には陳腐なオリジナリティなんて
ふきとばされてしまうことでしょう。

樹種もさまざまに、スツール数種、テーブル、
本棚に踏み台、丸盆など小さなものまで
ご覧いただけます。



高木克幸(たかぎかつゆき) 木家具展
at Shingoster LIVING
2016年9月2日(金)-  15日(木)
6日,13日 火休

Shingoster LIVNG open 12:00-19:00
cox open 7:00-19:00

2016/08/29

『アルテリ』二号


“天災は、ない方がいいに決まっている。とはいえ、世界のほんのかけらでしかない私たちは、それに抗うことは出来ない。しかし、出来事を乗り越えた後には、何かしらの恩恵があるように思う。”
-『アルテリ』二号 編集後記より

熊本発の文芸誌『アルテリ』二号が届きました。
熊本地震が起こる前に企画され、執筆依頼もしていたとのことですが、どの書き手もあの出来事をどこかで意識し筆をとったのでしょう。地震そのものを描かなくとも、人の生き死にをテーマにした文章がおおく綴られています。そして、そのどれもが潔く凛としています。語彙が貧困なボクには「美しい」としか言えない、平松洋子さんの“黒曜石”。新井敏記さんが故・星野道夫を語った“旅をするいくつもの理由”には胸を打たれ、心を揺さぶられました。小野由紀子さんの“ひとりということ 江上茂雄さんに”も素晴らしかった! それ以外も唸らされるものばかりなので、是非手にとってみてほしいです。

文学は、屈しない。ジタバタする。カッコ良い標語だなと思います。
自分の店に足りていないのは、文学なのだと自覚したばかりの身としては、この『アルテリ』が大変に心強い存在です。販売価格は1080円(税込)。

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『アルテリ』二号・執筆陣

石牟礼道子
渡辺京二
伊藤比呂美
平松洋子
新井敏記
高山文彦
吉本由美
坂口恭平
坂村岳志
小野由紀子
浪床敬子
田尻久子


2016/08/27

Today's YouTube #182



“「いいか、物書きになるつもりなら、人生を愛さなくちゃだめだ。人生を愛するにはシェイクスピア・アンド・カンパニーにまさる場所はない」作家は僕に向かって言った。「ほとんどだれにでも会えるし、本は読めるし、美人だって見られる。こういう場所を大切にしろよ。世界にもたくさんはないからな」”
-ジェレミー・マーサー(『シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々』より / 市川恵里・訳)

2016/08/26

Today's YouTube #181



“人はみんな自分の人生をふるいにかけて、愛情と優しさを注ぐ先を定める。そしてそれは美しい、素敵なことなのだ。でも独りだろうと二人だろうと、わたしたちが残酷なまでに多種多様な、回りつづける万華鏡に嵌めこまれたピースであることに変わりはなく、それは最後の最後の瞬間までずっと続いていく。きっとわたしは一時間のうちに何度でもそのことを忘れ、思い出し、また忘れ、また思い出すのだろう。”
-ミランダ・ジュライ(『あなたを選んでくれるもの』より 岸本佐知子・訳)

2016/08/25

senri recordsの音源



大阪を拠点にカセットテープを中心にリリースする「senri records」の音源が届きました。
上の写真は3作品ともカセットテープ、下に写った『Broken Woods&Some Prayes』のみがCDです。どれもに共通するのはアコースティックということ。シンプルな弾き語りや、ジョン・フェイヒィよろしくのギター独奏、トランペットの即興演奏などが収録されています。どの音源にも固有の響きがあり、それぞれの力強さもある。それだけで、このレーベルにはぶれない意思があるのだな、とボクは好感を持ちました。

販売価格はカセットテープがそれぞれ1000円(税込)、CDが1500円(税込)です。テープにはダウンロード・コードが付きます。

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Senri Record is Japanes label in Oosaka.
The theme of this label "is acoustic" and "privacy", and, "primitiveness".


