2016/02/29

Today's YouTube #166



2月28日の友部正人さん。素晴らしい演奏と朗読でした。

2016/02/28

友部正人 Live -終了しました!-

illustration / design:handpoint.

" Long may you run! "

「また、友部正人さんがやってきます。

会場:
つくば食堂 花
茨城県つくば市上野700-5
http://www.tsukuba-hana.net/

出演:

日時:
2月28日 (日曜)
17時開場/18時開演 

料金:
前売:3500円 / 宇宙船弁当付き:4000円
E-mailでのご予約 : mojomojo.people@gmail.com (担当:植田)
件名を「 2/28 友部正人」として、必要事項を明記の上、お申し込みください。
1.お名前(代表者のフルネームをカタカナ表記にて)
2.ご予約人数
3.お電話番号
• ご予約申し込みメール受信後、数日以内に受付確認のメールをお送り致します。
• メール受信設定などでドメイン指定をされている方は、ご確認をお願い致します。
• お席に限りがございますので、お早めのご予約をおすすめいたします。

企画:
つくば食堂 花

協力:
PEOPLE BOOKSTORE

***

友部正人 
1950年東京生まれ。'72年URCレーベルよりアルバム「大阪へやって来た」でレコード・デビュー。日本を代表するフォーク・シンガーのひとり。「一本道」は日本フォーク/ロック史に残る名曲と賞賛されている。現在まで22枚のオリジナル・アルバムを発表。
'74年、ランブリン・ジャック・エリオットの来日ツアーで共演。'75年の4thアルバム「誰もぼくの絵を描けないだろう」は当時芸大を卒業したばかりの坂本龍一がプロ初録音としてピアノで参加。'77年『おっとせいは中央線に乗って』以降、7冊の単行詩集を刊行。他に『ジュークボックスに住む詩人』など7冊のエッセイ集、2冊の絵本がある2000年から詩の朗読「no media」を開始し、4枚の朗読CD&DVDをプロデュース。
その旺盛なライヴ活動には、世代を超えた多くのファンが集まる。谷川俊太郎、井上陽水、坂本龍一、宇崎竜童、小室等、どんと、矢野顕子、仲井戸麗市、宮沢和史、甲本ヒロト、遠藤賢司、真島昌利、梅津和時、高田渡、宮沢章夫、峯田和伸、遠藤ミチロウ、青柳拓次、リクオ、田島貴男、三宅伸治、あがた森魚、豊田勇造、曽我部恵一、たま、シバ、松本隆、ふちがみとふなと、竹原ピストル、森山直太朗、YO-KINGなどベテランから若手まで友部正人を尊敬する多くのミュージシャンや詩人と共演。
2015年に第9詩集『バス停に立ち宇宙船を待つ』を発表 。

2016/02/27

日課


三時間、あと三時間しか生きられないとわかったら
ときどき、大きな息をするだろうな、
薄紅の爪の色でもじっと見ているだろうかな、
うろたえたりしなければいいがな。

三箇月、あと三箇月生きているとわかったら、
朝の牛乳を飲んでからカレンダーをめくる、
それが日課のひとつになるだろうな、
だれかに手紙を書くひまもあるな。

三年、あと三年生きられるとわかったら、
いままでに読んだ本を読み返して、
もう一度、おなじ青春を経験するのがいい。

その間は、人にやさしくしような。
夜の酒もほろ酔い程度にして、
日に三時間は、詩を書いていたいな。

“日課” 中桐雅夫 (『会社の人事』より)

2016/02/26

『Ragtime』


“テクノやハウスをかけ倒した夜のピークタイム
まるでそのルーツを掘り返すかのように
往年のロックやジャズを盛り込んでくる特有のスタイル
まさに「光のロックな時間帯」のカットアップになっている。
DJ光には「あー、サンタナってハウスなんだなぁ」と感嘆させる魔力がある。”

