2016/03/31

『MOXTAPE vol.Ⅲ』


再来日も決まったMOCKYの最新音源『MOXTAPE vol.Ⅲ』が入荷しました。
当店では前作『KEY CHANGE』で認知度がぐぐっと上がった故か「おお! モッキー!」と、入荷後すぐに良い反応を頂きました。アルバムというより楽曲集という方がしっくりくる全13曲(とは言え、ベリー・ソウルフル!)。この動画を見て以来、頭の中で流れっぱなしの「アマイモノ〜」も入っていて、ボクはとても嬉しいです。販売価格は2200円(税込)。

***




MOCKY 
presents
 THE MOXTAPE III 
- Expanded Edition - 

収録曲
01. Keep Feelin This (feat. Jamie Lidell)
02. Starless Sky (feat. Hilary Gay)
03. Read My Mind (Nothing to Fear)
04. Put it Away
05. Art Brakey
06. Skipping Stone
07. Peace Of Mine
08. Resonance
09. Surprise You With a Smile
10. When Paulie Gets Mad Miguel Atwood-Ferguson Edit
 (feat. Miguel Atwood-Ferguson)
11. Exception To The Rule
12. For Toots
13. Amaimono (Sweet Things)
(feat. Nia Andrews and Joey Dosik)


参加ミュージシャン
Jamie Lidell, Hilary Gay, Joey Dosik, Miguel Atwood-Ferguson, Nia Andrews,
Moses Sumney, Jordan Katz, Molly Rogers, Marla Hansen, P. Morris, Lucky Paul

2016/03/30

『ファーリンゲティ詩集』


“とにかく、地下をあいことばのように流通する詩。大出版社からハードカバーで出されるより、便所の落書きとしてひろまることのほうが、彼にとって、はるかにのぞましいことだろう。彼がサンフランシスコでシティ・ライツ書店をはじめ、1955年にPocket Poet Series—これは、ほんとにポケットにはいる大きさで、真四角で、背中がなく中トジで、うすっぺらい感じのものだが—そういうかたちで、『吠える』などもこの双書だが—だしはじめた。マクルーハンは、ペーパーバックの流行を、ハードカバーよりも、より触覚的だからといっている。”
-『ファーリンゲティ詩集』 解説より

2016/03/29

『tentonto』no.5


“ASDやADHDをもつ人たちは、20人に1人程度の割合で存在します。脳の発達が多くの人と異なるため、生まれつき「感覚のズレ」を持っているのが特徴です。そのせいで本人の意思にかかわらず、つらい思いをすることがあります。大きな音がとても怖い。人の名前を覚えられない。すぐにモノを失くす。相手の顔を見て話せない。どんな感覚のズレを持っているかは当事者によって異なりますが、こういった人に理解されにくい痛みにいつも悩まされています。”
-TENTONTO編集長 ユミズタキス

きっと、自分の身近にもいるんだろう。ASDやADHDの傾向をもった人たちは(こうして英語で綴ってみても、なんの実感もわかないのだけど!)。自分はよくモノを失くすし、人の名前も覚えられない。相手の顔を見て話すのも得意じゃない。とは言えそれで、なにかの痛みを感じたことはない。まあ、ニブいってことなのだろうか。ああ、でも携帯電話は出来るだけ早く見つかるといいな。

ASDやADHDに高い関心を寄せる方々がつくる『tentonto』の最新号を配布しています!

2016/03/28

『ジョゼフ・コーネル 箱の中のユートピア』


“象徴主義の詩人と同じようにコーネルも、経験は繊細で間接的な方法で喚起されるべきものだと考えていた。気質としても象徴主義者だった彼は、昼間よりも夜を、はっきりと見えるものよりも影を好み、真実を口に出すよりもその残響を大切にしていた。しかもコーネルはこの残響をいたるところに聞いた。他の人々が断片しか見ないところに連関を見た。物事のあいだに連関を見出そうとする強い衝動を持っていたコーネルは、人生を書物に、現代のマンハッタンを昔日のパリに、野生の鳩たちをはるか昔の芸人たちと結び付けていた。”
-デボラ・ソロモン(“第6章 新ロマン主義者の登場” 『ジョゼフ・コーネル 箱の中のユートピア』より 林寿美、太田泰人、近藤学訳 より)