AZUMI & YAKU/Poor Boy Long Way From Home
AZUMI/Inst.13
Traditional Speech/Exercise of Group
Yousei Suzuki/Broken Woods & Some Prayers

http://senrirecords.zatunen.com/

2016/08/24

『微花』2./夏


身の丈の植物図鑑『微花』最新号、2巡目の夏号が入荷しました。
表紙をひらいて現れる扉ページを見て、「おお。雑誌のようだ」と感じましたが、文字数は前号よりぐっと絞った印象で「原点回帰かな」と揺れるばかりのボク自身の印象は置いておいて。読み物としての強度が増した前号から、ふたたび図鑑としての表現を見直したような今号どちらにも、彼ら特有の清々しさがあります。どちらの号も在庫していますので是非読み比べてみてほしいです。

販売価格は756円(税込)。『微花』はこの号をもって無期限の休刊とのこと。

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図鑑です。名ざせない植物、との距りの。季刊誌です。その名を知るまでのひとときの季節の。目ざましいものではなくてかすかなものを、他をしのぐものではなくて他がこぼすものを、あらしめるもの、またあらしめようと目ざすこころみです。


1. 西洋金糸梅
2. 大輪金糸梅
3. 擬宝珠
4. 合歓木
5. 鬼百合



6. ドクダミ
7. 玉羊歯

木槿

8. 洋種山牛蒡
9. 島十練子
10. 柊南天
11. 三葉大反魂草
12.百日紅
13.小待宵草
14.立葵
15姫女苑

植物研究家、塩津丈洋氏によるコラム「榎」を掲載。
http://kasuka.base.ec/items/4012075

2016/08/22

Today's YouTube #179



ああ、みっともねえ。一聴して、そう思った。
だけど何度も聴いてしまう。ぼんやりとして気持ちの定まらない朝に、ただ流す。励まされるわけじゃない。勇気ももらえるはずもない。でも、欲してしまう。心の凹みにぴったりはまるわけでもなく、痛みをいやしてくれもしないのに、もう一回くりかえす。ああ、やっぱりみっともない。でも、なぜだかしっくりくる。

この人は、なんでこんな曲がつくれるのだろう。こんな感情を曲に、音楽に乗せる必要ないよ。と、凡人であるボクはそう感じる(そもそも、激しく音痴なボクは気持ちを歌に変換できもしないのだけど)。だから、なんて論理展開するのは阿保らしいけど、ボクは、この歌をうたう人をすごいと思う。この人は誰にもうたえない歌をうたったんだ。それは、本当にすごいことだよ。

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“これで終りにしたい”

マンガ家になりたかった 野球選手はあきらめてた
ズケズケとなじられる それは今でもおんなじこと
ドブ川に落とされちまえ 真黒にされちまえ
あの頃とかわらぬドブ川 異臭をはなっている

きつい挫折を味わったというの なんか虚しいそれだけ
誰かトカレフを譲ってくれないか これで終りにしたい

喜びあい 憎しみあい 求めあい 僕は今だにわからない
一人の女さえも幸福にしてやれない甲斐性無し
本当の愛ってなんだろう 豆腐の角に頭ぶつけて
僕は誰かを愛せるのか 肉欲という名のバス

なんかやるせない思いを抱いて 恋に恋するおっさんさ
誰かトカレフを譲ってくれないか これで終りにしたい

午後5時まで働くことがとても嫌でしょうがない
僕にインドは遠すぎるの 自堕落な理想郷
酒を飲んで酔っぱらって 人生をちゃかしてみて
怖くなったりひらき直ったり ハナをかんでゴミ箱

生甲斐なんか面倒なほど なんかみじめでみじめで
誰かトカレフを譲ってくれないか これで終りにしたい


 詞と曲:加地等


2016/08/21

ボクの友人がタイホされました。-終了しました!-


お隣の千年一日珈琲焙煎所で開催される、トーク・イベントに聞き手として参加します。
副題に「不当逮捕体験について」とありますが、ボクはそれ以前の軽い無邪気な質問をしてみようと思っています。「留置場と拘置所ってなにがちがうの?」とか「一日中なにしてました?」なんて、そんなレベルの話題も知りたい。でも、なによりも「逮捕されちゃうってどんな体験なんですか?」ってことを聞いてみたい。身近ではないけれど、日々流布され、見聞きする単語である「タイホ」について考えてみるには、良い機会になるはずです。入場無料。お気軽にどうぞ。