-三宅洋平(HAISAI RECORDS / 三宅商店)

from沖縄! 三宅洋平氏が運営するHAISAI RECORDSから、DJ光『Ragtime』が届きました。
本作は2009年の一夜の記録、DJ光による東高円寺「GrassRoots」でのプレイをマスタリングして収録したMix-CD。そもそもタイトルであるRagtime—ラグタイムとは、「19世紀末から20世紀初頭、クラシック音楽の手法や楽団編成が黒人音楽と融合して“Ragged Time(遅れたタイム感、テンポのズレ)”つまりダウンビートを強調し、より大衆的な酒場などでの楽しみとして、ジャズやポップス、ダンス音楽へと変化していった初の軽音楽のスタイル」(三宅洋平によるライナー・ノーツ“21世紀初頭、東京のラグタイム”より)とのこと。軽〜くジャンルを飛び越える選曲、それに伴う心地よいグルーヴは酒やなんかで力の抜けた身体を揺らすにはもってこいだと思います。春が近づきだんだんと暖かくなるにつれ、このCDはきっと生活に欠かせない存在になるんじゃないでしょうか。

販売価格は1980円(税込)。本作を気に入ってくれたのなら、わが町つくばのDJの選曲も是非ご体験頂きたい。
近所のCLUB/BAR「OctBaSS」では今年から学生割引をはじめています。キャッチ・フレーズは「1000円あったらCLUBへ行こう!」。

***



DJ HIKARU(BLAST HEAD)
「フリー・フォームを超えたフリー・フォームDJ」とも呼ばれる自由なセレクトとミックスで、縦横無尽にジャンルを超えた音世界を提示する日本を代表するDJ。2015年は、BOSS THE MC(THA BLUE HERB)のソロ作コンピレーションアルバムのミックスを担当。週末は、日本中のパーティシーンに呼ばれ続けている。
1997年よりDr.TETSUとのユニット「BLAST HEAD」としても活動。2007年までに6枚のアルバムをリリース。ジャンルを飛び越えたまさしくフリーな音楽観溢れるヴァイブスを放つマスターピースとして広くシーンに浸透し、CHARI CHARIやボアダムスのEYE、CALM等が絶賛。UAのアルバムにおける楽曲プロデュース等を手掛けてきた。

2016/02/25

『ハロー風景』


“ぼくは「知らない」をそっと持ち運ぶ。水のたっぷりと入った水瓶みたいに。「知らない」というのは、ひとりでゆっくりできる余白みたいなものだ。陽当たりのいい浴室にも似ているし、シーツを替えたばかりのホテルの部屋にも似ている。
-寸(『ハロー風景』編集人)

うるおいとお風呂の風景をスケッチした前号が当店でも好評だった、『ハロー風景』。
似たものを探すのがむずかしいこの冊子を象徴するのが、上にひいた言葉なのかなとボクは思っています。「知らない」と「余白」。ここから広がる感覚を写真と言葉で印刷物に落とし込んだのが『ハロー風景』なのではないか、と。ここで紹介する2号のテーマは「お湯」。写真家・阿部健さんと編集人・寸さんが大分県の別府と日田(温・泉・地!)でみつけた「うるおってる風景」をながめていると、なんだか心が静かになるような気がします。温泉にはいって、ビール片手にこんなところを歩きたいよなーと夢想してぼんやりしてしまいます。

販売価格は1728円(税込)。僅かですが、創刊号も在庫しています(2/29に完売しました!)。

2016/02/24

タバブックスの本



“育児日記『働けECD』から5年。写真家・植本一子が書かずにはいられなかった、結婚、家族、母、苦悩、愛。すべての期待を裏切る一大叙情詩。”
-『かなわない』

“ミニコミ「恋と童貞」「野宿野郎」編集長 日本全国をおどり歩く。 秘境、奇祭、復活踊りに現代音頭、みんなたのしい盆踊り!
人見知り男子とリズム感不安な野宿女子が、なぜかはまった盆踊り。各地の盆踊りの輪に入り、踊り好きの先達やあたらしく踊りをつくる人たちの話を聞き、ますますその魅力のとりこになっていく——読めばもっと知りたくなる、そしてきっと踊りたくなる1冊です。”
-『今日も盆踊り』

タバブックス刊行の書籍を2冊、仕入れました。
植本一子『かなわない』と小野和哉・かとうちあき『今日も盆踊り』。どちらも著者は自分と同世代の方々です。だから、というわけではないのでしょうが、読みはじめると止まらない。不思議な吸引力があるように思います。とくに植本一子さんの『かなわない』は冒頭の“遺影”から一気に引き込まれ、正直ヤバイと感じました。ここまま一日読んでしまうぞ、と。「読みだしたら止まらない」という末井昭氏の推薦文どおりの文章力。脱帽です。