2016/03/25

『ポテト・ブック』と『ポール・デービス展』



『死をポケットに入れて』


“自らを作家へと導いていくには、直感を信じて行動することだ。そのことが、人を養い、言葉を養い、そして死に立ち向かわせてくれる。何をするかは人それぞれで異なっているし、人それぞれで変わっていく。わたしの場合、かつてそれは常軌を逸した飲酒、正気を失うまで飲むことを意味していた。そのことがわたしのために言葉を研ぎ澄ましてくれ、それを表へと引き出してくれた。それにわたしは危険なことを求めてもいた。自分自身を危険な状況に追い込まずにはいられなかった。相手は男たちであり、女たちであり、自動車であり、賭け事であり、飢餓であり、ありとあらゆることだった。それが言葉を育ててくれた。そうやってわたしは何十年もの歳月を送った。”
-チャールズ・ブコウスキー(“92年6月23日 12:34AM”『死をポケットに入れて』中川五郎訳 より

2016/03/23

LAZY BABY KENI


ハニーパイ! 君はクレイジー 僕はレイジー
だからハニーパイ 今夜は踊ろう 
にたもの同志で ねえハニーパイ
ハニーパイ 軽いステップふんで
ほらほらそうだよ 軽くいこう
ハニーパイ 君は甘いものが好きでしょう?
ハニーパイ 君は一体何が好きなの?

“ケンちゃんのハニーパイ”  作曲:ポール・マッカートニー 変詞:井上ケン一

2016/03/22

祭りのあと


先週末の19日、土曜日に挙行した「PEOPLE'S PARK」に来てくれたみなさん、本当にありがとう。
正直に言って、自分の店の3周年なんてどうでも良くて、日々の営業で知り合い仲良くなった友人達と騒げればいいなーとしか思ってなかった。それでも、ね。ぞくぞくと集まってくる人たちから「おめでとー!」なんて言葉をもらって、ビールもおごってもらっているうちにチラッとよぎった。「もしかして、愛されてるのか。自分の店は?」と。勘違いかもしれないけれど、ほんの一瞬でもそう思えてよかった。懐かしい面々ともたくさん会えて本当に嬉しかった。

バカったれな大騒ぎ。来年もやったる。来れなかった人たちとも呑み倒したいもんね。
というわけで、これからもよろしく。店で、町のどこかで会いましょう。

2016/03/19

PEOPLE'S PARK -終了しました!-


" 3rd Anniversary party! "

「今年もやります! ピープルズ・パーク!

会場:
OctBASS&DISCOS
茨城県つくば市天久保1-5-4くいだおれ2号館1F

LIVE:
Y.I.M
Takatsuki / タカツキ with 大宮麻比古

DJ:
高木壮太 
EL CINNAMONS with SUSHIRAW
iz104iijima
KURITA
nang-chang
SPRA
tactsato
和田絢太郎

FOOD:

COFFEE:

日時:
3月19日 (土曜)
21時開場/開演 

料金:
2500円 (1drink込み)

企画:
PEOPLE BOOKSTORE

協力:
OctBaSS&DISCOS

***





おかげさまで、PEOPLE BOOKSTOREは来る4月で開店してからはや3年。実感としては「あっというま!」の一言です。ご愛顧いただいたお客様はもちろん、なんとなく気にかけてくれている方々にも本当に感謝しております。そして、当店の周年を口実に歌い、呑み、踊るためのパーティー、PEOPLE'S PARKを今年も開催することになりました。メインフロアのOctBaSSでは色とりどりの音楽を、併設のラウンジDISCOSには賑やかなDJ陣に加えて、食事、コーヒー、各種物販も用意します。合い言葉は「エンジョイ・ユアセルフ!」。一夜かぎりのこの公園で、好きなように遊んでもらえたら嬉しいです。(PEOPLE BOOKSTORE 店主)

GOOD BOOKSTORE&RECORDSHOP!