***


ボクの友人がタイホされました。

Aさんは、つくば市の国際会議場のロビーにおもむき、イベント視察に訪れていたサミット参加国の大使館職員たちに「UNwellcome G7」「Go away from TSUKUBA!!!」と書かれたプラカードをかかげ、サミット反対の意をうったえました。ほどなくAさんは会場の外へと移動し、会場敷地外の歩道からしばらく抗議をつづけました。それが3月18日のことです。それから2ヶ月以上たった5月24日の朝、Aさんは建造物侵入の容疑で逮捕されました。そのまま22日間の勾留です。

逮捕の知らせを受けて僕が最初に思ったのは「そんなことで逮捕されちゃうんだ」ということ。そして「警察はよほどひまなんだろうか」ということ。Aさんがとった行動についてはいろいろな意見があってよいと思うけど、この程度の抗議行動がゆるされない不寛容さには、こわいものを感じます。この逮捕にはあきらかに問題があると思います。

Aさんのこの貴重な体験を入り口に「逮捕」について考える場をつくることにしました。Aさんおよび、Aさんの支援活動にたずさわったKさんからの報告を中心に、逮捕に関する素朴な疑問や基礎知識をいっしょに学べたらと思っています。
(千年一日珈琲焙煎所 大坪茂人)

 日時:2016年8月21日(日)
        開場 18:00 / 開演 18:30

 報告者:逮捕されたAさん、支援者Kさん
 聞き役:植田浩平さん(PEOPLE BOOKSTORE 店主)

 会場:千年一日珈琲焙煎所
      (つくば市天久保3-21-3星谷ビル 1F)

 お問い合わせ:029-875-5092(千年一日珈琲焙煎所 大坪)

 主催:千年一日珈琲焙煎所



2016/08/20

『WONDER WALL』drawing by YUTA NAGAKAWA


個展まっただ中! YUTA NAGAKAWAによる『WONDER WALL』展示図録が届きました。
入れ墨モチーフの作品が多いですが、合間には可愛らしいイラストやレタリングも挟まれていて、見るうちに頬がゆるんできます。友人だから、という理由ではなくいろんな人に見てほしい。そして是非とも個展にも足を運んでほしいと思います。 現状では、展示会場である「CORNER PRINTING KG」と当店のみの取り扱い。販売価格は1500円(税込)です。

表紙は一点一点異なります! シルクスクリーン手刷り仕様!

2016/08/19

Y.I.Mとビーフのジャングルパニック


入荷しました! Y.I.Mとビーフのジャングルパニック!
まず、どーんと目に入るのがこの馬? カピバラ? はっきり分かりませんが、この動物は上野動物園で日々動物の絵を描いている名物おじいこと“ハセガワさん”の絵を採用とのこと。これだけでやられてしまう感じなのですが、内容も間違いなしです。ポップでキュートなタイトル曲はもちろん良いのですが、B面の“GONNA BE RADIO”がまた最高。FMラジオ調の悩み相談とそのお答え風ラップ! これはクセになりますよ。笑えます。

販売価格は1728円(税込)です。ごく少数の入荷ですので、お求めはお早めに。
そして、9月3日にせまった「PEOPLE'S "Autumn" PARK」もお楽しみに。思い出野郎AチームとY.I.Mの共演もありそうですよ〜。