販売価格は『かなわない』が1836円(税込)、『今日も盆踊り』は1728円(税込)です。

2016/02/23

『ミラーボールの神様 EP』


思い出野郎Aチームの新作7インチ・シングル『ミラーボールの神様 EP』が入荷しました!
表題曲“ミラーボールの神様”をそれぞれEnjoy Music Club、asuka andoとコラボレーションした両A面仕様です。販売価格は1600円(税込)。あわせて、3月12日に代官山LOOPにて開催されるリリース・パーティーのチラシも届いています。これまた良いセンスしてるな〜と思わず唸った、素晴らしい仕上がりです。

今年も思い出野郎とつくばで遊びたい! この曲を生で聴きたいんだ!

***



2015年2月にmabanuaプロデュースのデビューアルバム『WEEKEND SOUL BAND』をリリースし、各地で話題沸騰、フジロックを始めとする数多くのフェスティバル、イベントに多数出演、フロアを沸かせ続けた最高のファンクバンド、思い出野郎Aチーム。
待望の新作は、昨年リリースされた7インチ『TIME IS OVER』のカップリングでリリースされ、ライブでも必ず披露されているダンスナンバー「ミラーボールの神様」を、話題のヒップホップユニットEnjoy Music Club、極上のレゲエシンガーasuka andoとコラボした両A面7インチシングルです!iTunesではオリジナルverを含む3曲の配信も決定しています。

また、3月12日(土)には代官山LOOPにて、思い出野郎、EMC、asuka ando、DJミラーボールの神様が出演するリリースパーティーの開催も決定しています。

2016年も最高のパーティーの中心には思い出野郎が!

2016/02/22

『アルテリ』創刊号


“熊本には、石牟礼道子、伊藤比呂美、坂口恭平という
生命にみちたことばの発信者たちがいます。
彼らもこのささやかな文芸誌に手を差し伸べてくれました。
彼らが喚起する世界を受け継いでゆくことが出来る雑誌にしていきたいと思っています。”

-『アルテリ』編集人

熊本から、気骨のある文芸誌『アルテリ』が届きました。
熊本在住の思想史家・評論家である渡辺京二さんの言葉をきっかけに集まったのは、詩人、作家、疫学者、花人、個人店主、パート、小説家と、幅広い肩書の今を生きるひとびと―——それぞれが同じ紙の上で声を発しています。ボクがまず読んだのは本誌の編集長であり、「オレンジ」と「橙書店」店主の田尻久子さんによる“弱者の文学”。声高でなくとも力強い、とても良い文章でした。

記事のあいだにはさまれた、1ページ広告もさりげなく存在していて(当たり前に、いる感じ)好ましいです。
お金は必要だけれど、なによりも大事なのはハートである。そう自然に思わせてくれる媒体は多くありません。だから自分の店で、この『アルテリ』を扱えて嬉しく思います。販売価格は972円(税込)。サイズは小さいけれどずっしりした内容で、ボディ・ブローのようにじわじわと効いてくるんじゃないかと思います。

***

『アルテリ』  定価 900円+税
A5版 全136P オールカラー


「熊本から雑誌を出そう。」
渡辺京二さんの一言で、熊本にゆかりのある作家や、文学を衰退させたくないという
思いを持つ者たちが集まり、雑誌『アルテリ』をつくりました。
「アルテリ」とは、「職人の自主的な共同組織」を意味する言葉。
何にも縛られない、自由な書き手のささやかな発信の場でありたいとの気持ちを込めて。
これまで数々の雑誌を手掛けてきた渡辺京二さんにとって、
もしかすると最後の雑誌になるかもしれません。
その思いを末永く受け継ぎ、文学の衰退に少しでも抗っていきたい、
そう願ってはじめました。



<アルテリ編集室>

熊本市中央区新市街6-22 橙書店内
tel/fax 096-355-1276(橙書店・orange)
http://www.zakkacafe-orange.com/blog/


2016/02/21

2月21日の入荷



“アメリカは言う———やるな(Don't)! と。
イッピーは言う———やっちまえ(Do it)!と。
-ジェリー・ルービン(“われわれの指導者は満7才”『DO IT! -革命のシナリオ-』より)