「飯島商店」
中古CD、バンドTシャツなど。

「中古レコードショップ レコードの虫(GOOD GROOVE)」
毎月10万枚以上のレコードを見ているレコードの虫ssm(GOOD GROOVE)による国内盤の中古レコードを販売。4月からPEOPLE BOOKSTOREでもレコードの委託販売を開始予定。6月にはオンライン・ショップもはじまります。
※公式HPhttp://good-groove.com/

「HOME MADE RADIO CLUB」
普段は、勝手にBGMCDをつくったりしながら、カレーを食べに行ったりして、遊んでます。あと、イラストも描いてます。当日は、背伸びをして、トートバッグとかZINEとか過去のBGMCDを持っていきたいと思いますー。よろしくです。風邪引かないようにしますー。DJがんばる。
※ブログhttp://tactsan.blog65.fc2.com/ イラストhttp://tac-chan.tumblr.com/

「シナモン商会」
①『EL CINNAMONS』Vol.2
横浜を中心に活動するブガルー歌手・チャーリー宮毛による概念、“シナモンフィーリング”が詰まった同人誌の第2号。
読めばあなたもシナモン感覚の虜!? PEOPLE BOOKSTOREもブックセレクト頁にて参加。700円。
②チカーノTシャツ(ホワイト/杢グレー)
情熱的でロマンティック、でもどこかイナタさも感じられるチカーノカルチャーの世界観を表現した一枚。
通称・チカーノT。デザインはイラストレーターとして活躍する沖真秀氏。2000円。
③『STREETWISE』創刊号
“街でいちばんの雑誌”を掲げて創刊されたフロム横浜な一冊。1000円。
④「SUSHIRAW」
上記同人誌にてカメラマンその他として活躍した謎の(?)男、SUSHIRAW(スシロ―と読む)。
彼が<PEOPLE'S PARK>用に制作した寿司にまつわるデビューZINE。料金未定。
※ブログhttp://office-flaneur.blogspot.jp/

2016/03/18

EL CINNAMONS、トニー李さんとの対話

design:oki masyu

彼は、突然やってきた。「こんにちは、トニー李です」と店にはいるなり挨拶をして、ボクにいろいろな質問を投げかけた。偶然居合わせた中村にも言葉を向ける。はじめこそ戸惑ったけれど、李さんの打つ相づちはリズム良く、質問も簡潔なのでボクらはべらべらと喋りまくった。彼はこの日の対話を記事にするつもりで来訪したらしく、レコーダーを回していた。そして、イベント前夜のこのタイミングで送られてきたのが、以下に綴るインタビューである。

記事の仕上がりは流石の一言。忘れていたけれど、トニー李さんは同人“シナモン感覚”誌『EL CINNAMONS』の敏腕編集長なのだ。のんびりと構えていた年末年始に彼に尻を叩かれ、ボクは必死にキーボードを叩いたんだった。李さん、本当にいつもありがとう。明日、ピープルズ・パークで会いましょう。


***


今年もまた<PEOPLE’S PARK>が開催されますね。

植田 去年はやけのはらさん(以下、やけさん)やVIDEOTAPEMUSIC)さん、それから思い出野郎Aチームの皆さんなどに出ていただいたんですが、それがすごく楽しかったので、周年を口実に今年もやりたいなって。

最初から「口実」って吹聴しているところが潔いですね(笑)

植田 周年イベントなんて柄じゃないし、恥ずかしいんです、本当は(笑)。でも、楽しいから。で、今回はやけさんと北沢夏音さん(以下、北沢さん)だけは最初から決めていて、そこから組み立てていきました。それこそ編集感覚というか、トニー李さんが同人誌をつくるように、イベントをやってみたいと思ったんです。例えば、ラウンジのDISCOSはマガジン内マガジンみたいな発想で考えていって。

特集がありつつ細かいコラム頁もある。グラビアもありますね(笑)。

中村 Y.I.Mのお二人ですね! 女性ラッパーなんて、今までの自分たちにはなかった要素ですよね(笑)。

では、改めて出演者のおさらいをすると、ライブ陣に井の頭レンジャーズ、Y.I.M、タカツキ。DJにはやけのはら、北沢夏音、高木壮太、サモハンキンポーetc。う〜ん、PEOPLEならではのラインナップですね。