***



タイトル曲は、Kid Creole and the Coconutsを思わせるフォンカラティーナ風トラックにのせて、架空のジャングルをテーマにしたY.I.Mのキュート・ラップとあらゆる動物の声帯模写を重ねたトロピカル・シンセ・ディスコ・ラップ! カップリングはレトロなFMシンセ・サウンドに乗せて、Y.I.Mがリスナーの悩み相談にラップで回答していくという、架空のラジオ・プロジェクト風に仕上げられたシンセ・ファンク・ポップ・チューン。ジャケット・イラストは上野動物園で毎日動物を描き続ける名物おじいさんことハセガワさん、デザインにhiraparrを起用。PVに登場する怪獣デザインは、円谷プロダクションの怪獣作家、池谷仙克が担当しています。
https://www.jetsetrecords.net/816005154182/?platform=hootsuite


2016/08/17

井の頭レンジャーズの7インチ・シングル


井の頭レンジャーズの最新音源『ラブ・スコール』が入荷しました。
吉祥寺のルード・ボーイズ、ジャマイカン・インスト・ファンク・バンドである彼らが取り上げた曲は“ラブ・スコール”。TVアニメ『ルパン三世』第二期のエンディング・テーマとのこと。ボク個人は存じていない曲ですが、憂いを帯びたメロディと井の頭公園でスカウトされたというソフィア真奈里の声がジャスト・フィットな仕上がりです。B面にはポール・アンカの“ダイアナ”と、渋い選曲センスは相変わらず。

あわせて報告。市場からは姿を消している盤もふくむ旧譜もいくつか在庫しております。最近とんと見なくなったCD音源『INOKASIRA RANGERS COMPLETE COLLECTION 2013-2015』もございます。夏が終わる前に是非、井の頭レンジャーズの音源を手にしてほしいです。

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待望の新作は、井の頭公園でスカウトしてきたというコロンビアと日本のハーフ美女、ソフィア真奈里が参加!A面では大野雄二が作曲を担当したアニメ『ルパン三世』の第2期TVシリーズのエンディング・テーマで、サンディーがサンドラ・ホーン名義で歌った名曲「ラブ・スコール」をセレクト。しっとりとしたオルガンの伴奏に、一聴してリスナーの心をとらえる憂い秘めた声質と新人離れした表現力のボーカルが素晴らしい、エレガントなロック・ステディ・ナンバーに仕上がっています。B面はPaul Ankaの大定番曲"Diane"を、山下敬二郎が日本語で歌ったヴァージョンをロック・ステディ・カヴァー。こちらも、軽快な曲調に合わせてA面とは違ったチャーミングな明るさで聴かせるソフィア真奈里の歌唱が素晴らしいです!
https://www.jetsetrecords.net/i/816005154669/

2016/08/16

『ON THE TABLE』


安西水丸さんの作品集『ON THE TABLE』が入荷しました。
本当に鮮やかな青色で包まれた本。一点一点の作品をたのしむのに絶好のサイズ、手触り。声高でない、しずかな説得力に満ちた作品集です。まずは、店頭でお気軽にお手に取ってみてほしい。そして、出来るのなら、お一人でしずかにページをめくる時間をつくってみてほしいと思います。ご自宅に飾る絵のようにお持ち帰り頂くも良し、大切な人への贈り物にもおすすめします。販売価格は4536円(税込)です。

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個展のために描かれた、幻のシルクスクリーン

イラストレーター安西水丸さんのアトリエから、
かつて個展のために制作されたシルクスクリーンの作品が見つかりました。
描かれた時期は1987年〜1991年。安西さんが45歳〜49歳頃のものです。
緊張感のある構図、引っ掻くような細い線、透明感のある色。
この一連の作品には、どこか静謐で、洗練された印象を受けます。
本書はこれら30点のシルクスクリーンをまとめた作品集です。
一部は安西さんと親交の深かったギャラリー〈スペースユイ〉に保管されていました。
収録作品の9割が初めての書籍化となります。
デザインは雑誌『POPEYE』のアートディレクターを務める前田晃伸が手がけました。
印刷に高彩度インキを使用し、シルクスクリーン独特の鮮やかな発色に近づけています。
テキストは作品タイトルとプロフィールのみ。
静かに絵と向き合うための一冊です。
裏表紙には作品から抜き出した安西さんのサインを箔押ししました。