2月21日の入荷です。
いつもながら、写真に撮ったもの以外にも良い本が入ってきています。雑誌や絵本もまとめて売って頂いたので、それらは改めて紹介します。
今週末は友部正人さん、来週末は阿部海太郎さんと近所でのライブもつづきます。どちらもきっと良い夜になるでしょう。それぞれのご予約もまだ受け付けています。気軽にお問い合わせください。

※※※あなたの本、買い取ります!※※※
PEOPLE BOOKSTOREでは本の買取を行っています。
ご不要になった本、大切だけれど置き場所がない・・・という蔵書がありましたら、気軽にお声をおかけください。
お声がけはメールでも直接ご来店頂いても構いません。預かった本は出来るかぎり早く査定します。

2016/02/20

『バス停に立ち宇宙船を待つ』


“友部さんの詩は、僕の友達です。
あいつはいつも、風に吹かれるように部屋へやって来て、ひとりぼっちの僕の隣りに座る。
なんにも言わないでくれてありがとう。”

-峯田和伸(銀杏BOYZ)

2015年に発表された、友部正人の最新詩集『バス停に立ち宇宙船を待つ』が入荷しました。
「還暦を過ぎた今も、友部さんは初めて会った20代のころと変わらない。マンハッタンで会っても、杉並区で会っても同じ友部さん」と詩人を素描するのは、谷川俊太郎さん。ボクが友部さんとはじめて会ったのは一昨年だったから、もちろん20代のころは知りません。だけれど、ここで谷川さんが言うことにまったく同意できる気もするから不思議です。自然に、やさしく、ときに鋭く。話し手の目をみながら、丁寧に耳を傾けてくれた姿をボクは忘れることができません。

ナナロク社から刊行された本書は、ちょうど良い大きさで気楽に持ち歩けます。カバンに入れても、重さを感じることはないでしょう。
それでも、この本を開けば、まだ見ぬ世界の風景を覗くことができるはず。是非、あちこちに持ち歩いてほしいと思います。

販売価格は1620円(税込)。来週末の28日に迫ったライブもお楽しみに。

***


“歌う詩人”友部正人、初めての完全書き下ろし詩集!
「ニューヨークにいる間は、毎日のように詩を書いた」という著者の
5年ぶりの新詩集です。
35篇の新作詩とあとがきを収録しました。
ブックデザインは大島依提亜。
軽くて開きやすいPUR製本を採用。
本文には、折ごとに異なる7種の紙を使用し、
パラパラとめくると虹のような色の変化を楽しめます。
側面は「三方金加工」でまぶしい金色に輝いています。
『バス停に立ち宇宙船を待つ』 友部正人
装画:鈴木いづみ
ブックデザイン:大島依提亜
判型:B6変型 PUR製本 本文112ページ
価格:1,500円+税
発売:2015年3月
ISBN:978-4-904292-57-0

2016/02/18

作品集と、生け花教室




昨年の9月に入荷した『小春丸作品集』を引き続き販売しています。
小春丸さんによる生け花教室は世田谷区深沢「Jikonka」で、7月までのスケジュールが決まっているそう。是非、お出かけください。
その他にも東京のショッピング・ビルやデパートでも花を生けると聞いていますが、詳細な情報はまだわかりません。

※2/19追記
渋谷パルコPART1 4Fでの「ベストショップ・チャレンジ」会期中、25日と26日に花を生けるとのこと!
https://www.facebook.com/bestshopchallenge/

***

小春丸生け花教室 1月-7月
開催日時2016
1月23日(土) 12:00終了
2
月13日(土) 12:00終了
3
月12日(土) 12:00
4
月 9日(土) 12:00
5
月14日(土) 12:00
6
月11日(土) 12:00
7
月 9日(土) 12:00
開催場所Jikonka TOKYO〒158-0081 東京都世田谷区深沢7-15-6Map)受講料5,000円+花代お問い合わせ03-6809-7475