植田 勿論、音楽のパーティではあるんですが、店の普段の営業に縁がある人たちとやりたいということが基本にはあって。トークイベントを行ったやけさんや北沢さんもそうですし、CDや雑誌を販売させてもらっている井の頭レンジャーズやEL CINNAMONSもそう。お店という基盤があって、そこで自然と繋がっていった人たちと場や時間を共有したいなと。

なかでもやけのはらさんと北沢さんは特別な存在ですか?

中村 北沢さんの『Get back,SUB!』に出会えたことは大きいですね。そこからPEOPLEでの北沢さんとやけさんによるトークショーが実現して、あの瞬間に種がまかれたというか何かが始まりましたね。

植田 やけさんにはメインフロアで出来るだけ長くプレイしてもらいたいなと思っています。で、北沢さんにはラウンジのヘッドライナーをお願いしているんですが、ちょうど数日前に張り切ったメールを送ってくれました。どういうスタイルでやってくれるのか楽しみです。

――北沢さんといえば、PEOPLE千年一日珈琲焙煎所が並ぶ星谷ビルの通りに“マジック・ストリート”と命名した張本人でもありますからね。

植田 一時期“マジック・ストリート”の七インチを作ろうという企画まで持ち上がったくらい。星谷ビルの守護天使ですね(笑)。

あとは何といっても今回の目玉は井の頭レンジャーズ。メンバーの素性って明かされているんでしたっけ?

植田 それが……実はぼくもいまいち把握できていないんですよ(笑)。吉祥寺とかで遊んでいる方たちなんですかね? この間、渋谷のwwwにライブを観に行ったときは、いせや闇太郎さんの席には××××××××××。井の頭レンジャーズって何なんだ? 誰なんだ? と確かめに来てもらえればと思います。楽しみにしていただければと。

先日公開された告知動画にも出演されていたタカツキさんに関しては、現在つくばに住まわれているんですよね?

植田 そうなんですよ。以前から地元で演奏できる方がいれば是非出てほしいと考えていたので、迷わずオファーさせてもらいました。今後もそういうことはやっていきたいなって。それを見ておれもラップがしたい、DJがしたいって子たちが出てきてくれたら嬉しいですよね。

ライブやDJ以外にもフードやドリンクも充実していますね。

植田 フードの<つくば食堂 花>には「土曜の夜丼」と「酔っぱらいの三種のつまみ」を用意してもらっています。「土曜の夜丼」というのは以前にぼくが企画した“サタデーナイトコンサート”ってイベントのときに出してもらったメニューで、今回も土曜日なので特別にお願いしました。しかし、土曜の夜っていい響きですね!

――そして、PEOPLEのお隣の<千年一日珈琲焙煎所>がコーヒーを出してくれると。

植田 店主の大坪さんは当初、深夜のクラブイベントということもあって、あまり乗り気じゃなくって。前回も結局遊びに来てくれなかったので、もう無理矢理来させるにはブッキングするしかないって。暴挙だと思っています(笑)。

――クラブで「コーヒーが飲める」という選択肢は新鮮かもしれない。朝方にコーヒーで締めるというのもよさそうですよね。

中村 朝までいない気がしますけど・・・(笑)。ラウンジはぼくともうひとりで担当するんですが、物販ブースでの出店もあって、そこではレコードやTシャツ、ZINEなんかを販売します。

――こうやって見ると多様な遊び方が選択できるというか、まさに「公園」という言葉がぴったりのパーティになりそうですね。

植田 ちょっとぶち込みすぎちゃいましたかね(笑)。ただ、つくばって街はまだまだ遊び方が確立されていないところがあって、「こういうのもありでしょ?」っていうのを提案できたらいいなとは思っています。いい大人がベロベロに酔ってたり、踊り狂っていたりするところに若者も交じってほしいな、と。そんな公園になったらいいですね。

――では、最後に一言。

植田・中村  気楽にあそびにきてくださいー!