2016/08/15

河合浩個展「絵と」&「音楽と」-終了しました!-



河合浩 個展 「絵と」

会場:千年一日珈琲焙煎所・PEOPLE BOOKSTORE [つくば市天久保3-21-3 星谷ビル1F]
●千年一日珈琲焙煎所 11時〜19時(日曜 18時まで)/期間中 火曜休み
●PEOPLE BOOKSTORE 月曜〜土曜 15時〜22時/日曜 13時〜20時/期間中 火曜休み

※8月14日(日)には ワークショップ と ライブ が 千年一日珈琲焙煎所 にて開催されます!
ワークショップ 「へんてこいきものをつくろう」
ワークショップの詳細は千年一日珈琲焙煎所のtwitter(@1001coffee)、blogにてご確認ください(http://1001coffee.jugem.jp/)。

ライブ 「音楽と」   出演:annie the clumsy、 伊藤暁里(Taiko Super Kicks)、 may.e
開場:16時半 開演:17時半
料金:前売2,000円(おまけ付き) 当日2,500円


□E-mailでのご予約 : mojomojo.people@gmail.com (担当:植田)
件名を「 8/14 音楽と」として、必要事項を明記の上、お申し込みください。

1.お名前(代表者のフルネームをカタカナ表記にて)
2.ご予約人数
3.お電話番号
• ご予約申し込みメール受信後、数日以内に受付確認のメールをお送り致します。
• メール受信設定などでドメイン指定をされている方は、ご確認をお願い致します。
• おまけに限りがございますので、お早めのご予約をおすすめいたします。


2016/08/14

「へんてこいきものをつくろう」


河合浩 個展 「絵と」関連イベントとしてワークショップを開催します。
紙粘土と絵の具などをつかって、
子どもたちと、かつて子どもたちだった大人たちと楽しく工作したいです。
限定10名様ですが、よろしくお願いします!

「へんてこいきものをつくろう」

時間:10時~12時半頃まで
参加費:500円(限定10名)
対象:小学生くらいの男の子・女の子、小学生気分の大人たち
ワークショップの予約・お問い合わせ:千年一日珈琲焙煎所
029-875-5092/1001coffee@gmail.com(大坪)


2016/08/13

『WONDERWALL』 by YUTA NAGAKAWA


15日から、友人の個展がはじまります。高円寺の「CORNER PRINTING KG」にて。

***

YUTA NAGAKAWA 個展

『WONDER WALL』

2016年8月15日(月)~8月31日(水)
東京 高円寺 CORNER PRINTING KG
〒165-0034 東京都中野区大和町3-3-10 2F
火曜~金曜 15:00~21:00
土曜、日曜 13:00~18:00
月曜日定休 ※初日8/15は月曜日ですが、オープニングレセプションを17:00より行います。



2016/08/07

友朋堂書店一箱古本市 -終了しました!-


友朋堂書店一箱古本市

・平成28(2016)年8月7日(日)
・友朋堂書店吾妻店(つくば市吾妻3‐8‐7)
・主催:友朋堂書店一箱古本市実行委員会・協力:友朋堂書店
・協賛:つくばスタイル縁日実行委員会Shingoster LIVING株式会社シンプルウェイ株式会社プレイスメイキング研究所
※一箱古本市は、2005年から東京の谷中・根津・千駄木で行なわれている「不忍ブックストリートの一箱古本市」を主催代表の南陀楼綾繁さんの許可の上、実行するものです。
【10:00~15:00】
☆一箱古本市
 段ボール一箱の30店舗(このサイトよりチケットを購入下さい)
☆友朋堂書店「新刊&文具」販売
 つくばに縁のある方の「おすすめ選書コーナー」
☆アンケート「まちにとって書店とは?」
☆久野あずみさんの読み聞かせコーナー
☆飲食ブースの出店
【16:00~18:00】
☆語る会「まちにとって書店とは?」 聴講料:1,000円、大学生以下500円、児童・幼児無料
 予約不要、先着50名
 「まちの書店とは?」を当日書いてもらったアンケートを基に、スピーカーといっしょに考えます。
スピーカー・南陀楼綾繁さん(不忍ブックストリート代表)
・植田浩平さん(PEOPLE  BOOKSTORE)など
※ほかに、当日はディープな「つくば人」が登壇予定 です。
※終了後、懇親会を予定しています。Facebookページで後日ご案内いたします。