2016/02/16

武蔵野 One Jona3 Orquesta


“武蔵野・One・Jone3・Orquesta”を略して、M.O.J.O。
吉祥寺のクーーールなバンド、M.O.J.Oの7インチ『SeeDilla / Hol'up』が入荷しました。なんとメンバーが直接、この店まで届けてくれました。彼らの音源を一聴して思い出したのは犬式の『Life is Beatful』に収録された名曲“真冬のラスタファリズム”(この季節と地名が脳を刺激したのかもしれません)。共通するのは独特のライミングかなと思いますが、このレコードに刻まれた音はずっとスマートで軽やかです。友だちとの遊び場でこんな音楽が流れていたら、「これ誰?」とぜったい聴くだろうな。

J DillaやMOCKYが好きな方、CAT BOYSや井の頭レンジャーズがどうにも気になる、なんて方々におすすめします。
販売価格は1404円(税込)。遠くないうちに、彼らをつくばに招きたいなあと思っています。




2016/02/15

最近の「本屋ブルッックリン」




当店の社外監査役的ショップ「本屋ブルッックリン」のここ最近。
久々にまとめて入荷があったようです。中川幸夫、安井仲治、ステンベルグ兄弟、バンクシーがおすすめとのこと。
それらがもっと細かく紹介されているブログはもちろん、日々動きのあるウェブ・ショップもご注視ください。良い本が、良い値段で販売されていますので。問い合わせ多数のオリジナル・グッズもただいま待機中。本と合わせてご期待ください。

あ! ギャングスタ・ビッチもお忘れなく!

2016/02/14

TACOMA FUJI RECORDS新作Tシャツ受注会 -終了しました!-


今年も開催できることになりました! 
着ていてうれしいTシャツ・レーベル「TACOMA FUJI RECORDS」の新作Tシャツ受注会を今週末13、14日に行います。五木田智央、ジェリー鵜飼、鈴木聖、峯崎ノリテル、マット・レイナス五氏による新作デザインのサンプルを手に取ってご覧頂けます。サイズ感や色ののり方、毎度ながらの程よく力の抜けたグラフィック・デザインを是非その目でお確かめください。「おお! こうきたか!」なんて声が聞こえるであろう驚きの型もございますので、どうぞお楽しみに。

開催日時は以下のとおり。お問い合わせは私、植田までお気軽にメールをください!

***

「TACOMA FUJI RECORDS SAMPLE PREVIEW 2016」
開催日:2月13日、14日
時間:15:oo-22:oo(13日)、13:00-16:00(14日)
会場:PEOPLE BOOKSTORE つくば市天久保3-21-3 星谷ビル1-E


WHAT IS TACOMA FUJI RECORDS?

TACOMA FUJI RECORDSは、良質な音楽の紹介を目的としたレーベルです。
が、その実態はクリエイターがデザインやディスコグラフィーまでもを創造した「実在しない音楽」のマーチャンダイズをプロダクト化するレーベルです。なので当然音楽が売っていません。ですが、その一方ではレーベルの趣旨とは関係なく実在する国内外のグラフィック・デザイナーやアーティストのTシャツを突然リリースしたり、実在するミュージシャンのグッズの企画、製造、プロデュース等も行っています。

代表 渡辺友郎 (TACOMA FUJI RECORDS / Lodge ALASKA)

約10年間レコード・メーカーにて、ビジュアル・プランナー/コーディネイターを務める。
2007年クリエイティブ・プロダクション「Lodge ALASKA」設立。
2008年、「面白い人達と楽しく仕事したい。 Tシャツ好きだし。」と思いたち TACOMA FUJI RECORDSを発足。

2016/02/13

『二〇一二』と『comic ミツザワ』



“今やこんな人ほとんどいない。
好きなものにただ熱中する人はやっぱり凄い。
本当に夢中になっていたら自分をコマーシャルしているヒマはない。”
-田口史人(“二〇一二”『二〇一二』より)

円盤から、すごい本が届きました。
出るぞ出すぞと聞いていたので、ボク自身とても楽しみにしていた店主・田口史人さんによる渾身の著作『二〇一二』がついに入荷。2008、2011、2012、2015年の四部構成でその内容はインタビュー・日記・独白と多岐にわたり厖大な言葉が印字されています(日記の分量がだいぶ多いですが)。2003年にはじまった円盤独自の哲学、いっさいの流通に頼らない理由とそのための工夫などなど、おなじ時代に個人店を運営している立場としてはグサグサと刺さる言葉ばかり。読んでいてつらくはなりませんが、並行して走る思考が止まらないので、ボクはゆっくり進んでいこうと思っています。半端じゃない文字数はズバリ27万字とのこと。円盤ではたらく見汐麻衣さんの巻末エッセイ“逡巡”も現場での実感から書かれたよい文章です。