2016/03/16

PEOPLE BOOKSTORE オリジナルTシャツ 2016!




“世界中に呼びかけよう
友だちに会う準備は整った?
夏よ、ストリートで踊るにはいい季節
シカゴでダンス、ニューオリンズからニューヨークへ
フィラデルフィアからボルチモア、そしてD.C.まで
だけどモーターシティのことも忘れないでね”
-マーサ&ザ・ヴァンデラス“Dancing in the street”

今年もつくりました! PEOPLE BOOKSTOREのオリジナルTシャツ。
これまでの定番色である白、杢グレーに加えてありそうでなかった黒を新たにつくってみました。これもなかなかカッコ良いじゃん! と手応えを感じていますが、いかがでしょうか。販売価格はこれまでどおり2500円(税込)。ボディはダルク・スタンダード、サイズはS・M・L・XLの4つです。ちなみにXLはごく少数しかつくっていませんので、お求めはお早めに。

今なら同じデザインのステッカーもつけますよ!

2016/03/15

週末思想


私が学生だった頃「土曜の夜」へのいき込みと高揚感はすごかった。
 一週間の仕事や学校から解放された人々が
 鬱屈や疲労をその一晩でこぞってチャラにする感じ。
 それをテーマにした音楽や映画も多かったし
 好景気もあいまってか、町はどこも賑やかで酔っ払いも多くて
 テレビやラジオも特別で、何か凄いことが始まりそうな気がする夜だった。
 まあ大体何も起こらずに、友人宅で哀しい朝を迎えたんだけれど。

 しかし、いつしか週休二日制の定着によりその熱も分散されて
 あのワクワクする「土曜の夜」感は無くなってしまった。

 世の中がメソメソしている。街が死んだふりをしている。
 こんな時こそ、いい音楽を生で聞こう。
 本を読んで映画を観て旅をして人と話して恋をして。
 終末思想なんかくたばっちまえ
 週末思想からやり直そうぜ。


“週末思想” 植田泰成(つくば食堂 花)

久々に読み返した、つくば食堂 花の植田さんによる“週末思想”。
やっぱり良いな。土曜の夜は思いっきり遊んだろうと思わされる、見事な詩だ。
今週末の「PEOPLE'S PARK」で、つくば食堂 花は「土曜の夜丼」と「酔っぱらいの三種のつまみ」を用意してくれます。
https://twitter.com/hana_tsukuba/status/708648690567675904

2016/03/10

『なnD 4』-再入荷しました!-


大好きなリトル・マガジン『なnD 4』が入荷しました。
どこから読んでいいのか困ってしまうほど良いネタばかりで、販売価格は864円(税込)。この値段もすばらしいなーと思います。
サイズもちょうど良いので、カバンに入れておけば長めの移動も飽きないでしょう。目的地に着かないでくれ〜となるかもしれません。
3本のインタビューを柱に様々な大きさのコラムがびっしり詰まった構成。以下に概要を転載します。

私、植田も拙文を寄稿しております!