2016/08/05

『MORE AMOR』


“メンドルゴはこの土地に根ざしたローカル・バンド。歌っていることは実際に暮らしてみて経験した田舎での事柄です。モロッコ北部の街・タンジールとアンダルシアの外ではまだ演奏したことがないのよ。スペインで地に足をつけた生活から生まれた楽曲の数々はこの土地にいることを実感させてくれるものなんです。”
-ジョセフィン・フォスター

ジョセフィン・フォスターとヴィクトール・エレーロ&ホセ・ルイス・エレーロ兄弟、アンダルシアで彼らが出会った日本人弦楽器奏者TAKU、アストゥリアス州のアーティストであるロレーナ・アルヴァレスからなる一団、MENDRUGOの音源『MORE AMOR』が入荷しました。ヴァイオグラフィーを書き写していながら、情報量に追いつけていませんが、旅をつづけるジョセフィン・フォスター一行が旅の最中で出会ったメンバーとあらたな楽団をつくった、という解釈で間違いないでしょう。

ここにあるのはカーニバル。小さな祝祭。上に引いたジョセフィン自身の発言にもある通りに、生活に根ざし、ある土地で暮らすことで生まれた感情の表出。形のないものを歌い、弦をつまびいた豊かな音楽。繰り返し聴くうちにふと、故・永井宏氏が提唱した“ネオ・フォークロア”なんて言葉が頭に浮かびました。氏いわく「ぼくたちの暮らしそのものが、ひとつの表現になる」()———。

ああ、こんなローカル・バンドが身近にいたら幸せだろうな! そう思わずにはいられない作品です。
本作の販売価格は2376円(税込)。この夏の御供におすすめします。きっと、最高のサウンド・トラックになるでしょう。

***




MENDRUGO(メンドルゴ)、日本語にすると
固くなったパンのかけら
(口語)分からず屋,石頭

世界的に知られる歌い手、ジョセフィン・フォスターと
日本人音楽家たちからも秘かに尊敬の念を集める
スペイン人ギターリスト、ヴィクトール・エレーロ
と彼の弟、ホセ・ルイス・エレーロ、
アンダルシアの地で彼らが出会った異邦人、日本人管楽器奏者のTAKU、
イベリア半島の北部、アストゥリアス州のアーティスト、ロレーナ・アルヴァレスから成る一団。

冒頭からオス・ムタンチス、オス・ノヴォス・バイアーノスを思い起こさせる展開
os Afro Sambas de Baden e Vinicius  (1966)、domingo (1967)、
Acabou Chorare (1972) ....といった往年の名盤の数々と並べて聴きたい
フォルクロリック・フィール溢れる大変飄逸な音楽、近年稀な作品といってよいでしょう。


2016/08/04

『TENTONTO』no.6


自閉症スペクトラムを持つ人の多くが、テントのような狭い場所を好むことから“TENT”。さらに“TONTO”というスペイン語でバカという意味を持つ単語を結びつけて、『TENTONTO』。興味関心が人とのコミュニケーションへ向きにくいASD(自閉症スペクトラム障害)や不注意だったり行動の歯止めがきかないADHD(注意欠陥多動性障害)、刺激に対して敏感/鈍感なSPD(感覚処理障害)、自身の観念にとらわれてしまうOCD(強迫性障害)。これらすべて巷で「発達障害」という区分に置かれる症状に関しての情報をあつかうフリーペーパー『TENTONTO』最新号が届きました。

今号のテーマは「白昼夢」。これまで以上に軽く、読みやすい内容かなと思います。