もう1冊がぶっ飛んでます。円盤発の漫画&エトセトラ雑誌の創刊準備号『comic ミツザワ』。これは田口さんが「だいぶスカムです!」と語るとおりの内容です。アンチ・ブラッシュアップという心意気に脱帽。執筆陣は飯田華子、つるんづマリー、こいけぐらんじ(シラオカ小池喬)、エーツー、ペリー(初恋レコード)、酒井己詳、アニュウリズム、ゑでぃ鼓雨磨(ゑでぃまあこん)、深浦亜希(絵)、北村早樹子(小説)、見汐麻衣(エッセイ)、フローズンマリー(三宅ヤスコ)の占い、です。

それぞれの販売価格は『二〇一二』が2484円、『comic ミツザワ』が540円です(共に税込)。
どちらも円盤による自主制作の書籍なので、一般の書店には並ばないとのこと。

2016/02/12

「NEIGHBORHOOD」-終了しました!


当店でも販売している、『くまさんどこかな?』が好評の高橋香緒理さんから個展の案内が届きました。
会場は原宿の絵本が読めるカフェ「SEE MORE GLASS」。言わずと知れたお店です。会期は21日から26日までの5日間、日曜日から金曜日まで。
高橋さんの絵本の原画にくわえて、その世界をもうすこし描いた新作も展示予定とのこと。

以下に開催概要を記します。

***


原宿にある絵本の読める喫茶店、シーモアグラスさんで展示をさせていただきます。
昨年インドTaraBooksより出版した、絵本「Knock! Knock!」*の原画と併せて、
絵本の舞台となるアパートメントの外の風景を
登場人物と関係させながら描いてみようと思います。
*(邦訳版「くまさんどこかな?」河出書房新社)

高橋香緒理 個展 kaori takahashi solo exhibition
"NEIGHBORHOOD"
 
2016/2/21/sun. - 2/26/fri.
12:00-18:00(sun.14:00-18:00)
 
cafe SEE MORE GLASS
 東京都渋谷区神宮前6-27-8京セラ原宿ビルB1F
 B1F, Kyousera Harajuku Bld., Zingumae 6-27-8, Shibuya-ku, Tokyo, JAPAN
 ※ ワンドリンクのオーダーをお願いします。
  → www7b.biglobe.ne.jp/~seemoreglass/

2016/02/11

速報:Live at cox! -Umitaro ABE


先月末に開催して好評をはくした“Live at cox!”。はやくも次なる企画の告知をすることになりました。
この度お迎えするのは、阿部海太郎さん。ファッション・ショーや映画、舞台、ドラマ等での音楽制作で知られるピアニストです。
開催日時は3月6日日曜日、19時からで料金は3000円。ご予約、お問い合わせはシンゴスター・リビングまで、お気軽に。お早めに。

***



Umitaro ABE - Cinemashka, Chika-Chika Cinemashka


「Live at cox! 阿部海太郎」

・日付:3月6日(日)
・会場:cox / Shingoster LIVING
・開場/ 開演:18時/19時 
・料金:3000円
・住所:茨城県つくば市小野崎448-1 029-893-6075
・ご予約・お問い合わせ: Shingoster LIVING info@shingoster.com


2016/02/09

『Reading to Hear』


岩村竜太による読書のための音楽作品、『Reading to Hear』が入荷しました。
販売価格は2592円(税込)。しずかな朝、夜のふかい時間にながすと時間の流れ方が変る気がします。