***


「なnD4」
これからの柴田聡子(インタビュー) ※撮影=小林茂太
濱口竜介監督インタビュー 映画『ハッピーアワー』の舞台裏
GEORAMA2016
 粘土と踊るような気分で 畠中実
 小山田圭吾が語るビックフォード
 GEORAMA2016現在開催中 土居伸彰
 世界への贈りものとしてのビックフォード 生西康典
 すべてを物語る容貌 河合宏樹
 おはぎや粘土は柔らかい 五所純子
初台に、fuzkueあり。(インタビュー)
映画のウトピア2016 粉川哲夫×渡部幻
ゴダールを巡る談義 キデンセン
表紙からp.6のための作品(服をぬいでイスにかける) 近藤恵介
解毒の春 近代ナリコ
新宿1996/2016 迫川尚子
雑貨の耐えられない軽さ 三品輝起(FALL
東京EYE001 池袋景 ヨシムラヒロム
インスタ日記4 小林英治
coffee & something(コーヒーコラム)
 『コーヒーの人』編集後記 内沼晋太郎
 ふるまいたくて、屋台を持って 田中元子
 違いがわからない男 島村真佐利
 隣にある、変わった店 植田浩平
 台湾とコーヒーと私 檀上遼
frames(コラム)
本が醸されるのを待つ((よ)) 歌声とゆらぎ(岡ノ上鳥男)
赤子の帽子(イワフチメグミ) なぜ出版社をはじめるのか(森山裕之
シナモン世界(トニー李) 鳥番長の回顧録(大塚美保子)
あの世からのメッセージ(住康平) 前野健太さんの初小説(宮田文久
映画と酒の日々(月永理絵) 人を描く(nu
オッパ カンナミスタイル(こだまたけひろ) テニスファンのたしなみ。(グラスパーゆきこ)
傷を抱きしめて(藤井裕二) カルチャーのための語学を。(田中佑典
『女たち三百人の裏切りの書』の装幀のための近藤版《源氏物語絵巻》「東屋(一)」のこと(近藤恵介
バスク語と日本語の詩の邂逅(こヴィ) 『名画座手帳2016』への道(のむみち
台湾ブックショップツアー雑感(どむか) 記録映画と無力(寺岡裕治
シャウい2(谷内栄樹) おみせという容れ物(山口晋似郎
UHIRA UHIRA Recommend(高橋政宏) 個人的な東京へ向かって(ヨシムラヒロム
表紙挿画:近藤恵介


2016/03/09

3月9日の入荷



“思案に暮れたときはあせらないことだ。それをカブト虫のように頭のまわりを飛ぶままに飛ばせておけ。ただし紐だけはしっかり手に握っておくことだ。やがてカブト虫はくたびれて落ちてくるから、そのとき手にとって眺めたらいいのである。アリストパネスは劇中の人物にそういわせている。正確、痛切な比喩であり、名句の一つだと思われる。”
-開高健(“食べる”『白いページ』より)

3月9日の入荷です。
上に引いた開高健の文章にうなりました。この“食べる”が収録された『白いページ』は“角川書店の人生論”を冠に刊行されていた、新書判セミハード装のシリーズのひとつ。他には、遠藤周作『ぐうたら生活入門』、安岡章太郎『なまけものの思想』、吉行淳之介『軽薄のすすめ』などが並びます。これらを全部読んでみたいと思ったのは、「人生、面白半分(ハーフ・シリアス)が、いちばん、いい。」というキャッチコピーに惹かれたからかもしれません。

今日も良い本が入ってきました。早めに並べます。

※※※あなたの本、買い取ります!※※※
PEOPLE BOOKSTOREでは本の買取を行っています。
ご不要になった本、大切だけれど置き場所がない・・・という蔵書がありましたら、気軽にお声をおかけください。
お声がけはメールでも直接ご来店頂いても構いません。預かった本は出来るかぎり早く査定します。

2016/03/08

『浅田家』と『NEW LIFE』



どちらも、読みがいのある写真集だと思います。
写真家・浅田政志の『浅田家』と『NEW LIFE』が入荷しました。古書ですが、とても良い状態です。

2016/03/07

3月7日の入荷


3月7日の入荷です。
古書が日々入荷しています。告知が追いつきませんが、どんどん店に出していきます。

※※※あなたの本、買い取ります!※※※
PEOPLE BOOKSTOREでは本の買取を行っています。
ご不要になった本、大切だけれど置き場所がない・・・という蔵書がありましたら、気軽にお声をおかけください。
お声がけはメールでも直接ご来店頂いても構いません。預かった本は出来るかぎり早く査定します。

2016/03/06

Live at cox! -終了しました!-


" Live at cox! "

「阿部海太郎さんを迎えます。

会場:
cox / Shingoster LIVING
茨城県つくば市小野崎 448-1 tel:029-893-6075
http://shingoster.com/

出演:

日時:
3月6日 (日曜)
18時開場/19時開演 

料金:
E-mailでのご予約 :  info@shingoster.com
件名を「 3/6 阿部海太郎」として、必要事項を明記の上、お申し込みください。
1.お名前(代表者のフルネームをカタカナ表記にて)
2.ご予約人数
3.お電話番号
• ご予約申し込みメール受信後、数日以内に受付確認のメールをお送り致します。
• メール受信設定などでドメイン指定をされている方は、ご確認をお願い致します。
• お席に限りがございますので、お早めのご予約をおすすめいたします。

企画:
Shingoster LIVING 

協力:
PEOPLE BOOKSTORE×WINDBELL

***




阿部海太郎 Umitaro ABE

作曲家・1978年生まれ。
幼い頃よりピアノ、ヴァイオリン、太鼓などの楽器に親しみ、独学で作曲を行うようになる。
東京藝術大学と同大学院、パリ第八大学第三課程にて音楽学を専攻し、その頃から実験映画や舞台に作曲で参加するようになる。帰国後、シアタープロダクツのファッションショーや、D-BROSの映像作品、SOFINA beauté の広告等の音楽制作を経て作曲活動の機会が広がり、近年は、舞台、映画、ドラマなどの音楽制作のほか、アーティストやアートディレクターなど他ジャンルのクリエイターの作品制作に音楽で携わることも多い。

2016/03/05

WE GOT POWER!





“スタイルはどうあれ、すべては生か死かの断末魔。崖っぷちの真剣勝負。挫折。頓挫。失望。苦悩。気が触れるほどの重さも激しさも、おのれ自身との闘争による究極の激情そのものであった。地獄のツアーにより全米各地にシンパを増やし、解散後も支持者が後を絶たないBLACK FLAG。黒旗は死刑終了の合図ではなく、革命の狼煙だったのである。”
-行川和彦(“BLACK FLAG” 『パンク天国 3 -US PUNK&HARDCORE-』より)

パンク関連の書籍が入荷しました。
なんでしょうか。これらの本をひも解き、写真をながめるだけで自分の中でむくりと立ち上がる何かがあるんです。
アメリカはもちろん日本や北欧、南米大陸のパンク・シーンまで追いかけている人を知りました。好きである、ってのは本当にすごいことだと思います。そして、ボクはパンクスのローカルでありながらグローバルでもあるスタイルに感心します。金はなくとも、アイデアとガッツを持ち寄って、一つのGIGをつくり上げるんだろうなーと思うと、自分もやらねば! と身体がうずくんです。

2016/03/04

『スーパーローカルヒーロー』


映画『スーパーローカルヒーロー』監督の田中トシノリが書き下ろした、3.11以降の自身の成長を元にしたエッセイ本。映画では伝えきれなかったこと、上映して見えてきたこと等を綴ったあらたな作品。
映画を観た人も、これから観る人も必読な一冊! 

『スーパーローカルヒーロー』の監督・田中トシノリさんによる同名の書籍が届きました。
映画は尾道にあるCDショップ「れいこう堂」の店主、信恵勝彦さんを追いかけたドキュメンタリー。EGO-WRAPPIN'や二階堂和美、モアリズム、オーサカ=モノレール、ハンバートハンバートなどのミュージシャンを招聘するイベント企画者であり、震災後に福島の親子を尾道にまねく活動をつづける信恵さん。その口数の少ない“変わったオジサン”の背中を追いかけ、90分の映像にまとめあげた田中監督が制作にまつわる葛藤や喜びを言語化したのが、本書『スーパーローカルヒーロー』です。

読みながら、仕事とは? 金銭とは? と考えました。この本にはこれからの暮らしかたを考えるヒントがあるような気がします。田中監督が実践するお金を介さない物の交換、暮らしの獲得の方法も面白い。「ローカルだから、できること」。これもひとつのキーワードかなと思います。

販売価格は1620円(税込)。なんと、映画無料視聴権がついています。

***



監督の田中トシノリは、見た目はちょっと生意気。でも中身はナイーブな30代。
そんなトシの感性と創造性を目覚めさせたのが3.11だ。 
悩んだりへこんだりしながらも「生きる哲学」を探り続けるトシの成長物語は、
今の時代を「生きにくいな」と感じているすべての人に「自分の一歩を踏み出す」勇気をくれる。 