***




本を開く時、小説のはじめの一行に心ときめく時、写真集を開いたビジュアルに釘付けになる時、哲学書の一文に頭を悩ませる時、
古本屋の棚にあった背表紙にひっかかた時、なにげなく入った書店で新たな本に出会った時、
僕たちの頭のなかではきっとステレオのスイッチを押すようにそれぞれのBGM が流れ出す。
それぞれの文体にはつねに音があり、音のなかにも物語があるからである。
hear は、意識しなくても何かが聞こえてくる、という意味でありlisten は、意識して何かを聴こうと集中する、という意味。
二つの単語の違いからもわかるように、このアルバムに作家が込めたReading to Hear というタイトルには意図的に聞くというよりは偶然はいってくる何かを意識しています。本のページを開く時にかすかに響く紙の擦れる音のように、意図されないノイズと重なり合ったり、本と生活の間の空間に寄り添いともに変化して行くものになってもいい余地を残しています。
ひそやかに鳴らされる音は、場所や環境や人でた絶えず変化して行く衣服のようでもあり、
身体で感じる変化とともに内にも外にも開き
向かいあう人それぞれのフレーズを絶えず含みながら環境を作っていく。

Reading to Hear / Iwamura Ryuta
1.Reading to Hear / 231.1
2.Reading to Hear / 557.6
3.Reading to Hear / 113.2
4.Reading to Hear / 908.5
5.Reading to Hear / 445.7
6.Reading to Hear / 383.3
7.Reading to Hear / 724.7
ROND-29 RONDADE
Reading to Hear / Iwamura Ryuta
¥2,400+tax
Design by Noritake

2016/02/08

速報:PEOPLE'S PARK!

illustration:books brooklyn 

今年もやります! 当店の周年を口実に歌い、騒ぎ、呑むための催し!
会場は移転した「OctBaSS」と併設の「DISCOS」。詳しいことは改めて報告しますが、まずは開催するぞ! という宣言です。
3月19日、その日は三連休初日の土曜日です。思いっきり遊びましょう。酒はもちろん、食事もコーヒーもありますので。これは、近場では、ありそうでなかった遊び場かなと思います。PEOPLE'S PARKは公園? 広場? 河川敷? とにかく、好きなように楽しんでもらえたら嬉しいです。

上のイメージ画像は昨年つかったもので、今年の絵はただいま作成中です!

***


「PEOPLE'S PARK」

・日付:3月19日(土)
・会場:OctBaSS / DISCOS
・開場/ 開演:21:oo
・料金:2500円
・住所:茨城県つくば市天久保1-5-4

・出演:井の頭レンジャーズ、Y.I.M、やけのはら(DJ)、北沢夏音 and more!!!!!!!

2016/02/07

『僕は、太陽をのむ』



“毎朝の散歩の途中、太陽を食べるように大きく口をあけて深呼吸をする。夏は、やけどしそうになり、冬は、体が温まる。これは、僕が絵を描く準備でもある。あるとき絵にして、この本の名前にもした。”
-牧野伊三夫

この表紙画に、このタイトル。参りました。
画家・牧野伊三夫による画文集『僕は、太陽をのむ』が入荷しました。ボク、個人的には完璧な判型だと思っている「港の人」が発行する「四月と十月文庫」の最新刊です(手触り、紙の柔らかさ、ちょうど良い大きさ・・・どこにも文句をつけられません)。まだ、しっかりと読めていないので内容に関しては書けないのですが、絵と同じように力強く爽爽とした牧野さんの語り口にぐっと引き込まれる予感がします。なんて書いていて浮かんだのが葉山の友人。彼とならこの本を肴にして一杯、いやはや十杯くらいは呑めそうです。

同じ「四月と十月文庫」シリーズの『装幀のなかの絵』、『えびな書店店主の記』も在庫しています。販売価格はどれも1296円(税込)。

***



僕は、太陽をのむ

四月と十月文庫6

牧野伊三夫

四六判変型/並製本/カバー装/本文152頁

1,200円(本体価格・税別)
 ISBN978-4-89629-307-4 C0395

おお、小倉の街よ。

石飛、また工場の帰りに角打ちで一杯やっているのか。
丸くなった腹を自慢しているんだろう。
おまえは高校時代は野球部のエースだった。
丸刈りで、授業中は寝てばかりしていたな。
知っている人はいないだろう。

おお、小倉の街よ。

父さんは今日も、ぬか床をまぜているだろう。
サンショと赤唐辛子のきいた、
あの、きゅうりのぬか漬け。
母さんのなすびのみそ汁。
いつだって食べたい。
めしを腹一杯かきこみたい。