目次 

1章 3・11後、ロンドンから尾道へ 

2章 どこにでもいそうなオジサンはどこにもいないオジサンだった 

3章 映画が完成するまでの日々 

4章 東京ではなく尾道から発信する 

5章 それぞれがそれぞれの場所で平和をつくる 

ほか、未公開シーンの写真、人物紹介、 映画無料視聴案内など。
渾身の224ページ!! 


http://utashimasya.saleshop.jp/

2016/03/03

3月3日の入荷



3月3日の入荷です。
うつくしい風景がおさめられた雑誌『TRANSIT』と姉妹紙『BIRD』、可愛らしくも凛とした写真集やイラスト集が入ってきました。
昨日とおなじ告知ですが、3月6日(日)は、“Live at cox!”開催のため13時から17時までの短縮営業です。ご了承ください。

※※※あなたの本、買い取ります!※※※
PEOPLE BOOKSTOREでは本の買取を行っています。
ご不要になった本、大切だけれど置き場所がない・・・という蔵書がありましたら、気軽にお声をおかけください。
お声がけはメールでも直接ご来店頂いても構いません。預かった本は出来るかぎり早く査定します。

2016/03/02

3月2日の入荷



“絶望と一口に言っても、客観的には絶望とみなしうるのに、主観的にはそうでないこともある。絶望は、幸せ、不幸せと同じように、たぶん個人の思い方、感じ方によるものである。”
-金子光晴(“絶望とは、何か”『絶望の精神史』より)

3月2日の入荷です。
旅情をさそう文庫本がたくさん入ってきました。併せて、若い人たちにすすめたい翻訳物や哲学、思想に関する本もたくさん(すばらしき童貞本はさっそく旅立っていきました!)。毎度のことながらここに写っているもの以外にもあるので、それらはどんどんい店に出してます。均一箱にもいれてます。ビビッとくる本と出会ってもらえたら嬉しいです。

3月6日(日)は、“Live at cox!”開催のため13時から17時までの営業です。ご了承ください。

※※※あなたの本、買い取ります!※※※
PEOPLE BOOKSTOREでは本の買取を行っています。
ご不要になった本、大切だけれど置き場所がない・・・という蔵書がありましたら、気軽にお声をおかけください。
お声がけはメールでも直接ご来店頂いても構いません。預かった本は出来るかぎり早く査定します。

2016/03/01

『味の形』−完売しました!−


“たった15坪に毎日1500人もの利用客が訪れる大繁盛店、新宿ベルクの迫川副店長は、食べものの味覚を形として記憶できるという。食(レシピ)には著作権がない。だからこそ文化本来の姿をとどめている(『食の職』より)。そう主張する副店長が、味に形を見ている。そのことに、なにか腑に落ちるものを感じ、ぜひ話を聞いてみたいと思った。”
-インタビュアー(よ)

食べることは毎日のこと。そこには思考、創造の余地はない。
つい最近まで、ボクはそう考えていた。なんの理由もなく。今も、料理に関して言葉にできることはないけれど、食べることそれだけに限定すれば以前よりもずっと、おおきな思考の余地があるように感じている(とは言えそれは、目の前の料理を誰が、どうやってつくったのかと考えるのは面白いよなーという程度・・・)。それだけありふれていて、誰もに身近な“食”に関しての物差しを再考すべく創刊されたリトルマガジン『ferment』が届きました。本号では新宿駅にある「ベルク」副店長の迫川尚子さんへのインタビューを6万字にわたって収録。味覚を形で認識する、迫川さんのお話は食べることへの好奇心をまっすぐに刺激してくれます。

そもそもタイトルの、“ferment”とは発酵の意。その作用を食物だけでなく、人や社会、あらゆる事物に向けてみるとどんな景色が立ち上がるのか。その試みこそが、この小さな雑誌の発想の源のよう。「固定観念や、当然と思われている文脈から離れ、事物の細部を注視し、本質を直感して、別の何かを醸す。それを、文化的発酵、社会的発酵と呼んでみることにしました」と、発行人が語る通りに。

販売価格は864円(税込)。いろんな人に読んでみてほしい1冊です。