おお、小倉の街よ。

順二、教頭就任おめでとう。
いたずら坊主のおまえが、立派になったなぁ。
いたずら教頭なんて呼ばれないように気をつけろ。
『四月と十月』は今年で八年目だよ。
お互い、いくつになっても絵筆だけは手放すまいな。
……(以下略)

http://www.minatonohito.jp/products/178_02.html

2016/02/06

『おいでよ、小豆島』


平野公子さんが本をつくった。すごいなあと、素直にそう思う。

公子さんにはじめて会ったのは、2012年9月のこと。せっかちな性分が導いてくれたスタジオイワト、小島武展でのことだった。その日のことをブログにも書いているけれど、ボクは小島武さんを北沢夏音氏による名著『Get back,SUB! あるリトルマガジンの魂』で知った小島素治さんと勘違いしたまま会場に足を向け、その場で取り違えに気がついた(赤くはならなかったと思うのだが、穴があったら入りたかった)。でも、そのおかげで小島武さんの厖大な量の仕事に直に触れることができたし、公子さんと出会うこともできたのだ。そう、併せて書いておくと、ボクはイワトが平野甲賀・公子ご夫妻が営む場所とも知らなかったので、缶ビールをご相伴にあずかりながら、お話をきいて驚いた。まさか、まさか目の前にいるご夫人が甲賀さんの奥さんであり太呂さんのお母さんだとは! CINEMA dub MONKSを好きだなんて! ああ、今思い出してもあの夜は本当に楽しかった(このことがきっかけになり、後に北沢夏音さんとも知り合えたのだった)。

だから自分の店に、公子さんのつくった本を並べることが出来て本当に嬉しいです。
当たり前ですが単なるガイド本ではありません。でも、この本を読めばきっと小豆島に行ってみたくなりますよ。
販売価格は1404円(税込)。お手頃な値段もいいなあと思います。

2016/02/05

『SHUKYU Magazine 2』


昨年創刊されたあたらしいサッカー雑誌『SHUKYU Magazine』の最新号が入荷しました。
今号の特集は「BODY ISSUE」。前号よりずっと、多彩な誌面になっていますので、まずは手に取ってみてください。販売価格は1620円(税込)。

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SHUKYU Magazineは、2015年に創刊されたフットボールカルチャーマガジンです。毎号ひとつのテーマで特集を組み、選手・クラブ・食・建築・道具から印刷物まで、ゲームの背後にあるあらゆる現象を独自の視点で読み解いていきます。

創刊号のテーマ「ルーツ」に続き、2号目のテーマは「身体」です。日々のトレーニングやユニフォーム、スパイクなどの道具といったプレーに直接関係するものはもちろん、食事や医療など、普段の生活の中における様々なものからも身体は直接影響を受けています。

サッカーの未来を考える上で、この特集内にヒントが隠れているかもしれません。身体が持つ新たな可能性を一緒に探しにいきましょう。

BODY ISSUE | 身体特集

特集
010―ブラインドサッカーの可能性
020―Body Language
026―香川真司 (ボルシア・ドルトムント)
032―谷田亮太
034―丸岡満 (セレッソ大阪)
037― Shinji Dream
040―ピッチにしゃがみ込む10の方法
046―日本代表シェフ 西芳照
064―Designing Body - 義足とサッカー -
068―ドーピング!? ワールドカップ初優勝と西ドイツ代表の代償
076―スポーツ医療における漢方薬の可能性
080―相澤陽介 (White Mountaineering)

コラム
006―Six Yard Box - サッカーの構造 -
008―蹴球和菓子
009―味気ない我らが街に悦びを
025―駒沢オリンピック公園陸上競技場
054―Jヴィレッジ福島 2015年 秋
088―MATCHDAY - FC 琉球 × Y.S.C.C.横浜 -
096―国立競技場 2015年2月
102―国立競技場 × カリモク
112―村上虹郎
116―How To Play Association Football
122―Football City Pattern –Berlin–
126―日本 フットボールアーカイブ vol.1

コントリビュータ
Adrian Mangel・Alice Tye・Ben Ferry・Gottingham・Hans van der Meer・Juliander Enßle・Paul Lehr・Prototyping & Design Laboratory・三田村亮・中山庸子・井上嘉和・伊藤亜紗・伊達伯欣・堀部美奈子・大森克己・嶌村吉祥丸・平野太呂・松本昇大・牧口英樹・角尾舞・野田努・鈴木親・高杉桂馬